レース展望・予想

万全の態勢で臨むサクセスブロッケン(盛岡)

2009/10/11

12日(祝・月)は岩手競馬最大のイベント「第22回マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI」(ダート1600メートル)。

これまで数々の名馬がOROのダート1600メートルを駆け抜けましたが、今年は掛け値なしに過去最高のメンバーがそろいました。

注目一番手はもちろんサクセスブロッケン(牡4、JRA藤原英昭厩舎)です。今年2月のフェブラリーステークスGIでカネヒキリ、ヴァーミリアンの7歳馬2頭を力でねじ伏せて見事優勝。世代交代の旗頭となりました。今回はそれ以来の実戦ですが、宮崎の砂浜、北海道、そして栗東帰郷後も意欲的に乗り込まれてきました。ダート王の座を磐石にするべく、早々と10日に盛岡入りし万全の態勢で臨みます。

エスポワールシチー(牡4、JRA安達昭夫厩舎)は成長一途。マーチステークスGIIIでグレードウィナーの仲間入りを果たし、続くかしわ記念JpnIでは豪快なマクリを決めて待望のJpnIタイトルを獲得しました。フェブラリーステークスGIでは逃げて0秒2差4着に敗れましたが、今度こそサクセスブロッケンを打倒すべく意欲満々で登場します。

昨年、史上初の南部杯3連覇を達成したブルーコンコルド(牡9、JRA服部利之厩舎)が、前人未到の4連覇を目指して来盛します。9歳という年齢に加え、川崎記念JpnI以来約8カ月ぶりなど不安材料はありますが、盛岡コースとの相性抜群。古豪健在を誇示したいところでしょう。

またダートJpnI・2勝馬ボンネビルレコード(牡7、JRA堀井雅廣厩舎)、重賞の常連トーセンブライト(牡8、JRA加藤征弘厩舎)、メイショウバトラー(牝9、JRA高橋成忠厩舎)もそろって参戦。

一方、迎え撃つ岩手勢の大将格は若き王者マヨノエンゼル(牡3、葛西勝幸厩舎)。トライアル・青藍賞を堂々の横綱相撲で制し、地元の期待を一身に集めています。

南部杯のスタートは16時05分。ファン必見の一戦となりました。

(文/松尾康司)


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