太田が力上位だが…
やはりここメンバーを見渡すと3太田が力上位と言うしかない。ただ、若い9山根が歴戦の雄5佐藤を連れて早めにいくならば、というのは面白いところ。9山根がとにかくガムシャラに主導権を握り、8大石が中団、そして3太田が後手に回るなら、3太田の捲りに7橋本が離れてしまい、5佐藤が連に絡んでくる可能性は少し考えておきたい。すんなり7橋本が付いていけた場合と離れた場合、ここは両面作戦でしっかり当たりを取りにいく。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
2 | 2 | 表原 周 | 100 | 大阪 | 表原 周 100/大阪 |
3 | 3 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
4 | 4 | 大崎飛雄馬 | 88 | 愛媛 | 大崎飛雄馬 88/愛媛 |
5 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
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5 | 6 | 石口 慶多 | 103 | 兵庫 | 石口 慶多 103/兵庫 |
7 | 橋本 強 | 89 | 愛媛 | 橋本 強 89/愛媛 |
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6 | 8 | 大石 崇晴 | 109 | 大阪 | 大石 崇晴 109/大阪 |
9 | 山根 将太 | 119 | 岡山 | 山根 将太 119/岡山 |
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誘導 | 守谷 陽介 | 守谷 陽介 |
脇本は圧倒的!ただ、マークの岩津は…
やはり、ここではスケールが違う印象の1脇本。圧倒的パワーを武器に他をなぎ倒す車券が当然のことながら軸になってはくるのだが、地元の2岩津が付けきれるのか?いや、付けきれたとしても最悪飛びつかれる可能性もある。7吉田や5松岡は初手から競りはないものの、流れで引けないときには容赦なく競ることはできるタイプ。なので、ここは思い切って1脇本からの筋違いで勝負したい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
2 | 2 | 岩津 裕介 | 87 | 岡山 | 岩津 裕介 87/岡山 |
3 | 3 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
4 | 4 | 福田 知也 | 88 | 神奈 | 福田 知也 88/神奈 |
5 | 松岡 辰泰 | 117 | 熊本 | 松岡 辰泰 117/熊本 |
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5 | 6 | 瀬戸 栄作 | 109 | 長崎 | 瀬戸 栄作 109/長崎 |
7 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
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6 | 8 | 片岡 迪之 | 93 | 岡山 | 片岡 迪之 93/岡山 |
9 | 田中 誠 | 89 | 福岡 | 田中 誠 89/福岡 |
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誘導 | 丹波 靖貴 | 丹波 靖貴 |
松浦は強いがここは野田の一発に!
安定感に関しては競輪界でも指折りの1松浦。場合によっては早めに勝負というのも可能で、地元の5柏野を連れてタイミングよく仕掛けるという展開が濃厚になる。ただ、仕掛けによっては5柏野が離れることもあり、過剰には期待できない。オッズ次第だが、本線は厚めに、あとは単騎の7野田を軸に据えて考えてみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
3 | 3 | 松岡 健介 | 87 | 兵庫 | 松岡 健介 87/兵庫 |
4 | 4 | 皿屋 豊 | 111 | 三重 | 皿屋 豊 111/三重 |
5 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
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5 | 6 | 小野 大介 | 91 | 福島 | 小野 大介 91/福島 |
7 | 野田 源一 | 81 | 福岡 | 野田 源一 81/福岡 |
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6 | 8 | 志村 太賀 | 90 | 山梨 | 志村 太賀 90/山梨 |
9 | 香川 雄介 | 76 | 香川 | 香川 雄介 76/香川 |
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誘導 | 近藤 修康 | 近藤 修康 |
3度目の正直という言葉は誰もが耳にしたことがあると思います。
この言葉には実は、ちゃんと根拠がありまして・・・
まず、1回目の失敗というのは経験値の不足から、訳が分からず起こってしまう偶発的エラーだという見方です。
奈良記念決勝戦、石原颯が前受け。残り2周から全開の先行、最終2角から宮本隼輔の番手捲り、後ろ攻めの脇本雄太は何も出来ずに敗れてしまいました。
まあ、脇本選手に限って訳が分からず起こってしまったと言うことはありませんが、想像以上に石原颯選手が捨て身だったなぁ、ということはあるかもしれません。
僕自身もあの時、そう感じましたが周りの想像以上に強力な、中四国ラインの結束力だったと思います。
これを踏まえて、2回目の失敗です。
2回目の失敗というのは必然的エラーによるものだと言われています。
つまり、分かっていても間違えるというものです。ある種の確認作業と言えるかも知れません。
ウィナーズカップの決勝戦、太田竜馬が鐘から主導権を一気に握りここも全開で飛ばしていきました。そして最終3角から松浦悠士が迷わず番手発進。後ろの清水裕友が優勝。またまたここでも脇本は後方に置かれてしまい不発に終わり・・・中四国の結束力が脇本雄太のスピードをまたしても封じ込めるという結果になりました。
この今年に入ってから立て続けに起こってしまった、脇本選手にとっての2つのエラーを自身がどう捉えているのか?
今節は前回のウィナーズとはうって変わって積極的に動いている脇本選手のレースを見て・・・
まあ、もちろんGIIIだからというのもあるかも知れませんが・・・
とにかく、今回に限ってはこの、過去2回のエラーを相当重視して、脇本選手は勝負してくるのではないかと感じています。
想像以上の敵の動きに何もできずに終わってしまった1回目の奈良記念。
ある程度、想定にありながらも同じような失敗に終わった2回目のウィナーズカップ。
そして、今回の玉野記念の決勝戦
119期の新鋭山根に、いや後ろでタクトを降る松浦を相手に!
3度目の正直があるかどうか?
ちなみに、人の印象というのは3回目で固定されてしまうという恋愛のスリーセット理論にあてはめて考えると今日、山根-松浦のラインに2段駆けを許してしまうと、脇本選手の中で中四国ラインへのイメージが固定化されてしまい、相当な苦手意識が植え付けられてしまう可能性は十分にあると言えるでしょう。
今後のGI戦線においても非常に重要な意味を持ちそうな、大注目の決勝戦。必見ですよ!
好位を回る神山に、一発が魅力の野田、大川を!
7青野が主導権という可能性が非常に高いレース。そうなれば直前の地元ウィナーズで決勝戦まで進んだ1神山に流れが向いてくるが、2車のラインというのが何とも心細い。加えて、7青野相手に8大石あたりが強気に勝負にいくことも考えられる。となると、確かに展開は1神山なのだが、後ろからの捲りにも魅力を感じてしまう。となると、やはり2野田の一撃になるだろう。近況勝ちきれてはいないものの、タテのキレは冴えていて、ここなら十分アタマまであるのでは、と見ている。あとは位置次第で3大川も同様の評価を。捲り捲りの決着も含めて、1神山、2野田、3大川の三人を中心にしたフォーカスで狙ってみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
2 | 2 | 野田 源一 | 81 | 福岡 | 野田 源一 81/福岡 |
3 | 3 | 大川 龍二 | 91 | 広島 | 大川 龍二 91/広島 |
4 | 4 | 大屋 健司 | 87 | 広島 | 大屋 健司 87/広島 |
5 | 畑段 嵐士 | 105 | 京都 | 畑段 嵐士 105/京都 |
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5 | 6 | 小堺 浩二 | 91 | 石川 | 小堺 浩二 91/石川 |
7 | 青野 将大 | 117 | 神奈 | 青野 将大 117/神奈 |
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6 | 8 | 大石 崇晴 | 109 | 大阪 | 大石 崇晴 109/大阪 |
9 | 西川 親幸 | 57 | 熊本 | 西川 親幸 57/熊本 |
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誘導 | 片山 智晴 | 片山 智晴 |
酒井が好機のスパートなら
7末木が早めに仕掛ける可能性がない訳ではないが、ここならまず3酒井がしっかり先手を取ってくるところから考えたい。6石口、8瀬戸に関しては捲りに構えてになるが、ここでアタマまで伸びてくるイメージはあまり湧いてこない。どうしての、この近畿と九州は展開待ちになるだろう。となると、車券的に狙いたいのはうまく3酒井が駆けた時の粘り込み。ただ、逃げ切りまでは考えにくいので3酒井の2、3着で狙ってみる。相手はもちろんスジの2香川に関東勢。ヒモ穴で怖いのは6石口不発からの4表原の強襲か。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
2 | 2 | 香川 雄介 | 76 | 香川 | 香川 雄介 76/香川 |
3 | 3 | 酒井 雄多 | 109 | 福島 | 酒井 雄多 109/福島 |
4 | 4 | 表原 周 | 100 | 大阪 | 表原 周 100/大阪 |
5 | 田中 誠 | 89 | 福岡 | 田中 誠 89/福岡 |
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5 | 6 | 石口 慶多 | 103 | 兵庫 | 石口 慶多 103/兵庫 |
7 | 末木 浩二 | 109 | 山梨 | 末木 浩二 109/山梨 |
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6 | 8 | 瀬戸 栄作 | 109 | 長崎 | 瀬戸 栄作 109/長崎 |
9 | 室井 健一 | 69 | 徳島 | 室井 健一 69/徳島 |
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誘導 | 丹波 靖貴 | 丹波 靖貴 |
脇本が強気に攻めた結果・・・果たして
冒頭にも書いたように、過去2回の失敗を踏まえて今日の7脇本は積極的に攻めてくる可能性が非常に高い。6山根というより、やはり番手の5松浦の好きなようにさせるわけにはもういかないだろう。となると、とにかく無理矢理にでも7脇本は早い段階で6山根を叩きにいく。もし、中国勢が突っ張りだとしても強引に7脇本がねじ伏せにいくとみた。その中で無理脚を使う展開ならもしかすると3佐藤の交わし目、或いは3番手から9和田の突っ込みはあるかもしれない。まずは、その3佐藤と9和田の抜け出しに7脇本の残り目というところ。あとは、前が叩き合いになる中でチャンスあるのは2吉田。2吉田の場合は展開の助けもあってアタマまで十分あるだろう。あとは大穴で8松岡の一発も。7脇本は思い切って2着までの評価、そして5松浦は車券の対象から外して狙ってみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
2 | 2 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
3 | 3 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
4 | 4 | 志村 太賀 | 90 | 山梨 | 志村 太賀 90/山梨 |
5 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
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5 | 6 | 山根 将太 | 119 | 岡山 | 山根 将太 119/岡山 |
7 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
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6 | 8 | 松岡 辰泰 | 117 | 熊本 | 松岡 辰泰 117/熊本 |
9 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
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誘導 | 近藤 修康 | 近藤 修康 |
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
オッズパークライブの長時間配信でまたしても惨敗してしまいました。いや、いいところはあったんです!
十分、戦ったと思うんです!途中、見せ場はあったし…
しかし、結果は結果です。
オートレースの達人、堂前さんのせいではなく、競馬の達人、浅野さんの責任でもありません。これは己が不甲斐ないからというしかありません。
そんな敗北感を抱えつつ
ハイボールの酔いが残る中で迎えた深夜3時。
脇本選手が圧倒的な強さを見せ
会心の勝利を収めた玉野記念のレースをダイジェストでチェックし
人間は完全にニ種類に分かれるんだということをあらためて知りました。
どうしても勝てない人間と
どうしたって勝ってしまう人間です。
もう一つ言うと
どうしたって勝ってしまうくらいの圧倒的な力を持つ人間は、自分だけではなく
仲間まで勝利へ導く事ができるのです。
打鐘過ぎの2センターでサドルに腰を降ろし
最終ホームでは後ろを見て番手の松岡選手の追走を確認する。もう、あまりにも余裕過ぎて…
今日も勝てなかった私は
ハイボールが逆流しそうになるのを耐えるしかありませんでした。
でも、いいんです。
何故かわかりませんが…
これでいいんです!
勝つ人は負ける人がいるから勝てるんです!
負ける人がいなれれば、人は勝つことはできないんです!!
水平線が光る朝に〜
あなたの希望が崩れ落ちて
風に飛ばされる欠片に誰かが綺麗と呟いてる〜
バックナンバーを聴きながら
大阪へ帰りましょう。
玉野記念は開催3日目に入ります。