レース展望・予想

自己条件に戻ったシルクイシュタールに期待「仲秋特別」（佐賀）

2009/10/02

3日（土）メイン第9レースは「仲秋特別」（B2級1組、1800メートル）。

佐賀競馬では今開催から3歳条件の馬がC1、C2級に格付けされるとともに、4、5歳馬の番組賞金が50万円カットされます。このため、前開催までB1級との混合特別に出走していたB2級上位馬の一部が自己条件のB2級特別への出走となり、今回は12頭とフルゲートでの一戦となりました。

シルクイシュタール（牝5、山田勇厩舎）は、2走前の新涼特別（8月29日、1750メートル）で逃げ切り勝ちを収め、B2級特別での初勝利を挙げました。前走はB1B2級のもみじ特別（9月13日、1750メートル）への出走となりましたが、出遅れて後方からの競馬。道中でいい脚を使って位置取りを上げたものの、直線で抜け出した3頭を捕えることができずに勝ち馬からコンマ5秒差の4着に終わりました。再びB2級特別への出走となった今回は巻き返してくる可能性が高そうです。

ザスターキング（牡4、西岡龍三厩舎）は、前開催の長月特別（9月12日、1750メートル）でB2級特別2勝目を挙げています。ここ2走は57キロを背負っていましたが、番組賞金カットの恩恵を受け、今開催から負担重量が56キロに戻ります。2走前の新涼特別ではシルクイシュタールの3着でしたが、負担重量が減っての再戦となるだけに、差を縮めてきそうです。

サムライ（牡5、大島静夫厩舎）は、2カ月の休養明けとなる前走の長月特別でザスターキングから2馬身半（コンマ5秒）差の2着を確保し、佐賀転入以来の連続連対を9に伸ばしました。休み明けを一度使われての上積みがあれば、B2級特別初勝利も十分に狙える力を持っています。

（文／上妻輝行）


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