今節内容充実の渡邉を軸に
各ライン先頭の自力選手を比較してみると、やはり先行意欲が最も高いのは6木村。ラインは2車でもマークは9諸橋だし、迷いなく仕掛けていくはず。1三谷は二日間捲りでの勝ち上がり、車番を生かして好位置を確保する組み立てができれば地元5坂口を連れ込む捲りか。2清水は二日間マーク戦から自力に転じる展開で、今日は自力。そして3渡邉は初日後方になるもスピード良く捲り、2日目はHでカマして先行して押し切りとレース内容が充実している。番手を回る7山賀も連日ゴール前の伸びが非常に光っているのでこの南関ラインを中心に狙う。
穴目フォーカスとして、先手ラインがわかりやすいだけに展開向くのはやはり9諸橋、中団取り合いになりごちゃつくときはコース突ける7山賀、この両者を1・3着に2着は全で高配当を。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 三谷 竜生 | 101 | 奈良 | 三谷 竜生 101/奈良 |
2 | 2 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
3 | 3 | 渡邉 雄太 | 105 | 静岡 | 渡邉 雄太 105/静岡 |
4 | 4 | 才迫 開 | 101 | 広島 | 才迫 開 101/広島 |
5 | 坂口 晃輔 | 95 | 三重 | 坂口 晃輔 95/三重 |
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5 | 6 | 木村 弘 | 100 | 青森 | 木村 弘 100/青森 |
7 | 山賀 雅仁 | 87 | 千葉 | 山賀 雅仁 87/千葉 |
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6 | 8 | 桐山敬太郎 | 88 | 神奈 | 桐山敬太郎 88/神奈 |
9 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
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誘導 | 岩見 潤 | 岩見 潤 |
地元の浅井がしっかり決勝へ
展開は9新山もしくは5皿屋の先行か。9新山と3佐藤は初日特選で連係している。このときは先行体制に入った太田を9新山が仕掛けた際に、叩けないと判断したのか3佐藤は3番手におりてしまうのだが、力で9新山は前を叩き切っていった。強引に仕掛けた9新山は末を欠いての9着だが、やはり果敢な先行策が魅力だ。2日目の9新山は野口との対戦で踏み合いもあったが普段より器用にレースを運んだように見受けられた。あとは地元の1浅井をつけた5皿屋も気合い十分、激しい踏み合いになると穴目で2岩谷の一発。そのときはダッシュ強烈なので、番手まわる7大塚よりも別線の絡みを。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
2 | 2 | 岩谷 拓磨 | 115 | 福岡 | 岩谷 拓磨 115/福岡 |
3 | 3 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
4 | 4 | 松坂 洋平 | 89 | 神奈 | 松坂 洋平 89/神奈 |
5 | 皿屋 豊 | 111 | 三重 | 皿屋 豊 111/三重 |
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5 | 6 | 簗田 一輝 | 107 | 静岡 | 簗田 一輝 107/静岡 |
7 | 大塚健一郎 | 82 | 大分 | 大塚健一郎 82/大分 |
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6 | 8 | 河野 通孝 | 88 | 茨城 | 河野 通孝 88/茨城 |
9 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
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誘導 | 伊藤 稔真 | 伊藤 稔真 |
関東ラインワンツーに期待
関東ラインが三車となり、しかも特選で連係した2吉田と9吉澤。初日は2吉田がうちにつまってしまう展開となり、外を踏んだ9吉澤が1着だったが2吉田は7着という結果。今日はしっかりとワンツー決めたいところ。本線はやはりここから。レースの展開は8野口の先行の可能性が高く、あとは連日早めに巻き返している7太田がどのタイミングで仕掛けてくるか?がポイント。力のある3選手をBOXにしたものと1・2着に固定してみるパターンも。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 山田 久徳 | 93 | 京都 | 山田 久徳 93/京都 |
2 | 2 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
3 | 3 | 湊 聖二 | 86 | 徳島 | 湊 聖二 86/徳島 |
4 | 4 | 窓場千加頼 | 100 | 京都 | 窓場千加頼 100/京都 |
5 | 近藤 保 | 95 | 千葉 | 近藤 保 95/千葉 |
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5 | 6 | 岡 光良 | 94 | 埼玉 | 岡 光良 94/埼玉 |
7 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
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6 | 8 | 野口 裕史 | 111 | 千葉 | 野口 裕史 111/千葉 |
9 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
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誘導 | 柴崎 俊光 | 柴崎 俊光 |
「4コーナーまであっていたのになぜ・・」
「数学のように部分点もらえないかなあ」
先日のオッズパークライブでそんな会話になりましたがまさに、典型的なそれが昨日の最終レースでした。
まずは、アクシデントがあったことが残念ですがレースが成立する以上は、そういうハプニング込みで、本当に最後の最後までどうなるかわからないのが競輪なのです。
トップスピード70Km/h。すごいスピードで駆け抜けている最中に他の選手の思いがけない動きがあったり、瞬時の判断が必要になって来るのですから難しいスポーツだなと改めて感じます。
スプリント力があったり、タイムが良かったり、自転車競技では強くても漢字の競輪というのはいわば障害物競走。しかも対象物が絶えず動くのです。複雑だからこそおもしろい、その魅力に松阪G3最終日の今日も振り回されましょう。
さて、決勝戦はSS不在となりました。地元からは二名が勝ち上がり、盛り上げてくれますし、良い意味で全員にチャンスのある闘い。
私も最後まで諦めず、しっかりと「的中」でゴールしたいと思います。真剣勝負にはなりますが、どうか選手のみなさんが怪我なく走り終えますように。
それでは予想へ参りましょう!
南関を本線に
今節、動きが良く見えたのは9渡邉。ラインも3車と長くなった。準決勝戦の渡邉はJですかさず仕掛けてきた清水をしっかりあわせ主導権。
しかしながらHすぎ木村に叩かれ、その後は再度仕掛けられずの4着と敗れたものの、積極的な良いレースだったし二日目の先行押し切りは見事だった。最終日でライン3車となればなおさら、先行する可能性十分か。
この場合は展開向くのは番手の4桐山、初日逃げて4着粘れているので復調気配。あとは9渡邉を叩いて先行するとすれば連日果敢に攻めている3岩谷で、3岩谷ー5橋本は今年6月の取手記念初日に連係。このときには逃げた3岩本を5橋本がかわしワンツーだった。
落ち着いて三番手で立て直して捲れば南関ライン決着、もしも踏み合えば2雨谷がスピードよく捲ってくる。不発のときは8磯田の突っ込みを狙いたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 窓場千加頼 | 100 | 京都 | 窓場千加頼 100/京都 |
2 | 2 | 雨谷 一樹 | 96 | 栃木 | 雨谷 一樹 96/栃木 |
3 | 3 | 岩谷 拓磨 | 115 | 福岡 | 岩谷 拓磨 115/福岡 |
4 | 4 | 桐山敬太郎 | 88 | 神奈 | 桐山敬太郎 88/神奈 |
5 | 橋本 強 | 89 | 愛媛 | 橋本 強 89/愛媛 |
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5 | 6 | 中川 勝貴 | 109 | 福井 | 中川 勝貴 109/福井 |
7 | 内藤 秀久 | 89 | 神奈 | 内藤 秀久 89/神奈 |
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6 | 8 | 磯田 旭 | 96 | 栃木 | 磯田 旭 96/栃木 |
9 | 渡邉 雄太 | 105 | 静岡 | 渡邉 雄太 105/静岡 |
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誘導 | 岩見 潤 | 岩見 潤 |
負けられないSS佐藤だが・・・
展開はやはり、連日主導権取りに行く競走を魅せている4木村の先行策。マークは2佐藤でここはライン二車でも早めの仕掛けか。
落車の影響なのか若干いつもより精彩を欠いているようにもみえる・・・もちろんこのメンバーではすんなり人気に応えてくれる可能性も高いが、4木村を援護しての2、3着になるパターンで敢えて広めに高配当を狙いたい。
このレースは中部の並びもポイントで、3岡本が前をまわるかたちで番手が地元8西村、三番手6藤原とライン3車、しっかり好位確保したいところ。8西村のタテ脚と、今節9簗田の自転車が伸びている印象なので後方になっても一発を期待して思い切ったフォーカスで勝負したい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 月森 亮輔 | 101 | 岡山 | 月森 亮輔 101/岡山 |
2 | 2 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
3 | 3 | 岡本 総 | 105 | 愛知 | 岡本 総 105/愛知 |
4 | 4 | 木村 弘 | 100 | 青森 | 木村 弘 100/青森 |
5 | 湊 聖二 | 86 | 徳島 | 湊 聖二 86/徳島 |
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5 | 6 | 藤原 誠 | 69 | 岐阜 | 藤原 誠 69/岐阜 |
7 | 近藤 保 | 95 | 千葉 | 近藤 保 95/千葉 |
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6 | 8 | 西村 光太 | 96 | 三重 | 西村 光太 96/三重 |
9 | 簗田 一輝 | 107 | 静岡 | 簗田 一輝 107/静岡 |
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誘導 | 伊藤 稔真 | 伊藤 稔真 |
地元浅井が有力、対抗は太田
やはり、地元ふたりの前を任された4皿屋が先行する展開になりそう。であれば展開有利かつ力も上位となる本命は1浅井。しかし、別線の捲りも強烈だ。2太田は今節仕掛け早くていい結果に繋がっているので、決勝も構えすぎずにしっかりとタイミングよく仕掛けられれば面白い。
また、5三谷は準決勝戦の捲りも力強く、印象に残っている。どうだろう?厳しいかな?というところからもしぶとく踏めている印象。まずは地元1浅井と好調2太田の折り返しのフォーカスを本線として、穴目は近畿中心に3着には1浅井と3諸橋を。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
2 | 2 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
3 | 3 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
4 | 4 | 皿屋 豊 | 111 | 三重 | 皿屋 豊 111/三重 |
5 | 三谷 竜生 | 101 | 奈良 | 三谷 竜生 101/奈良 |
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5 | 6 | 岡 光良 | 94 | 埼玉 | 岡 光良 94/埼玉 |
7 | 山田 久徳 | 93 | 京都 | 山田 久徳 93/京都 |
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6 | 8 | 大塚健一郎 | 82 | 大分 | 大塚健一郎 82/大分 |
9 | 坂口 晃輔 | 95 | 三重 | 坂口 晃輔 95/三重 |
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誘導 | 柴崎 俊光 | 柴崎 俊光 |
2016年の某新聞社ミスコンでグランプリをとったことをきっかけに、公営競技に携わるようになる。2017年には競輪の予想・妄想の魅力にどっぷりとハマり、とにかく飯より車券。旅打ちが好きで各地へ脚を運び、2019年には競輪場全43場を制覇。曾祖母が女賭場師だったらしいという縁もあり、自分では博才があると思い込んでいる。
オッズパークをごらんの皆様、こんにちは。桜井奈津です!松阪競輪場では記念競輪が開催中。本日は3日目を迎えます。今開催はS級S班が3名出場。賞金ランキング4位の佐藤慎太郎選手、8位の清水裕友選手、そして吉田拓矢選手は現在13位。ちなみに地元の浅井康太選手は20位です。10月ということで残すG1はあとふたつとなり、記念競輪での賞金額の積み上げも非常に重要になってきます。初日特選競走では太田選手、新山選手の叩き合いがあり、そのうしろはもつれる展開となりました。結果的にはライン三車だった関東の先頭の吉田選手はうちに詰まってしまい、切り替えて外を踏み上げた吉澤選手が1着。追った諸橋選手が2着で3着は浅井選手でした。人間が走るからこそ、キモチというのも大きく関わるのが競輪の面白さ。ランキング上位の選手は現在の賞金額を多少なり意識していると思いますし、残りのG1で闘うことを見据えた走り、というのもこの時期の記念競輪の見どころではないでしょうか。季節の変わり目で急に気温も下がっているので、競輪ファンの皆様も、選手の皆様もまずは体調に気をつけていただきたいです。それでは準決勝戦の予想へ参りましょう!