レース展望・予想

ナムラグローリー重賞連勝なるか「北國王冠」(金沢)

2009/11/14

金沢の最長距離で争われる重賞「第57回北國王冠」(2600メートル)が11月15日(日)のメイン第10レースに行われます。

昨年はノーブルシーズ(牡4、松野勝己厩舎)が大逃げを打ち、3歳ながら古馬のビッグタイトルを制して驚かせました。今年もノーブルシーズの参戦はありますが、休み明けの前走が最下位とあまりにも負けすぎ。底力の高さから今回の評価は難しいところですが、名古屋の名手・安部幸夫騎手のリードでどれだけ巻き返せるかがポイントとなります。

対して順調さが目立つのがナムラグローリー(牡5、藤木一男厩舎)です。オータムスプリントカップを制してから評価はうなぎ上りで、1900メートルで行われた前走のA1組も直線外から一気に突き抜け圧勝でした。ここを目標に調整を積んできており、長丁場で折り合いを欠くことさえなければ、重賞2勝目は目前です。

ビッグドン(牡9、加藤和宏厩舎)は前哨戦となった1700メートルのA1組で久々に追い込みを決めて、古豪健在を印象づけました。3年前にこのレースを制した時から見れば年齢的な衰えは隠せませんが、長く使える末脚が十分に生かせる長距離戦だけに復活劇もありそうです。

タカラトゥルー(セン5、金田一昌厩舎)は前哨戦のA1組でビッグドンの3着に敗れはしましたが、ハナに行かされる苦しい展開ながらよく粘っていました。JRAで2100メートルの経験もあるだけに、マイペースで先行できれば押し切っても不思議ではありません。

(文/中日スポーツ・瀬川剛司)


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