レース展望・予想

ビッグバン、オノユウが雌雄を決す「北海道2歳優駿」(門別)

2009/11/04

5日(木)のメイン第10レースは、重賞「第36回北海道2歳優駿JpnIII(ダイワメジャー賞)」(2歳、1800メートル)。

同じ道営・角川秀樹厩舎でしのぎを削る2歳牡・牝の代表格、ビッグバン(牡・父ネオユニヴァース)とオノユウ(牝・父バブルガムフェロー)がいよいよ、道営2歳戦線の最高峰レースで雌雄を決することになりました。

ビッグバンは今夏のJRA札幌クローバー賞(2歳オープン・芝1500メートル)を境に、一気に本格化。夏の暫定王者決定戦・ブリーダーズゴールドジュニアカップ(H1・門別1800メートル、以下BGJC)で2着オノユウに4馬身差をつけて圧勝すると、続くトライアルのサンライズカップ(H3・同1700メートル)も4馬身差で大楽勝。地元ではすでに無敵の状況を作り上げて、早くから大目標にしていた一戦を迎えます。

一方のオノユウは、BGJCではビッグバンに完敗のかたちだったものの、当時はJRAラベンダー賞9着後、ひと息入れて立て直されたあとの2戦目で、まだ完調といえる状況ではなかったことは確か。続く牝馬同士のフローラルカップ(H3、同1700メートル)を圧勝すると、目標にしていたエーデルワイス賞JpnIII(同1200メートル)も代打騎乗のJRA武豊騎手に導かれ、クラキンコ以下の追い上げを楽々封じて快勝。BGJC当時とは調子も勢いも格段に上がっている状態で、打倒ビッグバンに挑みます。引き続き武騎手が騎乗することもあって、BGJCとは違う走りを見せてくれる可能性が高そう。逆転まであってもまったく驚けません。

今年の道営2歳馬は、例年にも増してハイレベルで、しかも粒揃い。この両馬以外にも、クローバー賞2着→札幌2歳ステークスJpnIII5着のポップコーン(牡、成田春男厩舎=認定厩舎社台ファーム・父アフリート)や、前走そのポップコーンを完封して3連勝を飾ったモエレエンデバー(牡、堂山芳則厩舎・父ゴールドヘイロー)、川崎・鎌倉記念に遠征して出負けしながら3着に追い込んだブンブイチドウ(牡、角川秀樹厩舎・父アフリート)ら本当に多士済々で、伏兵の上位進出も可能性十分でしょう。

逆に4頭いるJRA勢は、5着へ食い込むのがやっとだったエーデルワイス賞と同じく、苦戦を強いられる可能性がありそうです。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑