たちあおい賞争奪戦 著名人予想

桜井奈津
桜井奈津
(さくらいなつ)

オッズパークをごらんの皆さま、こんにちは。競輪おたくの桜井奈津です。
静岡競輪場では『たちあおい賞争奪戦』G3が開催中。

「たちあおい(=立葵)」は花の名前で、静岡市の中心街「葵区」のゆかりを感じる"あおい"という呼び名をもち、静岡市の花のひとつともされています。静岡競輪場では2018年に初めてKEIRINグランプリが開催されました。このときアンバサダーに選んでいただいて、全国をまわり競輪のPR活動をお手伝いしたり、グランプリシリーズでは表彰式プレゼンターもやらせていただきました。児玉"あおい"選手がはじめてガールズグランプリ優勝し女王に輝いたのはここ静岡で、花束を渡したのも鮮明に憶えています。

2018年静岡グランプリの最終日、入場者数はなんと、22110人!
競輪グランプリは1985年に第一回が行われ、1986年と1995年の競輪グランプリは入場者数4万人を超えていました。2008年まで2万人を下回ることはありませんでしたが、2009年以降は2万人の壁を超えられず。競輪と出逢って競輪をすきになって、当時まだ2年くらいと間もない頃の私だったけれど、多くの競輪ファンで埋め尽くされた場内、地鳴りのような歓声には鳥肌が立ち、胸にグッとくるものがありました。

まわりに恵まれて、奇跡的に今もこうして好きな競輪に携わりながら、伝えられる競輪の魅力はなにかと考え続けています。ネットが便利になったからこそ、本場でもストレスなく現金を持たずに投票できてゆったり観戦できますし、予想コンテンツが増えてたくさん情報をチェックすることもできます。きっと昔と変わったところも多くあるけれども、競輪がさらに盛り上がっていくことを願って、今日も予想と想いを紡いでいきたいと思います。

第10R S級準決勝

発走時間
15:19
締切予定
15:14

長田がスピードよく仕掛け、地元に好機

地元3車のライン、先頭を任されたのは117期の6長田龍拳。今シリーズは初日オープニング1レースに登場し、1着スタートで三連単16万の高配当だった。攻めるレースのなかにも器用さを持ち合わせてきた。養成所成績は1位のポテンシャルをもち、ここは3渡邉雄太と9簗田と先輩2人を連れてやはり積極策に出たいところ。しかし、福島ラインも3車となり、地元記念しっかり活躍して終えたばかりの1高橋晋也が番手まわり、3番手に5佐藤慎太郎選手。車番いいのは北のラインで、突張って先行して主導権争いになってしまうと2寺崎がスピードよく捲ってくるし8佐々木は捲りが好きなイメージで色気を出すと作戦失敗も考えられる。目標が苦しい展開になっても1高橋・3渡邉は自力に転じて踏めるの単騎でも7東矢が脚ため一発も怖い。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 高橋 晋也 115 福島 高橋 晋也
115/福島
2 2 寺崎 浩平 117 福井 寺崎 浩平
117/福井
3 3 渡邉 雄太 105 静岡 渡邉 雄太
105/静岡
4 4 大石 崇晴 109 大阪 大石 崇晴
109/大阪
5 佐藤慎太郎 78 福島 佐藤慎太郎
78/福島
5 6 長田 龍拳 117 静岡 長田 龍拳
117/静岡
7 東矢 圭吾 121 熊本 東矢 圭吾
121/熊本
6 8 佐々木堅次 113 福島 佐々木堅次
113/福島
9 簗田 一輝 107 静岡 簗田 一輝
107/静岡
誘導 中井 達郎 中井 達郎

第11R S級準決勝

発走時間
15:55
締切予定
15:50

単騎勢も侮れない

2松井に地元4渡邉雅也、9岡村と続いてライン3車。SSの1清水と器用な5伊藤颯馬が単騎になり、8南には自力ある6藤井がついた。7小林3神山も安定感みせる並び。展開は近畿ラインがまず先手をとり、そこに単騎勢、関東勢が乗っていく。2松井がひいて一気に前を叩いていく。前受けからひいた2松井がカマす場合のスピードは強烈なので、別戦がハマったり飛びつかれるパターンも抑えておきたい。また、8南がJから駆けて中団7小林か1清水が2松井を牽制していると、2松井の仕掛けが遅れてしまうパターンも。冬が大得意な1清水とそこにうまく乗っていけそうな5伊藤の単騎決着も。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 清水 裕友 105 山口 清水 裕友
105/山口
2 2 松井 宏佑 113 神奈 松井 宏佑
113/神奈
3 3 神山 拓弥 91 栃木 神山 拓弥
91/栃木
4 4 渡邉 雅也 117 静岡 渡邉 雅也
117/静岡
5 伊藤 颯馬 115 沖縄 伊藤 颯馬
115/沖縄
5 6 藤井 栄二 99 兵庫 藤井 栄二
99/兵庫
7 小林 泰正 113 群馬 小林 泰正
113/群馬
6 8 南   潤 111 和歌 南   潤
111/和歌
9 岡村  潤 86 静岡 岡村  潤
86/静岡
誘導 望月 永悟 望月 永悟

第12R S級準決勝

発走時間
16:35
締切予定
16:30

郡司ー深谷で南関ゴールデンコンビ!

1郡司と7深谷の連携、3番手5佐藤まで固めてここがやはり本線になりそう。昨年ごろから横の動きにも対応できるようになり、さらに進化をみせる7深谷。1郡司は早めの仕掛けになりそうで、しっかりと援護してのワンツーに期待。別線の9山田、3中井、4五日市の直線でのタテ脚も鋭いので、2着を全にしたハサミも抑えておく。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 郡司 浩平 99 神奈 郡司 浩平
99/神奈
2 2 坂本 貴史 94 青森 坂本 貴史
94/青森
3 3 中井 太祐 97 奈良 中井 太祐
97/奈良
4 4 五日市 誠 89 青森 五日市 誠
89/青森
5 佐藤  壮 100 千葉 佐藤  壮
100/千葉
5 6 川津 悠揮 96 北海 川津 悠揮
96/北海
7 深谷 知広 96 静岡 深谷 知広
96/静岡
6 8 高橋 広大 99 埼玉 高橋 広大
99/埼玉
9 山田  諒 113 岐阜 山田  諒
113/岐阜
誘導 増田 利明 増田 利明

オッズパークをごらんの皆さま、こんにちは。競輪おたくの桜井奈津です。
静岡競輪場で開催中の『たちあおい賞争奪戦』G3は本日最終日を迎えます。

さて、まず昨日の準決勝線を振り返ります。
10Rは佐々木堅次選手が前受けで、後ろ攻めの長田選手を突っ張っての先行策。地元の渡邉雄太選手と簗田選手を連れて再度仕掛ける長田選手ですが、前を叩けず。渡邉雄太選手は、なんとか中団におりますが、その外を寺崎選手がスピードよく捲りきっての1着でした。寺崎選手の番手の大石選手は3着、単騎の東矢選手は直線伸びて2着で記念初決勝進出となりました。
そして11Rは地元の渡邉雅也選手と岡村選手を任された松井選手が打鐘から積極策。しかし南選手に抵抗され脚を削られます。そこをタイミング良く小林選手が仕掛けてきて、さらに単騎でもSSの貫禄・清水選手がその上を捲っていき1着でした。道中脚を使ってしまったようにもみえた清水選手でしたが、捲っていくスピードはさすがでした。2着は小林選手、3着は小林選手をマークした神山選手で決まりました。
ここまでで地元勢4名が残念ながら勝ち上がれず、の結果に・・・。

そして迎えた最終12R。山田選手と坂本選手が少し踏み合ったところを、打鐘4コーナーあたりで深谷選手を連れた郡司選手が一気に叩いて前にでます。ライン3車でできって、ゴール前は深谷選手が交わしての1着、2着郡司選手、3着はライン3番手佐藤選手でワンツースリーが決着。しっかりと人気に応えました。

いよいよ決勝戦。南関ラインは強力ですが、対する寺崎選手は直近の和歌山記念決勝戦では古性選手と地元勢で4車ラインの先頭を任され、J先行としっかり役割を果たし別線完封。そのスピードは強烈で、深谷選手もそのポテンシャルをわかった上でどう出るのか、また小林選手はどう立ちまわるのか。見どころたくさんの決勝戦です。
それでは昨日の分まで、しっかりと予想を頑張りたいと思います。

第10R S級特秀

発走時間
15:19
締切予定
15:14

地元・渡邉雄太が展開有利に

残念ながら準決勝戦敗退となってしまった地元の1渡邉雄太。9松井選手は前を任され、ライン2車でもカマして主導権を握る展開になりそう。1渡邉が展開有利に、地元記念1着で締めくくりたいところ。しかし5高橋のデキも非常に良い。準決勝戦は番手まくり失敗の結果となったが、自力の競走では今シリーズ初日も突張って先行して逃げ切っているし、地元記念直後でかなりいい状態キープしている印象だ。今の5高橋はB回数もかなり増やしているし先行策も充分にあり得る。9松井もしくは5高橋どちらかの主導権、両者が意識しあえば4中川の一発と単騎7隅田の2、3着でいい配当を狙いたい。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 渡邉 雄太 105 静岡 渡邉 雄太
105/静岡
2 2 山田  諒 113 岐阜 山田  諒
113/岐阜
3 3 諸橋  愛 79 新潟 諸橋  愛
79/新潟
4 4 中川誠一郎 85 熊本 中川誠一郎
85/熊本
5 高橋 晋也 115 福島 高橋 晋也
115/福島
5 6 岡本  総 105 愛知 岡本  総
105/愛知
7 隅田 洋介 107 岡山 隅田 洋介
107/岡山
6 8 山口 敦也 113 佐賀 山口 敦也
113/佐賀
9 松井 宏佑 113 神奈 松井 宏佑
113/神奈
誘導 平田  徹 平田  徹

第11R S級特秀

発走時間
15:55
締切予定
15:50

伊藤が大御所連れ、風をきる

3佐藤慎太郎がここは9伊藤颯馬に任せ、その3番手には2武田豊樹が続く。かなりネームバリューある重たい2人がついて、ここは9伊藤の先行の展開で考えたい。このレースは地元4渡邉雅也の番手を8海老根がまわり、純粋にこのグランプリレーサー対決が楽しみでもある。4渡邉は位置とっての捲りが基本の自在寄りのイメージで、うまく中団確保はできそう。5福永は後方になったら一気にカマしてくるか、もしくは中団から4渡邉が捲るときその外を捲っていくパターンも。従って4渡邉か5福永の捲りが決まるところでベテラン3佐藤・2武田の3着で大穴狙ってみる。5福永ラインの3番手になった1中井の存在が不気味。4渡邉の3着固定も。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 中井 太祐 97 奈良 中井 太祐
97/奈良
2 2 武田 豊樹 88 茨城 武田 豊樹
88/茨城
3 3 佐藤慎太郎 78 福島 佐藤慎太郎
78/福島
4 4 渡邉 雅也 117 静岡 渡邉 雅也
117/静岡
5 福永 大智 113 大阪 福永 大智
113/大阪
5 6 高橋 広大 99 埼玉 高橋 広大
99/埼玉
7 畑段 嵐士 105 京都 畑段 嵐士
105/京都
6 8 海老根恵太 86 千葉 海老根恵太
86/千葉
9 伊藤 颯馬 115 沖縄 伊藤 颯馬
115/沖縄
誘導 望月 永悟 望月 永悟

第12R S級決勝

発走時間
16:35
締切予定
16:30

郡司の積極策から深谷の優勝を

まずはやはり、静岡支部として唯一勝ち上がったS班の1深谷が9郡司を目標にしっかり優勝を掴みたいところ。直近の郡司の地元・川崎の桜花賞G3の決勝戦で、深谷は郡司を連れて赤板から動いて前に出て先行、郡司が優勝している。南関ゴールデンコンビの連携、次は1深谷が獲る番だ。今年は静岡競輪場でグランプリが開催されるし、気合い充分のはず。今年はお互い前後をかわりながら活躍してくれるのが楽しみだ。
レース展開は9郡司が先行して、車間きる1深谷が捲ってくる7寺崎を一旦牽制して勢いを止めつつ、縦に踏む。冒頭でも触れたように、捲ってくる7寺崎のスピードが凄いので、そこの判断と対処がポイントになるか。そして、3清水は単騎でも状態良さそうで、一発怖い存在。

車番 選手名 期別 府県 選手名
期別/府県
1 1 深谷 知広 96 静岡 深谷 知広
96/静岡
2 2 小林 泰正 113 群馬 小林 泰正
113/群馬
3 3 清水 裕友 105 山口 清水 裕友
105/山口
4 4 東矢 圭吾 121 熊本 東矢 圭吾
121/熊本
5 神山 拓弥 91 栃木 神山 拓弥
91/栃木
5 6 佐藤  壮 100 千葉 佐藤  壮
100/千葉
7 寺崎 浩平 117 福井 寺崎 浩平
117/福井
6 8 大石 崇晴 109 大阪 大石 崇晴
109/大阪
9 郡司 浩平 99 神奈 郡司 浩平
99/神奈
誘導 二藤 元太 二藤 元太
桜井奈津

【プロフィール】
桜井奈津(さくらいなつ)

2016年の某新聞社ミスコンでグランプリをとったことをきっかけに、公営競技に携わるようになる。2017年には競輪の予想・妄想の魅力にどっぷりとハマり、とにかく飯より車券。旅打ちが好きで各地へ脚を運び、2019年には競輪場全43場を制覇。曾祖母が女賭場師だったらしいという縁もあり、自分では博才があると思い込んでいる。

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