競輪グレードレース
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武田の先行が濃厚で
9武田が連日非常に積極的に動いて結果を残している。ここも関東別線となる中で主導権を握りにいくレースになるとみた。そうなると展開はやはり７阿部に。初日、それほど強力な自力がいないメンバーではあったが、7阿部は1周しっかり駆けて残っている。脚自体はかなり仕上がっている印象で、ここもチャンスをモノにするだろう。3番手の３武藤も堅実で、どうしても、このラインが軸になってくる。ただ、穴があるとしたら、６隅田の仕掛け次第で１神山の決め脚あたりになってくるが、やはり本命勝負で手堅く取りにいくレースになるのでは。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
| 2 | 2 | 田中 誠 | 89 | 福岡 | 田中 誠 89/福岡 |
| 3 | 3 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
| 4 | 4 | 澤田 義和 | 69 | 兵庫 | 澤田 義和 69/兵庫 |
| 5 | 坂本健太郎 | 86 | 福岡 | 坂本健太郎 86/福岡 |
|
| 5 | 6 | 隅田 洋介 | 107 | 栃木 | 隅田 洋介 107/栃木 |
| 7 | 阿部 大樹 | 94 | 埼玉 | 阿部 大樹 94/埼玉 |
|
| 6 | 8 | 大石 崇晴 | 109 | 大阪 | 大石 崇晴 109/大阪 |
| 9 | 武田 亮 | 115 | 東京 | 武田 亮 115/東京 |
|
| 誘導 | 石川 雅望 | 石川 雅望 | |||
3連単
（フォーメーション）7 ⇒ 391 ⇒ 391（6点）
格的には茨城勢だが…
点数上位の茨城勢。初日こそ逃げて敗れた３吉澤だが、今の宿口相手で２周先行はさすがにきつい。ここも後ろが９武田なので早めには動いてくるかもしれないが、７山田相手に真っ向勝負というのも難しい。7山田とすれば、２日目先行したところを3吉澤に捲られてしまっているので、そのあたり仕掛けのタイミングを変えてくるのでは。４荻原も位置取りは厳しいので3吉澤と位置取りがバッティングしてしまう可能性も。人気は茨城勢になりそうだが、ここは7山田が考えて主導権を握る展開に期待して、番手の１久米を軸に考えてみる。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 久米 良 | 96 | 徳島 | 久米 良 96/徳島 |
| 2 | 2 | 新山 将史 | 98 | 青森 | 新山 将史 98/青森 |
| 3 | 3 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
| 4 | 4 | 荻原 尚人 | 89 | 宮城 | 荻原 尚人 89/宮城 |
| 5 | 友定 祐己 | 82 | 岡山 | 友定 祐己 82/岡山 |
|
| 5 | 6 | 稲村 好将 | 81 | 群馬 | 稲村 好将 81/群馬 |
| 7 | 山田 諒 | 113 | 岐阜 | 山田 諒 113/岐阜 |
|
| 6 | 8 | 大塚 玲 | 89 | 神奈 | 大塚 玲 89/神奈 |
| 9 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
|
| 誘導 | 田村 真広 | 田村 真広 | |||
3連単
（フォーメーション）1 ⇒ 7532 ⇒ 7532（12点）
宿口が人気も、もしかしたら…
今年高松宮記念杯のタイトルを獲得して、今、ノリに乗っている２宿口。組み立ても、脚力も申し分なく、他派の挑戦を一蹴するレースになるだろう。ここなら唯一３人のラインになることもあり、後ろは地元勢。早い段階で３青野を叩いてラインで決まる競走を意識してくるのでは。その時に面白いのは６矢口。初日、弟子の佐々木悠との連携で踏み出しにもしっかり反応し、僅かに差し切っているのと、２日目も何とかコースを探してという、そんな動きが光ったところを見ると、6矢口の交わし目も少しは考えておきたい。ただ、2宿口の主戦法は捲りなので、３青野先行から９福田が絡んでくるところも押さえつつ。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 根本 哲吏 | 97 | 秋田 | 根本 哲吏 97/秋田 |
| 2 | 2 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
| 3 | 3 | 青野 将大 | 117 | 神奈 | 青野 将大 117/神奈 |
| 4 | 4 | 児玉慎一郎 | 76 | 香川 | 児玉慎一郎 76/香川 |
| 5 | 小林 大介 | 79 | 群馬 | 小林 大介 79/群馬 |
|
| 5 | 6 | 矢口啓一郎 | 86 | 群馬 | 矢口啓一郎 86/群馬 |
| 7 | 齋藤登志信 | 80 | 宮城 | 齋藤登志信 80/宮城 |
|
| 6 | 8 | 伊藤 成紀 | 90 | 大阪 | 伊藤 成紀 90/大阪 |
| 9 | 福田 知也 | 88 | 神奈 | 福田 知也 88/神奈 |
|
| 誘導 | 金子 真也 | 金子 真也 | |||
3連単
（フォーメーション）6 ⇒ 25 ⇒ 259（4点）
（フォーメーション）2 ⇒ 69 ⇒ 6958（6点）
22歳になれば少しづつ臆病者になるわ～♪
と歌ったのは谷村新司さん
子供の頃、死んだ親父がカラオケでこの曲を熱唱しているのを聞いて、22歳っていうのはそんな年齢なんだなぁ、と感じた訳ですが…
そんな谷村新司さんの曲に挑戦状を叩きつけるかのような、今節は22歳の頑張りが光りますね～。
山田諒、いや、ここでは若さを強調し、敢えてこう書きましょう…
山田リョウ、1999年2月生まれの現在22歳。そして！
武田亮。いや、ここでは若さを強調し、敢えてこう書きましょう…
武田RYO、1999年5月生まれの現在22歳。
この世紀末に生を受けたこの2人の22歳の走りっぷりですよ～皆さん！
「ちょっと谷村さん、頼んますよ。なんすか？え？22歳から臆病者って？？は？何言ってるんですか？」
と言わんばかりの走りっぷり！
きっと水野晴郎さんなら
若いってほんっとにいいもんですね～と思わず口にしたでしょう。
いやぁ、オッサンからすると実に羨ましい！
君たちの、その若さ！瑞々しさ！勢い！まるで、キャップを開けたばかりのコカコーラの炭酸がショワショワ弾けるような逃げっぷりじゃないですか！
49にもなると、炭酸抜けまくりですから…笑
残念ながら、武田RYO選手はあと一歩決勝には及びませんでしたが、残されたもう一人のリョウ、そう山田リョウ選手は見事、吉澤選手にリベンジを果たし決勝シートを掴みました！
相手はタイトルホルダー！宿口！
とにかく胸を借りるつもりでやるしかないでしょう。
谷村新司さんが泡を吹いて「22歳は臆病者になり始めるなんて歌ってすまなかった。君たちのような22歳がいることを、僕は当時知らなかったんだよ。嗚呼、何て恥ずかしいことをしてしまったんだ。すまない。本当にすまなかった。」と涙を流して謝るような、積極果敢な走りに期待しましょう！
風はもう…秋の気配です。
武田を得た吉澤なら
準決勝は山田の走りに屈することになってしまった５吉澤だが、ここ７武田という目標があればかなりの確率で展開は向いてくるだろう。自力の相手は２佐々木。確かに2佐々木も小田原あたりから上向き加減で、より積極的に動いて結果も出ているのだが、やはり冒頭にも書いたように７武田のチャレンジャースピリットと比較すると、勝負にいったとしても厳しいと言わざるを得ない。単騎の３人が強気に7武田の番手へという可能性もなくはないのだが、そもそも４桑原はタテのタイプ。６筒井、８村上もタテ８割、ヨコ２割程度の印象で、競られた時に受けて立つことはあっても、そんなに自分からゴリゴリいくタイプでは決してない。5吉澤が絶好の展開から考えるのが自然だろう。連日の動きだと、7武田の残りと１小林への突き抜けは5分の評価で。別線なら、2佐々木に乗る３池田を。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 小林 大介 | 79 | 群馬 | 小林 大介 79/群馬 |
| 2 | 2 | 佐々木 豪 | 109 | 愛媛 | 佐々木 豪 109/愛媛 |
| 3 | 3 | 池田 憲昭 | 90 | 香川 | 池田 憲昭 90/香川 |
| 4 | 4 | 桑原 亮 | 91 | 福岡 | 桑原 亮 91/福岡 |
| 5 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
|
| 5 | 6 | 筒井 裕哉 | 89 | 兵庫 | 筒井 裕哉 89/兵庫 |
| 7 | 武田 亮 | 115 | 東京 | 武田 亮 115/東京 |
|
| 6 | 8 | 村上 直久 | 95 | 神奈 | 村上 直久 95/神奈 |
| 9 | 児玉慎一郎 | 76 | 香川 | 児玉慎一郎 76/香川 |
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| 誘導 | 田村 真広 | 田村 真広 | |||
3連単
（フォーメーション）5 ⇒ 17 ⇒ 173（4点）
小林、鈴木の２強対決。
完全な５小林と１鈴木の２強対決になったガールズの決勝戦。近況６連勝、それも今節は３日間バックを取りつつ押し切っている１鈴木の気配と、実績の５小林。本当に甲乙つけがたいとはこのことで、タイム的にも拮抗しているのが悩ましいところ。ポイントは、どちらが先に仕掛けるか、という部分になってくるだろう。構えて勝ちにいくような組み立てになってくると、７奈良岡をはじめ、他の選手が前へ前へと攻めていくので少し厳しくなってくるのでは、その点において、5小林の方が構えそうな感じがあるので、気持ち、1鈴木に比重を置いた車券で勝負したい。３着は勝負強い４久米と流れに乗るのがうまい７奈良岡あたりで。できるだけ３着は絞りたい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 鈴木 美教 | 112 | 静岡 | 鈴木 美教 112/静岡 |
| 2 | 2 | 西島 叶子 | 118 | 熊本 | 西島 叶子 118/熊本 |
| 3 | 3 | 土屋 珠里 | 110 | 大阪 | 土屋 珠里 110/大阪 |
| 4 | 4 | 久米 詩 | 116 | 静岡 | 久米 詩 116/静岡 |
| 5 | 5 | 小林 優香 | 106 | 福岡 | 小林 優香 106/福岡 |
| 6 | 6 | 蓑田 真璃 | 110 | 千葉 | 蓑田 真璃 110/千葉 |
| 7 | 奈良岡彩子 | 104 | 青森 | 奈良岡彩子 104/青森 |
|
| 誘導 | 小林 潤二 | 小林 潤二 | |||
3連単
（フォーメーション）15 ⇒ 15 ⇒ 47（4点）
大穴勝負の決勝戦！
展開は非常に読みやすいレースになった。３山田の先行を１宿口が捲れるか？まずはどうしてもここになってくるだろう。確かに３山田は強いが、どうも昨日の動きを見ていると番手の５久米の追走がいっぱいいっぱいな感じで、援護は難しいのでは、という風に感じる。あと、３日目、長い距離で勝負にいった1宿口は３着。やはり、捲りのスピードは一級品だが、航続距離はそれほど長くない。３日目の３着でより1宿口が慎重に組み立てようと考えるなら、リスクは十分にあるだろう。となると、ここで思い切って勝負にいきたいのは６伊藤。準決勝もまさに執念のレースで、内をついていく気迫は見事だった。3山田がペースで駆けてそのラインの後ろ、４番手あたりで６伊藤が脚を溜めて、３日目粘れなかった1宿口が後方で脚を溜め過ぎる。そして、3山田の番手の５久米は追走でアップアップ。ならば6伊藤にチャンスは十分あるのでは？？思い切って大穴車券でいってみよう。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
| 2 | 2 | 齋藤登志信 | 80 | 宮城 | 齋藤登志信 80/宮城 |
| 3 | 3 | 山田 諒 | 113 | 岐阜 | 山田 諒 113/岐阜 |
| 4 | 4 | 田中 誠 | 89 | 福岡 | 田中 誠 89/福岡 |
| 5 | 久米 良 | 96 | 徳島 | 久米 良 96/徳島 |
|
| 5 | 6 | 伊藤 成紀 | 90 | 大阪 | 伊藤 成紀 90/大阪 |
| 7 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
|
| 6 | 8 | 友定 祐己 | 82 | 岡山 | 友定 祐己 82/岡山 |
| 9 | 阿部 大樹 | 94 | 埼玉 | 阿部 大樹 94/埼玉 |
|
| 誘導 | 金子 真也 | 金子 真也 | |||
3連単
（フォーメーション）6 ⇒ 124395 ⇒ 124395（30点）
（フォーメーション）124395 ⇒ 6 ⇒ 124395（30点）
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
どりあんず
大津尚之
実況をしていてヒジョーに難しいのが、番手の選手が車間を開けた時。
これは車間を斬っているのか？
はたまた千切れてしまっているのか？
上から見ているだけでは、判別が難しいっちゅうねん！ということがたまにあります。
前の先行選手と距離が開いている
目の前で起こっている事象は共に同じ、にもかかわらず、車間を斬っているのと、千切れてしまったのとでは、意味が真逆！
もし、車間を斬っているのに実況で
「おーっと、〇〇選手が完全に離れてしまいました〜！」なんて言おうものなら…
放送を見ているお客様には
「おいおい、てめー！〇〇から買ってる俺を舐めとるのか？え？こら！われ！しばくぞ！目ン玉ちゃんとついとるのか？お！ついとるやないか。ついとるのに何でそんなこと言うねんこら！網膜か角膜に問題でもあるんちゃうのか？とにかく今すぐ眼科に行ってこんかい！しばくぞ！」と言われてしまうこと間違いありません。そして…
車間を斬っているのに千切れたと言われた選手からすると
「おいおい、実況のオッサン、頼んますよ〜。車間を斬るのが、俺のサイコーの見せ場じゃないですか。俺の脚力を見くびってもらったら困りまっせ！余裕しかないのに、事もあろうに千切れたなんて…もしかして競輪のこと知らないのに喋ってます？え？20年？？こりゃ、１からやり直した方がええんちゃいますの？とりあえず、小学一年生の教科書渡しときますわ」と言われてしまうでしょう。
そして、逆もまた然り…
前置きが長くなりましたが
前橋GIII、二日目１１レースの川口公太朗選手。
主導権を握った山田諒選手に踏み出しではしっかり反応できてるんですよ。出切ってしまうところまではバッチリでした…なのに…波を作り始めたあたりからですよ！これは車間を斬っている、と私は最初思いました。それも相当余裕あるんじゃないかと。とにかく、めちゃめちゃ斬っているじゃないか、なんて思いました。
しかし！吉澤選手の捲りが決まり…
えぇぇぇぇっ！車間を斬ってたんじゃないのぉぉぉ？？いやいや、これが離れていたなんて…
いや、多分、私が推察するに…
川口選手、最初は車間を斬っていたのだと思われます。しかし！斬ってたつもりが山田選手の踏み直しが誤算だったのと、あと余計な波を作って消耗してしまったのと…
とにかく車間を斬るつもりが結果的に千切れてしまったという…そんな感じだったんじゃないかと…
うーん、正直わからん！
というやつになってしまいますが
実況で、車間を斬っているのか？
それとも千切れているのか？うーん、わかりません！
と言う訳にもいきませんからね〜。
ほんと…いつまでたっても悩ましい。
競輪実況アナ、永遠のテーマです。って
そんな大袈裟でもないか…