九州作戦は果たして…
完全に九州は8林を先頭にした二段駆けのシフト。後ろが1北津留でその後ろが5中川というのは正直かなり不安。先日、宣言したように二段駆けの車券はオッズの割に危険度が高過ぎるので、敢えて他のところから勝負する。展開が崩れるとしたら、8林と7根田の主導権争いから2佐藤が1北津留を捌き、8林の後ろに7根田を迎え入れるような形か…地元5中川の存在は確かに大きいが、やはり勝負の準決勝にもなってくるとそんな忖度も言ってられないだろう。2佐藤を軸にして高配当を狙いに行く!
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 北津留 翼 | 90 | 福岡 | 北津留 翼 90/福岡 |
2 | 2 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
3 | 3 | 池田 憲昭 | 90 | 香川 | 池田 憲昭 90/香川 |
4 | 4 | 谷口 遼平 | 103 | 三重 | 谷口 遼平 103/三重 |
5 | 中川誠一郎 | 85 | 熊本 | 中川誠一郎 85/熊本 |
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5 | 6 | 岸澤 賢太 | 91 | 埼玉 | 岸澤 賢太 91/埼玉 |
7 | 根田 空史 | 94 | 千葉 | 根田 空史 94/千葉 |
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6 | 8 | 林 慶次郎 | 111 | 福岡 | 林 慶次郎 111/福岡 |
9 | 久米 康平 | 100 | 徳島 | 久米 康平 100/徳島 |
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誘導 | 東矢 昇太 | 東矢 昇太 |
何だか雰囲気の変わった平原に期待!
1平原の雰囲気が何か違う。元々、爽やかなイケメンには違いないのだが、そこから更に引き締まっているように見えるのは気のせいなのか?レースを見ていても、昨日の坂井の残し方はさすがとしかいいようのない運びで、ここ、目標がなくたってキッチリと決めてくれるのではと見ている。ただ、展開はやはり九州で9上田が果敢に攻めるところからの2中本の絡みはどうしても考えておく必要がある。2中本と1平原の車券を基本に、穴は今節のラッキーボーイ6新納あたりか!
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
2 | 2 | 中本 匠栄 | 97 | 熊本 | 中本 匠栄 97/熊本 |
3 | 3 | 橋本 強 | 89 | 愛媛 | 橋本 強 89/愛媛 |
4 | 4 | 三宅 達也 | 79 | 岡山 | 三宅 達也 79/岡山 |
5 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
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5 | 6 | 新納 大輝 | 103 | 鹿児 | 新納 大輝 103/鹿児 |
7 | 門田 凌 | 111 | 愛媛 | 門田 凌 111/愛媛 |
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6 | 8 | 磯田 旭 | 96 | 栃木 | 磯田 旭 96/栃木 |
9 | 上田 尭弥 | 113 | 熊本 | 上田 尭弥 113/熊本 |
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誘導 | 桑原 亮 | 桑原 亮 |
松浦のデキに一抹の不安…ならば
やはり1松浦のデキは近況と変わらず、あまり良くない。ここも少し割り引いて考える必要があるだろう。で、問題はここも九州の二段駆けをどう判断するのか?6松岡は多分強気に主導権というレースになるだろう。確かにここも別線に絡まれる恐れはあるのだが…とはいえ、3嘉永や8瓜生はヨコの対応も可能。絡まれても気合で凌いでしまうのでは?二段駆けが決まるというか、とにかく8瓜生の絡みはどうしても必要で、あとはそこに2渡邉が飛んできたり、今節気配のいい9木暮あたりが伸びてくるところも押さえつつ、手広く穴車券で勝負する
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 渡邉 一成 | 88 | 福島 | 渡邉 一成 88/福島 |
3 | 3 | 嘉永 泰斗 | 113 | 熊本 | 嘉永 泰斗 113/熊本 |
4 | 4 | 坂井 洋 | 115 | 栃木 | 坂井 洋 115/栃木 |
5 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
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5 | 6 | 松岡 辰泰 | 117 | 熊本 | 松岡 辰泰 117/熊本 |
7 | 香川 雄介 | 76 | 香川 | 香川 雄介 76/香川 |
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6 | 8 | 瓜生 崇智 | 109 | 熊本 | 瓜生 崇智 109/熊本 |
9 | 木暮 安由 | 92 | 群馬 | 木暮 安由 92/群馬 |
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誘導 | 松岡 貴久 | 松岡 貴久 |
二次予選をクリアして準決勝に上がってきた地元、九州地区の選手は総勢9人。おいおい!これは決勝戦、九州祭りになるんじゃないの~。みたいに思っていたら・・・
1つ目の準決勝は林慶次郎選手がとにかく必死で勝負にいったものの、根田選手に叩かれてしまい九州大ピンチの展開。北津留選手が何とか内のコースから3着を確保したものの、地元エース中川誠一郎選手は決勝戦進出なりませんでした。
2つ目は、もう平原選手の強さというか組み立ての上手さというか・・・
イン斬りから中団確保の捲り一撃!もう、非の打ち所がないレースでラインの上位独占。
結果、上田、中本の地元勢を撃破。やっぱり格が違いましたね・・・
ということで、2つ準決勝を終えた段階で
九州勢、6人中5人が脱落という・・・
さっきまであんなにたくさんいたのに・・・
なかなか、そうそう
うまくいくもんじゃないですね・・・
と思っていたらですよ!
ラストの3つ目で決めてくれました。
二段駆け不安協会会員のハシモトとしては
瓜生選手軸で勝負にはいったものの、やっぱり松浦選手や渡邉一成選手あたりが、地元の夢を打ち砕いてしまうのではないか「あー、松岡選手、頑張ったけどなぁ」というオチが待っているんじゃないか、という思いが摩周湖の霧のように消えません。もう濃霧注意報ですよ!
しかし、そんな不安な霧を嘉永選手の気迫がパーッと晴らしてくれました!
もう、あれは根性の番手捲りですね。正直渡邉一成選手に並ばれた時は、終わったんじゃないかと思いました。一瞬「嘉永、仕掛けがワンテンポ遅い」そう感じましたよ!それでもゴールは瓜生選手と地元のワンツー!きっと、逃げた松岡選手も大役を果たせてホッとした気持ちだったでしょうね~。
結果、何とか熊本勢の面目を保って
決勝戦は北津留−嘉永−瓜生というライン構成。
今回、地元の中川選手を引っ張る!という思いで臨んだという北津留選手にとっては、想定外のところもあるかもしれませんが、それでも地元の後輩二人を連れて前で勝負という形になりました。ただ、相手も強力。今回、最高に仕上がっている印象の平原選手に、デキは決して良くないかも知れませんが、今年ここまで文句なしの賞金王という松浦選手に、今節のラッキーボーイ谷口選手ですか。
脇本選手の欠場は非常に残念ではありましたが、新旧と地区のバランスがしっかり取れた、素晴らしいメンバーによる決勝戦になりました。熊本記念in久留米、いよいよ本日がクライマックスです!
3日目にして覚醒した松本だが・・・
初日から緊張でカチコチだったという地元記念初参戦の3松本。序盤は全く本領を発揮できなかったが、いい意味で開き直れたのか、3日目に関しては素晴らしい仕掛けで見事押し切り勝ち!まさに、やればできる!というレースでした。ただ、3松本の昨日の相手は鈴木薫に松坂洋平。今日は一筋縄にいかないのでは?という不安はどうしても残る。4島川と叩き合う可能性もあるし、何より準決勝で林をねじ伏せた5根田のスピードが素晴らしい。初日、後方から一気に飛んできた、あのイメージで、5根田を軸に勝負してみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 香川 雄介 | 76 | 香川 | 香川 雄介 76/香川 |
2 | 2 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
3 | 3 | 松本秀之介 | 117 | 熊本 | 松本秀之介 117/熊本 |
4 | 4 | 島川 将貴 | 109 | 徳島 | 島川 将貴 109/徳島 |
5 | 根田 空史 | 94 | 千葉 | 根田 空史 94/千葉 |
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5 | 6 | 島田 竜二 | 76 | 熊本 | 島田 竜二 76/熊本 |
7 | 池田 憲昭 | 90 | 香川 | 池田 憲昭 90/香川 |
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6 | 8 | 鈴木 誠 | 84 | 福島 | 鈴木 誠 84/福島 |
9 | 中本 匠栄 | 97 | 熊本 | 中本 匠栄 97/熊本 |
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誘導 | 桑原 亮 | 桑原 亮 |
誠ちゃんの、誠ちゃんによる、誠ちゃんの為のレース
残念ながら決勝戦まで進めなかった1中川だが、今回はかなりいい感じにやる気スイッチも入っているような印象で、何より周囲の「中川さんを盛り立てよう」という思いが凄まじい(笑)それほど徹底型とも言い難い7伊藤ではありますが、やはりこの構成になってくるといくしかない、のレースになってくるのでは。他派にとって攻略の要素がない訳ではない、のですが、あえて敗者戦で地元の1中川に競りかけるような選手もいないのでは??確かに勝負なので、みんな勝ちにはいくと思うのだが、みんなに愛される1中川誠一郎という男の人間性を考えれば、ここは無風で回れるのではないかと信じて。5橋本はマークできても伸びは甘い。7伊藤とのワンツー車券で一点勝負だ!
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 中川誠一郎 | 85 | 熊本 | 中川誠一郎 85/熊本 |
2 | 2 | 木暮 安由 | 92 | 群馬 | 木暮 安由 92/群馬 |
3 | 3 | 三宅 達也 | 79 | 岡山 | 三宅 達也 79/岡山 |
4 | 4 | 山賀 雅仁 | 87 | 千葉 | 山賀 雅仁 87/千葉 |
5 | 橋本 強 | 89 | 愛媛 | 橋本 強 89/愛媛 |
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5 | 6 | 大川 龍二 | 91 | 広島 | 大川 龍二 91/広島 |
7 | 伊藤 颯馬 | 115 | 沖縄 | 伊藤 颯馬 115/沖縄 |
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6 | 8 | 木村 隆弘 | 91 | 徳島 | 木村 隆弘 91/徳島 |
9 | 内藤 宣彦 | 67 | 秋田 | 内藤 宣彦 67/秋田 |
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誘導 | 東矢 昇太 | 東矢 昇太 |
北津留が地元の二人を連れて!
冒頭にも書いたように、今回は中川の為にと言っても過言ではないくらいの思いで参戦してきたという7北津留。その思いは初日のレースからビンビン伝わってきたのだが…決勝戦で思いは叶わず。それでも1嘉永、4瓜生と次世代のスター候補が乗ってきた。この地元の二人は共に似たような人懐っこい愛されるキャラクター。7北津留とも性格的にうまく折り合っていけるのではないか、と見ている。この性格的な折り合いが7北津留の力を更に倍増させるのでは、というのが最終的な決め手になった。タイミングを逃さず、7北津留がカマしてしまえば、そうそう9平原も簡単には捲れないだろう。3松浦に関してはデキに不安がありアタマではちょっと狙えない印象。最終的には1嘉永と7北津留のゴール勝負になるとみて。ただ、穴が開くとしたら9平原がいい感じで捲り上げたときに、1嘉永と絡んだケース、その時にはしぶとい2諸橋が直線突っ込んで、7北津留が残ってしまう。そんな車券も少し抑えたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 嘉永 泰斗 | 113 | 熊本 | 嘉永 泰斗 113/熊本 |
2 | 2 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
3 | 3 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
4 | 4 | 瓜生 崇智 | 109 | 熊本 | 瓜生 崇智 109/熊本 |
5 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
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5 | 6 | 磯田 旭 | 96 | 栃木 | 磯田 旭 96/栃木 |
7 | 北津留 翼 | 90 | 福岡 | 北津留 翼 90/福岡 |
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6 | 8 | 谷口 遼平 | 103 | 三重 | 谷口 遼平 103/三重 |
9 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
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誘導 | 松岡 貴久 | 松岡 貴久 |
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
脇本選手の欠場は非常に残念ではありますが…
こればっかりは仕方ないですね。
先日、オッズパークさんの取材で
脇本選手にじっくりとお話を伺う機会があったのですが、オリンピックに限らず、とにかく周囲から感じる様々な期待がハンパない。そして、その期待を何故、俺がそんなに背負わないといけないのか?と、そんな話をされていました。
もちろん、腰の具合もあるとは思うのですが、そういった周囲からのプレッシャーにも疲れているんだろうなぁなんて…そんなことを強く感じました。
オリンピックに出れば
何が何でも金メダルを!という周囲の声。
普段の開催に出場すれば
一着取って当たり前のオッズに!という周囲の期待。
同じラインの選手からすると
しっかり先手を取ってくれ、頼むぞ!という期待。
そして開催運営サイドからすると
しっかり勝ち上がって、売り上げアップに貢献を!という期待。
期待、期待、期待、期待…
それがスターの宿命といってしまえばそれまでで、勿論、期待されないよりは期待される方が嬉しいはずなのですが…
脇本選手からすると、金メダルを取るために努力してきただけのことなのに…
何故、そこまで周りは過剰にプレッシャーを与えてくるのか?という思いはきっとあるんでしょうね。
僕のようなメディアの端くれとしても
こういった話は実に身につまされる内容で…
安易に次はグランドスラムですね!とか
完全優勝まであと一歩まできましたね!とか
連勝記録までいよいよですよ!とか
時として選手に過剰な期待を与え
無駄にプレッシャーを与えてしまっているのではないか?と
そんなことを感じました。
性格的に、そういう期待感を力に変えることができる人かどうか?というのもありますし
あとは、その期待感がどの程度の大きさか?ということもあると思います。
なので、一概には言えませんが…
とにかく、今は脇本選手にゆっくりと、無理することなく、治療に専念してもらえたらいいのではないか、とそんな風に思います。
で、そんな脇本選手の欠場で
優勝争いが混沌としてきました
万全ではなさそうですが、安定感では松浦選手
2日目さすがのテクニックで坂井選手とワンツーを決めた平原選手
そして迎えうつ地元九州勢もかなりの選手が二次予選をクリアして層が厚くなりました。
圧倒的主役がいなくなりましたが
とにかく面白い、熱いレースを期待しましょう〜!