レース展望・予想

格上挑戦も3歳二冠馬カラテチョップに注目(園田)

2009/11/11

12日(木)のメイン第10レースに「香美町松葉ガニ特別」(A1、1870メートル)が行われます。

現在はA2格付ですが、今年の春に3歳二冠を制したカラテチョップ(牡、寺嶋正勝厩舎)が挑戦してきました。秋初戦になった前走コウノトリ賞は、逃げ切ったキヨミラクルに6馬身ちぎられました。2カ月ぶり、プラス12キロの体重も影響したのか、2番手を追走しましたが、直線に入って引き離されました。しかし、叩いた効果は必至、距離延長もプラス材料でしょう。デビュー戦ファーストトライ以来の平場戦で、早めに動いての抜け出しが順当です。

相手はオープン(A1)初勝利を目指すツルマルメジャー(牡4、岡田利一厩舎)。積極策から準オープン(A2)を3連勝してA1に昇級しましたが、重賞摂津盃から3連敗中です。今回は初めての距離に挑みますが、スタートが決まっている近況だけにプラス材料だと思います。オープンの上がりにどこまでついていけるかがカギでしょう。

JRAから転入3走目のハスフェル(牡7、重畠勝利厩舎)がコースに慣れ、大きな変わり身に警戒が必要です。05年、園田での交流戦・鉢伏山特別をマクリ切って以降、3勝をマークし、07年夏からはオープン格付でした。兵庫初戦は逃げたボールドグレインをゴール前強襲しましたがハナ差の2着。続く前走は後方から追い上げるも5着でした。元JRAオープン馬の力を出せれば前述両馬を一気に差し切るシーンもありそうです。

シンボリピレネー(セン9、吉行龍穂厩舎)が2連勝と元気です。前走は逃げるイイデケンシンを鋭く差し切って勝利。逃げ一本ではなく、脚質に幅が出ました。

サクラキングダム(牡7、吉行龍穂厩舎)はホッカイドウ競馬でデビューから2連勝し、JRA移籍後さらに4勝を積み上げています。2年余のブランク後にホッカイドウ競馬で3走し、今回が兵庫初戦です。パドックでの気配には注意しましょう。

(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)


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