レース展望・予想

久々でも態勢万全チャンストウライ「楠賞」(園田)

2009/11/03

4日(水)のメイン第11レースに、兵庫デビュー馬限定重賞「第48回楠賞」(1870メートル)が行われます。

チャンストウライ(牡6、寺嶋正勝厩舎)は7月16日のオッズパークグランプリ2009(1400メートル)以来ですが、距離が1870メートルになって中心は動きません。2度の剥離骨折を克服し、3歳時には兵庫ダービー、菊水賞を制し、5歳になった昨年2月にはJRA馬を相手の佐賀記念JpnIIIをレコード勝ちしています。追って味のあるタイプですので、スピードが要求される1400メートルよりも2000メートルを超える距離のほうがベター。今回の1870メートルは、兵庫ダービーとJBCクラシックJpnIで経験しています。10月26日の能検は2番手以下がちぎれ単走になったために1200メートル1分19秒4と時計は出ませんでしたが、直前の追い切りで仕上げは万全でしょう。実績、距離からも馬齢戦なら負けられません。

連争い上位は3歳馬2頭です。中でも前走コウノトリ賞では1番人気カラテチョップに6馬身差をつけ逃げ切ったキヨミラクル(牡、森澤憲一郎厩舎)が対抗格です。重賞レースで銀(2着)が続いたウサを晴らした一戦でした。もう1頭のオキナワニキセキヲ(牡、森澤友貴厩舎)は、JRA3歳未勝利との交流戦を2、6、2着後の前走自己条件B2で逃げ切っています。今回は地元デビュー馬限定戦ながら、一気に古馬オープンと対戦する3歳両馬に馬齢戦では条件的に厳しいです。

昨年、兵庫ダービー、3歳限定戦だった楠賞を制したバンバンバンク(牡4、田中範雄厩舎)、摂津盃など重賞3勝のグレートステージ(牡7、曾和直榮厩舎)のほうが実績では上位ですが、現況は復活の兆しの域を出ません。

(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)



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