レース展望・予想

オノユウ、道営勢3連覇へ向け驀進「エーデルワイス賞」(門別)

2009/10/21

22日(木)のメイン第11レースは重賞「第12回エーデルワイス賞JpnIII(キングカメハメハ賞)」(2歳牝馬、1200メートル)。

05年の第8回以来、4年ぶりに門別1200メートルで行われます。旭川1600メートルで施行された一昨年のマサノミネルバ、昨年のアンペア(NARグランプリ2008サラ2歳最優秀馬)に次いで道営勢の3連覇がかかる一戦。主役を務めそうなのは地元大将格のオノユウ(角川秀樹厩舎・父バブルガムフェロー)です。ここまで7戦して重賞2勝(栄冠賞、フローラルカップ)を含む4勝を挙げ、連対を外したのはJRA札幌芝1200メートルのラベンダー賞(2歳オープン)だけという図抜けた実績。前走フローラルカップ優勝後のインタビューで主戦の山口竜一騎手が「道営の牝馬同士なら負けないと思う」と語ったほどの器です。その山口騎手が病気療養中のため、白羽の矢が立ったのがJRA武豊騎手。当日行われる条件交流競走でも元道営馬スーパーマークンに騎乗しますが、もしこのエーデルワイス賞を勝てば、道営ブラックミラージュで制した02年北海道2歳優駿GIII以来となる地方馬に騎乗してのダートグレード制覇となるだけに、注目を集めそうです。

強敵は五指に余りますが、強いて挙げれば、ここまで4戦2勝、重賞リリーカップで3着もあるショウリダバンザイ(林和弘厩舎・父プリサイスエンド)。新馬戦の内容が馬なりで5馬身差圧勝と、とにかく圧巻で、同じ日に行われた同距離(門別1000メートル)の古馬重賞エトワール賞で、勝ち馬クラフィンライデンがマークした1分00秒4からわずか0秒3遅いだけという超ハイレベルな時計で駆け抜けました。その後2戦は勝ち切れなかったものの、前走ルールオブロー賞(門別1200メートル)を1分13秒1の好時計で差し切って完全復調。外枠が続いていましたが、今回は距離ロスの少ない中ほどの枠。持ち前の瞬発力で一気に突き抜けてくる可能性も十分ありそうです。

JRA勢では、新潟ダート1200メートルの新馬戦を逃げ切って2着に5馬身(0秒9)差をつけ圧勝したヒシヴェリタス(JRA小島貞博厩舎・父アドマイヤドン)が魅力大の存在。この馬には、武豊騎手とは逆パターンで、道営不動のトップジョッキー五十嵐冬樹騎手が騎乗します。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑