レース展望・予想

兵庫初勝利を目指すSS産駒デュヴァル（園田）

2009/10/12

13日（火）のメイン第10レースに「姫路カシの木特別」（A2、1700メートル）が行われます。

JRA3勝のサンデーサイレンス産駒デュヴァル（牡8、森澤友貴厩舎）に兵庫での初勝利を期待します。転入初戦だった6月の姫路戦は勝ったラガーチトセオーと一緒に向正面からスパートして3コーナーで半馬身差の外に並び、ゴール寸前では馬体を併せましたがクビ差だけ届きませんでした。近3走は先行馬に有利なペースの競馬になって直線での伸びを封じられています。8頭立てと少頭数になったのは差し馬にとって大きな味方。先行する2頭が久々のレースだけに、ここは直線で末脚が生きると思います。

差し比べになればローランビゴラス（牡4、田中道夫厩舎）も負けてはいません。JRAでは1勝だけですが、兵庫に転じてからはB1で2勝しています。近3走のA2戦は先行馬に有利なペースで上がりの競馬になっており、3走前は10着でしたが、前々走と前走は末脚を伸ばしています。特に前々走は2番手から抜け出したユキノジャガーには3馬身差でしたが、2着まで追い込んでいます。

休み明け両馬が続きます。逃げるアイアムジャンヌ（牝4、尾林幸二厩舎）と2番手付けが予想されるベイサイドパーク（牡4、岡田利一厩舎）です。5日の能検（1200メートル）ではアイアムジャンヌ1分18秒7、ベイサイドパーク1分18秒4でした。ハナを切るアイアムジャンヌのほうが鉄砲がききそうですが、目標は11月19日の兵庫クイーンカップでしょう。ベイサイドパークはJRA未勝利も兵庫に転じ成長。5連勝など9戦6勝、2、3着各1回の成績です。ただ520キロ台の大型馬だけに、約2カ月半ぶりのレースということが気になります。

（文／大阪日刊スポーツ・池永博省）


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