瀬戸の王子杯争奪戦　著名人予想

免許の切り替えで講習に行くと、必ず出てくるのが『予測』の話。駐車している車両を追い抜こうとする時には、その停まっている車の陰から突然子供が飛び出してくるかもしれないから、いつでもブレーキが踏めるように徐行しておきましょう！みたいなやつです。

競輪選手も自転車を運転している訳ですから、ある程度、予測が必要なんでしょう。それが出来ているかどうかによって、瞬時の判断が違ってくることは容易に想像できますね。

玉野記念、2日目の松浦選手を見ていて、ほんとに松浦選手っていうのはそういう意味での予測がしっかり出来ていて、なおかつ『こうなった時にはこうしよう』というシュミレーションが緻密なんだろうなぁということを改めて実感させられました。

山根選手に前を任せるレースで、その山根選手がいいスピードで捲れるようならそこに追走していきゴール勝負！これは理想の形ですが、もし、そうじゃなかった時にどうするか？山根選手の勢いが鈍ってきた時に、どのタイミングで判断するのか？そして、その時のコースはどこを通るのが一番いいのか？そんなところまで考えて走っているような、そんな気がします。

最終2角あたりで山根選手が捲れるかな、というところから失速していったタイミングで一度内にいこうとした松浦選手。結局、実際に切り替えたのは、もうワンテンポ後だったのですが、あそこで1回いこうとして辞めて、すぐに思い直して2回目に内に入っていけるのは、やっぱりレース前から『こうなるかもしれないという予測』が出来ているからなんだろうなぁ。という風に感じました。見ていて派手さはないんですが、このあたりがプロフェッショナルの凄さと言いますか‥やっぱり超一流は違いますね。

そんな松浦選手は今日も番手のレースですか。今日もクレバーな走りで‥なんですが、北津留選手の存在が何とも。もし、石原選手がいけなかった時にどう対応できるのか？きっと予測はしてるんでしょうね。