もしかしたら恩田が!
2日目はコースがなく、4着に終わった8恩田だが、初日の踏ん張りを見る限り気配は悪くないし、ましてや3森田の番手なら十分差し切るところを本線で考えたい。1山田は逃げて2日目見せ場を作ったが、動きは重そうで、まだまだ復調途上という感じでなかなか中心的な存在として狙いにくい。気になるのは2取鳥。攻めは積極的だし動きも悪くない。勢いは3森田だが、2取鳥次第ではという車券も考えつつ、狙い目を考えてみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 山田 英明 | 89 | 佐賀 | 山田 英明 89/佐賀 |
2 | 2 | 取鳥 雄吾 | 107 | 岡山 | 取鳥 雄吾 107/岡山 |
3 | 3 | 森田 優弥 | 113 | 埼玉 | 森田 優弥 113/埼玉 |
4 | 4 | 川口公太朗 | 98 | 岐阜 | 川口公太朗 98/岐阜 |
5 | 松岡 貴久 | 90 | 熊本 | 松岡 貴久 90/熊本 |
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5 | 6 | 嵯峨昇喜郎 | 113 | 青森 | 嵯峨昇喜郎 113/青森 |
7 | 坂本健太郎 | 86 | 福岡 | 坂本健太郎 86/福岡 |
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6 | 8 | 恩田 淳平 | 100 | 群馬 | 恩田 淳平 100/群馬 |
9 | 桑原 大志 | 80 | 山口 | 桑原 大志 80/山口 |
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誘導 | 那須 久幸 | 那須 久幸 |
勢いの吉田に追い風のレース
直前GI決勝進出と、完全に上げ潮モードの9吉田。柔軟性も近況増していて、ここ中心は揺るぎない、というか、中心にしてもらえる番組になったということが大きい。こういった番組を組んでもらえるようになったこと。それこそが9吉田の成長の証といってもいいだろう。勿論、九州2段掛けもありそうなメンバーだし、7佐々木も一発の魅力は十分、加えて3稲毛も自力での実績は豊富で勿論車券の対象から簡単に外せない選手だが、とにかくここなら9吉田が8番手で何もできず、というのは考えにくい。ならば、今の脚力で他を圧倒するという車券に限定して。今の1佐々木なら差せないだろう。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 佐々木雄一 | 83 | 福島 | 佐々木雄一 83/福島 |
2 | 2 | 香川 雄介 | 76 | 香川 | 香川 雄介 76/香川 |
3 | 3 | 稲毛 健太 | 97 | 和歌 | 稲毛 健太 97/和歌 |
4 | 4 | 吉本 卓仁 | 89 | 福岡 | 吉本 卓仁 89/福岡 |
5 | 笠松 信幸 | 84 | 愛知 | 笠松 信幸 84/愛知 |
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5 | 6 | 紫原 政文 | 61 | 福岡 | 紫原 政文 61/福岡 |
7 | 佐々木 豪 | 109 | 愛媛 | 佐々木 豪 109/愛媛 |
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6 | 8 | 嘉永 泰斗 | 113 | 熊本 | 嘉永 泰斗 113/熊本 |
9 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
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誘導 | 田中 弘章 | 田中 弘章 |
眞杉にモヤモヤが果たして
完全に地元4田中に忖度した番組。若い選手なら、ここでも先行するだろう、と3眞杉に期待している部分があるとは思うが、果たして、そんなに簡単にうまくいくのかどうか?あまりにも無理矢理な番組に3眞杉が少しでもモヤモヤした気持ちをもってレースに臨むなら、十分9寺崎に叩くチャンスはあるだろうし、それだけの力はある選手。最終バックは9寺崎が取ってしまうところから考えて。そうなると、前回の貯金がまだまだ残っている5稲川が軸になってくる。相手の中心は2野田で。2野田は最近捌きにもこだわってきたのが大きい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
2 | 2 | 野田 源一 | 81 | 福岡 | 野田 源一 81/福岡 |
3 | 3 | 眞杉 匠 | 113 | 栃木 | 眞杉 匠 113/栃木 |
4 | 4 | 田中 誠 | 89 | 福岡 | 田中 誠 89/福岡 |
5 | 稲川 翔 | 90 | 大阪 | 稲川 翔 90/大阪 |
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5 | 6 | 塚本 大樹 | 96 | 熊本 | 塚本 大樹 96/熊本 |
7 | 岩本 俊介 | 94 | 千葉 | 岩本 俊介 94/千葉 |
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6 | 8 | 門田 凌 | 111 | 愛媛 | 門田 凌 111/愛媛 |
9 | 寺崎 浩平 | 117 | 福井 | 寺崎 浩平 117/福井 |
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誘導 | 中園 和剛 | 中園 和剛 |
「何でお姉ちゃんは新しいパジャマやのに私だけ古いやつ着るの?」
「僕のケーキだけ小さい!!あと、いちごが少ないよ~。ほら、お兄ちゃんの方が・・・」
「やだー!僕もおばあちゃんとこにいきたい!何でお兄ちゃんとお姉ちゃんだけなん??」
きょうだいがたくさんいればいるほど、トラブルの起こる確率はどうしても高くなってしまいます。親の立場からすると、みんな平等にやってるつもりでも、その時その時の状況で微妙に差がついてしまうのはある意味仕方のないところで、そこに悪意はないのですが・・・
地元久留米で準決勝に進んだのは、坂本健太郎選手に吉本卓仁選手、大御所の紫原政文選手、そして、野田源一選手に田中誠選手と総勢5人。
この5人にできるだけチャンスがあるように・・・
番組編成の方はきっと頭を悩ませて・・・めちゃくちゃ苦労したんじゃないかと思います。
27人の勝ち上がりメンバーを色々組み合わせて、あーでもない、こーでもない、となるのですが・・・やっぱり、なかなかみんなハッピーというのは難しいですね。
まぁ、野田選手に関しては昨日もここで書いたように、誰が相手であろうと、どんな番組であろうと、やる事は変わりないというスタンスなので、それほど考えなくてもいいかもしれませんが、やはりそれ以外の4人をどこに当てはめていけばいいのか?
ここでポイントは、逃げてくれそうな九州地区の若手自力は嘉永選手一人だったというところですね。なので、嘉永選手の後ろを回る地元選手が果たして誰になるのか?ここになってきたかと思います。そこでまず考えないといけないのは地元の重鎮、紫原選手の存在。長年の貢献度に敬意を表し、紫原選手にもチャンスがあるようにとなると、スンナリ番手よりももう一人自力のある選手を間に入れて、番手捲りも想定しての3番手に入ってもらう方が、決勝戦にいける可能性が上がるのではないか?ということですね。そこで白羽の矢が立ったのが吉本選手。これまで久留米を率いて先行していた実績を考えると、番手捲りしても問題ないという格の選手だし、そうなると紫原選手と揃って決勝戦へ!という望みが出てきます。多分、ここで二人地元が揃って決めてくれたら!という思いだったんでしょう。
ある意味それは成功し、吉本選手の番手捲りは決まりましたが、紫原選手は後ろからきた吉田、香川、佐々木選手に抜かれてしまい5着という結果に・・・ただ、番組編成の方としてはやれるだけのことはやったという感じでしょう。
しかし、あとは難しかったですね~。
坂本健太郎選手には、実績断然の山田英明選手を。山田選手がガムシャラに先行というのは考えにくいですが、それでもキレイに捲ってくれたら、という願いを込めて組んだ番組だったと思いますが・・・これは、山田選手不発で失敗。
そして、田中誠選手。
好調野田選手と一緒にラインを、という選択を田中選手がすることも想定しつつも、野田選手が一匹狼的なスタイルなので、もし久留米で連携しないという判断を田中選手がしたとしても大丈夫なように・・・
考えて考えた末に、今赤丸急上昇の眞杉選手が関東で一人になるように・・・
浮き駒番組にしたんでしょう。
眞杉選手なら逃げてくれて、田中選手にチャンスがあるのでは?その意図は間違いなくあったと思います。
しかし、眞杉選手は先日ダービーで決勝戦まで進んだ選手であり、そういった意味でのプライドみたいなものもあったのかもしれません。「俺が何で??平原さんの前ならまだしも・・・」
みたいな部分があったのかなぁ、なんて推察してしまいますね。結局、この連携もうまくいかずに失敗。ほんとに人間心理を考えるというのは難しいものですね。
地元の選手みんなにハッピーになってもらいたい、できればみんな平等に。
だけど、そんなにうまくはいかなくて、こうなるのですが、また、そういった番組編成の視点からレースを見ていくというのも、競輪の楽しみ方の一つだと思います。
特に準決勝はその色彩が色濃く出ますからね~。結果、地元から勝ち上がったのは吉本選手ただ一人。最後の砦を守り切ることができるかどうか??
久留米記念、いよいよ決勝戦です!
皿屋にのる川口に勝機が
3日目は無理矢理内のコースに入り、接触、伸びきれずに終わってしまった5川口。しかし、今節かなり気配は良さそうで、9皿屋の仕掛けに乗って抜け出すところを基本に考えたい。4原口と9皿屋の力を比較してもやはり中部の方がリードしているのは間違いないだろうし、ここは5川口からで。勿論、9皿屋の残り目は必要になってくるが、面白いのは単騎勢の突っこみ。特に気になるのは1佐々木の決め脚。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 佐々木雄一 | 83 | 福島 | 佐々木雄一 83/福島 |
2 | 2 | 田中 誠 | 89 | 福岡 | 田中 誠 89/福岡 |
3 | 3 | 笠松 信幸 | 84 | 愛知 | 笠松 信幸 84/愛知 |
4 | 4 | 原口 昌平 | 107 | 福岡 | 原口 昌平 107/福岡 |
5 | 川口公太朗 | 98 | 岐阜 | 川口公太朗 98/岐阜 |
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5 | 6 | 紫原 政文 | 61 | 福岡 | 紫原 政文 61/福岡 |
7 | 山中 貴雄 | 90 | 高知 | 山中 貴雄 90/高知 |
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6 | 8 | 佐藤 真一 | 79 | 東京 | 佐藤 真一 79/東京 |
9 | 皿屋 豊 | 111 | 三重 | 皿屋 豊 111/三重 |
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誘導 | 吉良 勝信 | 吉良 勝信 |
ここならもしかすると野田が・・・
徹底先行というタイプが不在の11R。8恩田も今節早めには動くシーンがあったものの、それほど長い距離で、という選手ではないし、5荒井もさすがに先行までは考えにくい。4北村も同様で、そうなってくると地元3人でまとまる中で前を務めることになった9野田が逃げる展開になってくるのでは。ただ、そこで流すようなシーンがあると、5荒井がカマシて、結局九州は5人まとまる。みたいなことはあるかもしれない。その時限定で7井上のアタマだが、基本は久留米勢主導権の2坂本軸で狙ってみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
2 | 2 | 坂本健太郎 | 86 | 福岡 | 坂本健太郎 86/福岡 |
3 | 3 | 渡部 哲男 | 84 | 愛媛 | 渡部 哲男 84/愛媛 |
4 | 4 | 北村 信明 | 93 | 徳島 | 北村 信明 93/徳島 |
5 | 荒井 崇博 | 82 | 佐賀 | 荒井 崇博 82/佐賀 |
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5 | 6 | 加倉 正義 | 68 | 福岡 | 加倉 正義 68/福岡 |
7 | 井上 昌己 | 86 | 長崎 | 井上 昌己 86/長崎 |
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6 | 8 | 恩田 淳平 | 100 | 群馬 | 恩田 淳平 100/群馬 |
9 | 野田 源一 | 81 | 福岡 | 野田 源一 81/福岡 |
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誘導 | 田中 弘章 | 田中 弘章 |
稲川が好位確保から
今節自力での気配は9取鳥。スピード粘り、共に申し分なく、ここも一気に前を叩いてしまえば粘りこむ可能性は十分ありそう。ただ、その後ろあたりをターゲットにして直線勝負に賭けそうなのは3稲川。伸びは安定しているし、位置取りの失敗もなさそう。ならばここも3稲川中心で狙ってみたい。相手は9取鳥の粘り込みと、流れ向く4桑原。そして何より7吉田の捲り追い込みは捨てがたい。7吉田のアタマまで考えて勝負してみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 山田 英明 | 89 | 佐賀 | 山田 英明 89/佐賀 |
2 | 2 | 岩本 俊介 | 94 | 千葉 | 岩本 俊介 94/千葉 |
3 | 3 | 稲川 翔 | 90 | 大阪 | 稲川 翔 90/大阪 |
4 | 4 | 桑原 大志 | 80 | 山口 | 桑原 大志 80/山口 |
5 | 香川 雄介 | 76 | 香川 | 香川 雄介 76/香川 |
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5 | 6 | 吉本 卓仁 | 89 | 福岡 | 吉本 卓仁 89/福岡 |
7 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
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6 | 8 | 門田 凌 | 111 | 愛媛 | 門田 凌 111/愛媛 |
9 | 取鳥 雄吾 | 107 | 岡山 | 取鳥 雄吾 107/岡山 |
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誘導 | 中園 和剛 | 中園 和剛 |
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
先日、亡くなった古畑任三郎でおなじみの田村正和さん。
あのドラマは色んな意味で、それまでの既成概念を打ち砕く画期的なものでした。
特に、僕が好きだったのは「あなたが犯人です」と悪事がバレてしまってからのエンディング。普通なら犯人は狼狽したり、涙を流して謝ったり…
少なくとも、土曜ワイド劇場はそんな感じで、しんみり終わっていくんです。
なのに、なんですか!「いやぁ、古畑さん、こりゃ一本取られましたなぁ」みたいな爽やかなエンディングは…
犯人はこれから警察に連れて行かれるのに、将棋で負けたくらいのライトな感じで罪を認めてしまう。あの独特な感じがなんとも好きだったんですよね〜。
で、そんなことはさておき!
田村正和さんですよ!普段から誰とも群れず、食事も仕事の合間は一人で。もちろん、仕事仲間と飲みに行くなんてことはほとんどなく、トイレに入っているところすら誰も見たことがないという徹底ぶり。
いち俳優として、まさに生涯単騎を貫いたと言っても過言ではありません。
常に変わらぬ信念を持ち続けていないと、つい、うっかり誰かに助けてもらいたくなったり、群れの中に身を置くことで安心したくなったりするのが人間の性と言ってもいいはずなのに、俳優生活で単騎を貫き通した、その生き様に僕は拍手を送りたいですね。
で、競輪界を見渡してみると
そんな田村正和さんみたいな選手がいるじゃないですか!!
そう、みなさんお馴染みの、野田源一選手ですよ。誰に頼ることなく、単騎戦をモットーに!
2日目の二次予選なんかは内から捌いて位置を取り、直線では今、旬の男、眞杉選手を捉えているんですから、今回の俊敏な動き、そしてタテ脚はかなりいいんじゃないか、と思う訳です。
競輪の醍醐味はライン戦。人間が走るからそこにドラマがある、という考えに変わりはありませんが、野田選手みたいな男が一人くらいいたっていいじゃないですか!
群れることなく、いつも己の力を信じて戦う男、野田源一!
3日目以降もぜひ!注目してみてください〜。