競輪グレードレース
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佐世保バンク好相性の新山響平。
ＧＰ王者1古性。
Ｓ級Ｓ班3郡司、7宿口と激戦のメンバー構成となった。
その中で注目したいのが8新山の先行力だ。
佐世保は400の中で日本一直線の短い競輪場として知られている。
いわば先行有利のバンクである。
このバンクを得意としている8新山。
佐世保競輪場は過去記念を4度走っているが、
4開催全てにおいて決勝進出と抜群の相性を誇る。
昨年末の佐世保記念でも深谷相手に先行し、
深谷を不発に終わらせた。
ここも8新山の先行力が生きるメンバー構成。
その後ろを回る5成田に本命を打つ。
ただ、相手も相当強力で8新山が主導権を握っても2車なので
必ず真後ろには敵に入られてしまう。
5成田から8新山のワンツーは抑えるが、
位置取りに長ける1古性、3郡司、4山田の1着2着折り返しで勝負をしたい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
| 2 | 2 | 小倉 竜二 | 77 | 徳島 | 小倉 竜二 77/徳島 |
| 3 | 3 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
| 4 | 4 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
| 5 | 成田 和也 | 88 | 福島 | 成田 和也 88/福島 |
|
| 5 | 6 | 原田研太朗 | 98 | 徳島 | 原田研太朗 98/徳島 |
| 7 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
|
| 6 | 8 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
| 9 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
|
| 誘導 | 瀬戸 晋作 | 瀬戸 晋作 | |||
3連単
（フォーメーション）5 ⇒ 1348 ⇒ 13489（16点）
（フォーメーション）1348 ⇒ 5 ⇒ 13489（16点）
太田の快速弾。
6野原、7太田、9吉田を軸とした3分線。
爆発力のある4中川、5和田は単騎戦。
ここも好調なメンバーが揃った。
似たような自力型だが、その中でも注目は7太田。
昨年17勝をマークしたが、今年はそれを遥かに上回るスピードで
20個の勝ち星を挙げている。
近況のレース、そしてこの相手関係では
どうしても勝負所7番手に置かれそうにはなってくるが、
全プロは通常のレースと比較して横の動きがそれほどキツくないという
個人的な印象があるので太田がスピードで一気に飲み込むと考える。
2019年の佐世保記念決勝で最終BK8番手から、近畿の二段駆けを粉砕した
快速捲りにここも期待したい。
穴は4中川。
今年の1月、気温もかなり低い中にも関わらず
番手戦ではあったが10.7という驚異的な上がりタイムで
佐世保競輪のバンクレコードを更新した脚は見逃せない。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
| 2 | 2 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
| 3 | 3 | 稲川 翔 | 90 | 大阪 | 稲川 翔 90/大阪 |
| 4 | 4 | 中川誠一郎 | 85 | 熊本 | 中川誠一郎 85/熊本 |
| 5 | 和田真久留 | 99 | 神奈 | 和田真久留 99/神奈 |
|
| 5 | 6 | 野原 雅也 | 103 | 福井 | 野原 雅也 103/福井 |
| 7 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
|
| 6 | 8 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
| 9 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
|
| 誘導 | 阪本 和也 | 阪本 和也 | |||
3連単
（フォーメーション）72 ⇒ 72 ⇒ 1389（8点）
（フォーメーション）7 ⇒ 139 ⇒ 12349（12点）
準地元荒井の抜け出し。
2平原、3浅井、4渡邉、7清水と
徹底先行タイプ不在の一戦となった。
ここもどこからでも狙えるメンバーなのだが、
車番有利な7清水が前中団確保から、一気にカマシていくとみた。
そうなれば展開有利になるのが7清水の番手を走る1荒井。
現在493勝をマークし、44歳となった今も勝ち星を量産し続けている。
佐賀と佐世保は西九州地区として分類されており、
1荒井も長崎の諫早干拓グループで練習をしている。
いわばこの佐世保は準地元地区なのである。
佐世保は2021年2度の優勝を誇り、バンク実績も申し分ない。
7清水マークからＳＰＲ賞を狙う。
混戦時に期待したいのは9守澤。
ここに来て一段と強い9守澤が帰ってきた。
4渡邉のスピードを借りて最後は抜け出しを狙う。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 荒井 崇博 | 82 | 佐賀 | 荒井 崇博 82/佐賀 |
| 2 | 2 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
| 3 | 3 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
| 4 | 4 | 渡邉 雄太 | 105 | 静岡 | 渡邉 雄太 105/静岡 |
| 5 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
|
| 5 | 6 | 東口 善朋 | 85 | 和歌 | 東口 善朋 85/和歌 |
| 7 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
|
| 6 | 8 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
| 9 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
|
| 誘導 | 瀬戸 栄作 | 瀬戸 栄作 | |||
3連単
（フォーメーション）1 ⇒ 7 ⇒ 2389（4点）
（フォーメーション）1 ⇒ 2389 ⇒ 7（4点）
（フォーメーション）9 ⇒ 1234 ⇒ 123458（20点）
ありがたいことに、
ここ数年は色々な競輪場でお仕事をさせていただき、
大きなレースも本場で観戦させていただく機会が増えました。
トップレーサーが目の前を走ることにも慣れ、
いつしか当たり前のように感じるようになったのですが、
やっぱりそれって慣れちゃダメなんですよね。
今日は8時40分頃に競輪場に着いたのですが、
既に大勢のお客様が並んでらっしゃいました。
朝一に場内予想会を担当した際に
『1レースから難しいけど、こんな豪華メンバーのレースを12レースまで観れるなんて本当に贅沢です。』
とお客様に話しかけられました。
レースが始まる直前になると金網の前にファンが集まってくるのですが、
レースが終わっても離れない方も居て、
初日の優秀競走の時は本当に沢山の方々が
ずーっと金網の前でレースを待ってらっしゃいました。
それほどまでに佐世保競輪場でS級S班を始めとしたトップレーサーが走るのを皆様楽しみにしてらっしゃったんですね。
そんな皆様の熱量が伝わってかは分かりませんが、
僕の予想も2レース的中。
最終レースも守澤選手から網を広げておいたら良かったなぁと
少し後悔しております。
全プロ。
なんだか戦えそうな気がしております。
郡司がきっちりと決める。
初戦は古性と位置がバッティングしてしまった1郡司だが、
修正能力の高さはメンバー随一。
個の力、ラインの厚みでは2清水も引けを取らないが、
初日は3番手確保をしたものの渡邉の先行を捲れず9着に敗れており
少し評価を落とした。
前のペースが緩めば早めのカマシもあるとみて、
マーク7和田との折り返しを本線とする。
穴は6野原が先行した場合の8東口。
そこに単騎勢を絡めて大きな配当を狙いたい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
| 2 | 2 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
| 3 | 3 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
| 4 | 4 | 小倉 竜二 | 77 | 徳島 | 小倉 竜二 77/徳島 |
| 5 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
|
| 5 | 6 | 野原 雅也 | 103 | 福井 | 野原 雅也 103/福井 |
| 7 | 和田真久留 | 99 | 神奈 | 和田真久留 99/神奈 |
|
| 6 | 8 | 東口 善朋 | 85 | 和歌 | 東口 善朋 85/和歌 |
| 9 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
|
| 誘導 | 瀬戸 晋作 | 瀬戸 晋作 | |||
3連単
（フォーメーション）17 ⇒ 71 ⇒ 3458（8点）
（フォーメーション）8 ⇒ 351 ⇒ 35146（12点）
（フォーメーション）351 ⇒ 8 ⇒ 35146（12点）
中川先行から山田が抜け出す。
初日は単騎ガマシを打ち、太田の仕掛けを誘発してしまった2中川。
ここは本格先行不在の一戦。
実績では1平原が断トツだが、初戦の動きは本来の平原の走りとは程遠く精彩を欠いた。
6原田の先行も考えづらく、5渡邉の2戦続けての逃げ勝負も考えづらい。
そういう意味では2中川こそ狙いづらいのでは、という声も聞こえてきそうだが、
良くも悪くも我々の考えの先を行くのが2中川。
初日こそ単騎の仕掛けになってしまったが、
宇都宮の準決勝戦で見せたように逃げても十分に保つ脚力を持つ。
ここもあっと驚く先行策から、
マーク4山田とのゴール前争いを本線とする。
5渡邉が初戦同様に思い切った仕掛けとなれば
3和田からの車券も抑えておきたい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
| 2 | 2 | 中川誠一郎 | 85 | 熊本 | 中川誠一郎 85/熊本 |
| 3 | 3 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
| 4 | 4 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
| 5 | 渡邉 雄太 | 105 | 静岡 | 渡邉 雄太 105/静岡 |
|
| 5 | 6 | 原田研太朗 | 98 | 徳島 | 原田研太朗 98/徳島 |
| 7 | 稲川 翔 | 90 | 大阪 | 稲川 翔 90/大阪 |
|
| 6 | 8 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
| 9 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
|
| 誘導 | 阪本 和也 | 阪本 和也 | |||
3連単
（フォーメーション）24 ⇒ 42 ⇒ 1379（8点）
（フォーメーション）3 ⇒ 19 ⇒ 1579（6点）
前半戦ラスト守澤が締める。
やはり佐世保は好相性。
6新山が初戦を果敢な先行勝負から9成田と決めた。
本人もバンク実績は自覚をしているようで、
SPR賞のインタビューの中では「北日本から優勝を出せるように先手を取る。」
というコメントを出している。
6新山に対し何が何でも先行勝負を挑んでくるような選手は見当たらない。
来月は斡旋が止まり、ここが前半戦最後の競走になる5守澤。
展開有利に運び、最後はきっちりと抜け出すとみた。
高配当は3吉田、6新山の力の決着。
2020年の佐世保記念の決勝戦や、昨年の競輪祭の決勝戦でもあったように
この2人が走ると最終的に107期の自力型決着が出るというデータもあるので
そこも押さえておきたい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
| 2 | 2 | 荒井 崇博 | 82 | 佐賀 | 荒井 崇博 82/佐賀 |
| 3 | 3 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
| 4 | 4 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
| 5 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
|
| 5 | 6 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
| 7 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
|
| 6 | 8 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
| 9 | 成田 和也 | 88 | 福島 | 成田 和也 88/福島 |
|
| 誘導 | 瀬戸 栄作 | 瀬戸 栄作 | |||
3連単
（フォーメーション）5 ⇒ 6937 ⇒ 69372（16点）
（フォーメーション）3 ⇒ 6 ⇒ 12478（5点）
広島出身でカープを誰よりも愛するのにメガネは白か黒。オッズパークLIVEでおなじみのアンダーパー藤原氏と双子じゃないか？という噂もあるくらい瓜二つ。特技は3連複5車ボックスで外すこと。ちなみに本業は実況アナウンサー
どりあんず
橋本悠督
『佐世保競輪場にS級S班の選手が来ることはないけんね。寂しかよ。』
佐世保競輪場のお客さんに言われたことがあります。
そうなんです。
というのも佐世保記念が行われるのは例年暮れの暮れ。
競輪グランプリの前に開催されるので、S級S班の選手が参戦されることは全くといっていいほどないのです。
が！
が、ですよ！
今回佐世保で49年振りに全プロが開催されるんです。
残念ながら競技大会は中止となりましたが記念競輪は開催。
ということはS級S班の選手が参戦。
しかも9人全員とも。
浮き足立っておりました、スタッフさん。
そわそわしておりました。
『テレビで観てる人が目の前にいますよ。』って。
皆さんの目がキラキラしてましたもん。
僕も前日入りで前検インタビュー。
今回はYouTube用の撮影で『大津尚之があなたの質問聞いちゃいます』というコーナーを担当させていただきました。
視聴者さんからの選手への個別質問を直接投げかけさせていただいております。
その模様は佐世保競輪のYouTubeでアップされますので、そちらもどうぞお楽しみに。
佐世保競輪場でのトップレーサー達の熱き戦い。
本場に来られるお客さんが、どんな表情をされるのか今から本当に楽しみです。