宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦 著名人予想

大津尚之
大津尚之
(おおつなおゆき)

5月19日から宇都宮競輪場で宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦が幕を開けました。

いやぁ、ワンダーですね。
実にワンダー。
日本語にすると「驚き」という意味があるんですが、
さすがは宇都宮の500バンク。

初日のOPレースから三連単518,130円と超ワンダー配当。
2日目は特選メンバーがばらける二次予選ということもあり人気サイドでの決着が多かったのですが
最終レースで207910円というまたまたワンダーな配当が飛び出しました。

こんなの取れるわけないじゃん。
無理だよ、無理。
500バンクって難しいよ。

てな声も聞こえてきそうなんですが、
逆にいえば一本引っかけてしまえば大幅プラスになるんですよ。

そんな僕にもワンダーが訪れました。
初日4レースの伊藤旭選手。
117期とは思えないほどクレバーな走りが好きで各地で追い続けている選手なんですが、
中団確保から取鳥選手の仕掛けに併せて捲り切りました。

アクシデントもあり手放しでは喜べないのですが、
2車単で12,740円と素敵な車券をプレゼントしてくれました。

二次予選では惜しくも6着に敗れてしまいましたが、
勝負所では地元の磯田選手のうちに切り込むなど
ワンダーなレースを見せてくれました。

準決勝進出となりませんでしたが、
今節も伊藤旭選手の動きに注目していきたいと思います。

第10R S級準決勝

発走時間
15:17
締切予定
15:12

気になるのは山口の状態面。

二次予選では捲りを決め勝ち星を挙げた7山口だが、ゴール後に落車のアクシデントに見舞われた。

走る限りは、との見方もあるがやはりここは割引が必要だ。
2松浦と人気を分け合うのであれば、ここは2松浦を重視したい。
その2松浦は9取鳥に任せての競走。

9取鳥は初日こそ伊藤旭に併される形になったが、二次予選ではきっちりと修正し、小倉とワンツーを決めた。
その9取鳥を足場に2松浦がきっちり抜け出すとみた。

展開上、怖いのが8酒井。
前々勝負から9取鳥と踏み合うような場面があれば2松浦の位置で絡む可能性まで僅かだが考えておきたい。

その場合は地元勢の一発を抑えたい。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 大槻 寛徳 85 宮城 大槻 寛徳
85/宮城
2 2 松浦 悠士 98 広島 松浦 悠士
98/広島
3 3 隅田 洋介 107 栃木 隅田 洋介
107/栃木
4 4 皿屋  豊 111 三重 皿屋  豊
111/三重
5 金子 幸央 101 栃木 金子 幸央
101/栃木
5 6 堤   洋 75 徳島 堤   洋
75/徳島
7 山口 拳矢 117 岐阜 山口 拳矢
117/岐阜
6 8 酒井 雄多 109 福島 酒井 雄多
109/福島
9 取鳥 雄吾 107 岡山 取鳥 雄吾
107/岡山
誘導 渡邊 恭典 渡邊 恭典

第11R S級準決勝

発走時間
15:52
締切予定
15:47

準決勝の安定感は古性が随一。

今年に入りG1を含め決勝進出を一度も外していない1古性。
333、400、500とバンクの形状は関係なく
たとえ初戦に苦杯を舐めてもきっちりと勝ち上がりを決める対応力と修正力はさすが1古性というところ。

連日動けている2坂井。
そして爆発力のある熊本勢が相手にはなるが、縦横交えた戦いから近畿ラインで決めたいところ。

先般の武雄記念辺りから一段と調子を上げてきた7村上との折り返しを基本に狙う。

もつれた展開になれば出番到来となるのは4磯田。

今年3月のウィナーズカップ。
当地で見せた初戦の強襲劇。
100万車券を演出したのは記憶に新しいところ。
混戦を断ち切り、地元記念初の決勝進出となるか。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 古性 優作 100 大阪 古性 優作
100/大阪
2 2 坂井  洋 115 栃木 坂井  洋
115/栃木
3 3 中川誠一郎 85 熊本 中川誠一郎
85/熊本
4 4 磯田  旭 96 栃木 磯田  旭
96/栃木
5 村田 雅一 90 兵庫 村田 雅一
90/兵庫
5 6 坂本健太郎 86 福岡 坂本健太郎
86/福岡
7 村上 義弘 73 京都 村上 義弘
73/京都
6 8 渡部 幸訓 89 福島 渡部 幸訓
89/福島
9 中本 匠栄 97 熊本 中本 匠栄
97/熊本
誘導 坂本 英一 坂本 英一

第12R S級準決勝

発走時間
16:30
締切予定
16:25

関東両者で素直に決着。

地元記念のプレッシャーはあるだろうが、むしろそのプレッシャーを力に変え連日力走している1眞杉。
準決勝では初日特選同様に9吉田とラインを組む。

5阿部も近況調子を上げ抵抗はあるだろうが、それでも縦の力は1眞杉が上だ。

車番的にも理想の初手位置は取れるだろうし、地の利を活かした走りから4恩田まで連れ込んで
ラインの上位独占を決めるとみた。

折り返してしまうとトリガミが考えられるので9吉田の差し目に絞って勝負をする。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 眞杉  匠 113 栃木 眞杉  匠
113/栃木
2 2 小倉 竜二 77 徳島 小倉 竜二
77/徳島
3 3 武田 憲祐 93 神奈 武田 憲祐
93/神奈
4 4 恩田 淳平 100 群馬 恩田 淳平
100/群馬
5 阿部 将大 117 大分 阿部 将大
117/大分
5 6 竹山 陵太 91 宮城 竹山 陵太
91/宮城
7 松坂 洋平 89 神奈 松坂 洋平
89/神奈
6 8 松村 友和 88 大阪 松村 友和
88/大阪
9 吉田 拓矢 107 茨城 吉田 拓矢
107/茨城
誘導 星野 辰也 星野 辰也

宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦。
昨日は準決勝戦の予想を出させていただきました。

10レース 15430円的中。
12レース 910円的中(4点)

11レースは外してしまったものの、
師匠の橋本悠督さんが展開通りの予想から見事3連単11990円を的中と、
「当たらない」「抜け目」などと呼ばれている
オフィスフリートークが大活躍な一日でございました。

いやぁ、実にワンダーですねぇ。
好きです、宇都宮競輪場。

そんな僕に万車券をもたらしてくれた中の一人が金子幸央選手。
過去には選手生命を絶たれる可能性があるほどの事故に巻き込まれたこともありました。

ただ、そこから復活して今年2022年。
嬉しい嬉しい地元記念初の決勝進出となりました。

しかも決勝戦で前を走るのはアマチュア時代から知っている練習仲間の眞杉匠選手。
3番手を固めてくれるのはS級S班の吉田拓矢選手。

間違いなく勝利へ一番近い位置だと思います。

初の記念制覇へ。
ワンダー、いや金子選手にとってワンダフルな一日になりますように。
いよいよ本日は決勝戦です。

第10R S級特秀

発走時間
15:17
締切予定
15:12

捲りの破壊力では負けない皿屋。

先行意欲が高いのは8酒井。
ここは福島3車と責任のある位置を任された。
5伏見、3渡部を連れて後手に回るわけにはいかない。

対して、関東別線となった4恩田。
ここは7宿口を連れてのレース。
どちらというと自在型の4恩田だが
S級S班レーサーを連れているだけに自分本位のレースをするとは考えにくい。

ただ、本調子とはいえない7宿口。
そして8酒井が先行して5伏見が番手から早めに縦に踏んだとしても
ここは直線の長い宇都宮バンク。
福島作戦がすんなり決まるとは思いづらい。

ならば地元1隅田の一発というところだが、
捲りでは2皿屋も引けをとらない。
元々クレバーな選手でレースを読み解くことに長けている選手。

2皿屋を軸にするが、
2皿屋の捲りは番手の選手が口が空き、一人だけ届く場面が多々あるので
2皿屋から筋違いで高配当を狙う。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 隅田 洋介 107 栃木 隅田 洋介
107/栃木
2 2 皿屋  豊 111 三重 皿屋  豊
111/三重
3 3 渡部 幸訓 89 福島 渡部 幸訓
89/福島
4 4 恩田 淳平 100 群馬 恩田 淳平
100/群馬
5 伏見 俊昭 75 福島 伏見 俊昭
75/福島
5 6 近藤  保 95 千葉 近藤  保
95/千葉
7 宿口 陽一 91 埼玉 宿口 陽一
91/埼玉
6 8 酒井 雄多 109 福島 酒井 雄多
109/福島
9 萩原 孝之 80 静岡 萩原 孝之
80/静岡
誘導 渡邊 恭典 渡邊 恭典

第11R S級特秀

発走時間
15:52
締切予定
15:47

原口の絡みで大勝負。

準決勝は中団確保から捲りに行くも
中本匠栄の厳しい牽制にあい惜しくも敗退してしまった1古性。

ここも比較的好位を取りやすいメンバー構成となった。
主導権を握るのは地元の7坂井。
そこに中団から襲い掛かる1古性。

この時に2長島が横に振るのか、
9神山を連れて縦に踏むのかだが、
いずれにせよ1古性を苦しめると見た。

消耗戦の中、脚を溜めて一発仕掛けることが出来るのは4原口。
元々単騎戦を苦にしないタイプ。

近畿勢に人気が集中しそうなだけに、
ここは思い切って大きな配当を狙っていきたい。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 古性 優作 100 大阪 古性 優作
100/大阪
2 2 長島 大介 96 栃木 長島 大介
96/栃木
3 3 武田 憲祐 93 神奈 武田 憲祐
93/神奈
4 4 原口 昌平 107 福岡 原口 昌平
107/福岡
5 山田 久徳 93 京都 山田 久徳
93/京都
5 6 佐藤愼太郎 83 福島 佐藤愼太郎
83/福島
7 坂井  洋 115 栃木 坂井  洋
115/栃木
6 8 竹山 陵太 91 宮城 竹山 陵太
91/宮城
9 神山雄一郎 61 栃木 神山雄一郎
61/栃木
誘導 坂本 英一 坂本 英一

第12R S級決勝

発走時間
16:30
締切予定
16:25

金子悲願の地元タイトル。

冒頭でも触れたが、関東3車の並びは5眞杉-8金子-1吉田で決まった。

8金子同様に地元記念で初の決勝進出となった5眞杉。
もちろん本人も地元記念優勝は欲しいだろうが、
後ろは練習仲間であり高校生の頃からお世話になっている8金子。
更には1吉田が3番手を固めるということもあり
自分だけが、という競走はしないだろう。

少しでも緩めてしまうとすかさず巻き返してくる3松浦や、
豪脚9中川がいるだけにダービーの決勝戦同様に5眞杉がフルスロットルで仕掛けると読む。

5眞杉が先行する中で3番手で前と車間を切ってアシストを見せるのが1吉田。
4番手以降の選手に睨みをきかせる。
いざとなれば横にも動ける3松浦だが、
地元地区には競りこまないというポリシーを持つため、
8金子の位置は無風とみた。

最後は8金子が縦に踏み、
悲願のG3初タイトルを最高の形で手に入れる。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 吉田 拓矢 107 茨城 吉田 拓矢
107/茨城
2 2 中本 匠栄 97 熊本 中本 匠栄
97/熊本
3 3 松浦 悠士 98 広島 松浦 悠士
98/広島
4 4 大槻 寛徳 85 宮城 大槻 寛徳
85/宮城
5 眞杉  匠 113 栃木 眞杉  匠
113/栃木
5 6 坂本健太郎 86 福岡 坂本健太郎
86/福岡
7 小倉 竜二 77 徳島 小倉 竜二
77/徳島
6 8 金子 幸央 101 栃木 金子 幸央
101/栃木
9 中川誠一郎 85 熊本 中川誠一郎
85/熊本
誘導 星野 辰也 星野 辰也
大津尚之

【プロフィール】
大津尚之(おおつなおゆき)

広島出身でカープを誰よりも愛するのにメガネは白か黒。オッズパークLIVEでおなじみのアンダーパー藤原氏と双子じゃないか?という噂もあるくらい瓜二つ。特技は3連複5車ボックスで外すこと。ちなみに本業は実況アナウンサー

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