レース展望・予想

大混戦の長距離戦を制するのは?「福山菊花賞」(福山)

2009/10/24

10月25日(日)のメイン第10レースは重賞「第42回福山菊花賞」(2250メートル)です。実績馬の不調に新興勢力の台頭、さらに適性の判断が難しい長距離戦ということもあって、大混戦の様相を呈しています。

実績からは、この距離の重賞2勝を誇るクラマテング(牡4、江口秀博厩舎)が中心。この春にも福山桜花賞を完勝しており、本来ならば断然の存在のはずですが、金杯を出走取消して以降の2戦では持ち前の先行力は発揮できているものの、精彩を欠く結果が続いています。とはいえ、本調子ならば負けられない条件であることは間違いなく、人気を大きく落とすようであれば狙ってみるのも手でしょう。

常に福山のトップクラスを牽引しながら、今年は重賞未勝利のナムラベンケイ(牡6、渡邉貞夫厩舎)は、前走の内容に復調気配を感じさせます。野田誠騎手との新コンビで久々の重賞タイトルを狙います。
目下の勢いではゴールドイチモンジ(牡6、柳井宏之厩舎)とサンディナナ(牝4、胡本友晴厩舎)の2頭に注目。

ゴールドイチモンジは安定性が高いものの、今ひとつ突き抜けない感がありましたが、西日本グランプリで地元馬最先着して以降のレースぶりから、パワーアップ著しい印象を受けます。

また、サンディナナは前走で念願のオープン初勝利。ゴール前でトミノプラネット(牝4、吉井勝宏厩舎)をねじ伏せるように差し切った内容から、充実ぶりをうかがわせました。

瀬戸内賞で地元馬最先着のトミノプラネットも安定感は抜群。ナリタブラック(牡7、徳本慶一厩舎)、フジノアリオン(牡4、江口秀博厩舎)もA2を勝った内容から、ここでも好勝負可能な力量と見ることができるでしょう。

(文/土屋真光)


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