レース展望・予想

3歳コンビが一歩リードか「さそり座特別」（名古屋）

2009/11/15

11月16日（月）のメイン第10レースは「さそり座特別」（B級1組・1600メートル）です。

パラダイスデイ（牡3、角田輝也厩舎）は近況3連勝と勢いに乗っています。初の古馬との対戦だった前走も、特別戦ながら2着に5馬身差をつけて圧勝。能力の高さを証明しました。引き続き気配は上々だけに、ここでも上位争い必至でしょう。

バルバロッサ（牡3、斉藤弘光厩舎）も転入戦だった前走のB級2組戦で、他を寄せ付けずに逃げ切りました。今回はメンバーが強化されて、楽には逃げられないかもしれませんが、JRA時の走りからみても直線の粘りはなかなかのもの。勝負を互角に持ち込む可能性は十分です。

エーティーダビンチ（牡4、原口次夫厩舎）も前走の転入戦の走りが光りました。ポンとハナを切るとスピードの違いを見せつけて逃げ切り勝ち。ひと叩きして気配はさらに上がっています。流れに乗れば首位争いに加わってきます。

イエローファイト（牝5、藤ケ崎一男厩舎）は2走前のB級1組特別の勝ち馬。前走はスムーズな競馬ができずに6着に敗れましたが、この一走だけで評価は下げられません。

ノボバウワー（牝5、櫻井今朝利厩舎）は末脚の切れで勝負をかけてきます。これだけスピードのある馬がそろえば、展開は有利に運べそうです。

このほか好調を維持しているミススターリング（牝4、山本功厩舎）や、自在に動けるリュウグレイド（牡4、今津勝之厩舎）、安定感が光るオンワードファイン（牡4、宮本仁厩舎）ら伏兵陣も個性派がそろって激戦模様の一戦です。

（文／中日スポーツ・外山謙一）


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