よさこい賞争覇戦　著名人予想

高知競輪場で開催されているG3『よさこい賞争覇戦』はいよいよ最終日を迎えました。

昨日は準決勝戦が行われましたが、個人的に印象に残ったのが最終12レースでした。打鐘で前に出たのは54歳の小嶋敬二選手。同じく54歳の山口富生選手と2車のラインで、ホームでは小嶋選手が踏み上げていきます。結果的には犬伏選手が捲って、清水選手とのワンツーが決まったレースでしたが、最初に風をきった小嶋選手、そして捲られてしまったあとの山口選手の動き、直線の伸びには非常に痺れましたね。

小嶋選手は2003年、大津びわこ競輪場で行われた高松宮記念杯競輪G1で初タイトルを手にしているのですが、この決勝戦のときも山口富生選手と連携しているんです。レースは後方で脚を溜めて、3角一気の捲り追い込み。ものすごいスピードでした。先行していた村上義弘さんをとらえての優勝。
これが20年以上も前のことです。ふたたびグレードレースの勝ち上がりで連携し、魅せ場をつくるなんて、簡単なことではありません。そしてさらに驚きなのが、この決勝戦の舞台には当時26歳の佐藤慎太郎選手もいたのです。人間の体は歳を重ねれば筋肉も瞬発力も衰えて当然なはずなのですが・・どんどん強くなっているように感じる佐藤選手、まだまだ限界ではなさそうです。

さて、決勝戦はまず新山選手VS犬伏選手、といった構図になりますが、単騎の深谷選手も坂井選手もスピードあり面白いレースになりそう。そして、ベテラン勢はキレが戻ってきているSS佐藤選手はもちろん、本日お誕生日の大坪選手も注目です。
燻銀の走りにも、期待したいですね。