将来有望な眞杉匠のパワーを信じたい
今年2度のG3優勝と平ダービーに決勝進出した9眞杉、着実に強くなっている。賞金ランキングも13位とGP出場にも手が届く位置まで来ていて、スピードと末脚がしっかりとしているだけに2宿口とのゴール勝負か。ただ先行にこだわる4中西が9眞杉に対し果敢に攻めれば、番手3村田が2宿口を捌き9眞杉マークを取りきることも。1渡邉は4中西次第で捲りが決まれば200勝達成する。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 渡邉 雄太 | 105 | 静岡 | 渡邉 雄太 105/静岡 |
2 | 2 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
3 | 3 | 村田 雅一 | 90 | 兵庫 | 村田 雅一 90/兵庫 |
4 | 4 | 中西 大 | 107 | 和歌 | 中西 大 107/和歌 |
5 | 鈴木 裕 | 92 | 千葉 | 鈴木 裕 92/千葉 |
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5 | 6 | 鈴木 竜士 | 107 | 東京 | 鈴木 竜士 107/東京 |
7 | 松谷 秀幸 | 96 | 神奈 | 松谷 秀幸 96/神奈 |
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6 | 8 | 川村 晃司 | 85 | 京都 | 川村 晃司 85/京都 |
9 | 眞杉 匠 | 113 | 栃木 | 眞杉 匠 113/栃木 |
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誘導 | 星島 太 | 星島 太 |
東北ライン結束で守澤太志が捌きを発揮する
4分戦でライン3車の東北勢、先頭を任せられた1新山は5守澤、7菊地の援護を受けて積極的に仕掛ける。番手5守澤は後方から捲って来そうな9森田や8松本、4谷口を捌きながら抜け出すと見た。中心となる5守澤は近況1着が増産中で調子に問題はない。捲りのイメージある8松本が2中川を連れ先制し2中川がシビアに縦脚で攻めれば波乱もあるが5守澤は外せない。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
2 | 2 | 中川誠一郎 | 85 | 熊本 | 中川誠一郎 85/熊本 |
3 | 3 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
4 | 4 | 谷口 遼平 | 103 | 三重 | 谷口 遼平 103/三重 |
5 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
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5 | 6 | 西村 光太 | 96 | 三重 | 西村 光太 96/三重 |
7 | 菊地 圭尚 | 89 | 北海 | 菊地 圭尚 89/北海 |
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6 | 8 | 松本秀之介 | 117 | 熊本 | 松本秀之介 117/熊本 |
9 | 森田 優弥 | 113 | 埼玉 | 森田 優弥 113/埼玉 |
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誘導 | 藤田 昌宏 | 藤田 昌宏 |
小原佑太の番手を得た新田祐大が展開有利か
地元オールスターで指定練習中落車し、なかなか調子が戻らない8新田だが、そろそろ調子を上げて来ているに違いない。ナショナルチームの後輩6小原が特別選抜に乗って来た以上、主導権は渡さないと見て、8新田に展開が向き最後は自力決着か。6小原がふかし過ぎると8新田にも脚に負担がかかるので2佐藤の逆転も少々。地元地区の4清水、3平原に任せられた9吉田は必ず仕掛けて行くので、混戦になれば単騎の1古性や5郡司の伸びも魅力。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
2 | 2 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
3 | 3 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
4 | 4 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
5 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
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5 | 6 | 小原 佑太 | 115 | 青森 | 小原 佑太 115/青森 |
7 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
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6 | 8 | 新田 祐大 | 90 | 福島 | 新田 祐大 90/福島 |
9 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
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誘導 | 三宅 達也 | 三宅 達也 |
玉野ナイターG2サマーナイトフェスティバルは激戦の2日目を迎える。昨日はガールズ、S級予選、特別選抜とどのレースも激しい戦いが続き面白かった。ガールズ1レースでは、女王児玉碧衣が思い切りの良いホームかましで押し切った。守りにはいらず攻めた走りはさすが女王だった。2レースは尾方真生が太田りゆ、柳原真緒相手に逃げ切った。2日目以降も積極的な走りに期待したい。3レースは前の動きを見て佐藤水菜の捲りが決まった。ナショナルチーム入りし、力強くなった佐藤の動きは児玉や小林優香に対し、かなりのプレッシャーを掛ける走りだった。S級予選では、九州勢の活躍が良かった。九州のビッグボス荒井崇博、山田兄弟、中川誠一郎、園田匠と準決勝に駒を進め、特にGPを目指す山田庸平が不利な位置から捲った脚は素晴らしかった。特別選抜は小原佑太の先行、番手新田祐大の番手捲りで佐藤慎太郎とのワンツーで決まった。久しぶりに新田らしい動きと笑顔が見られたのは競輪界もプラスになるだろう。今日のガールズの2、S級準決勝どのレースも、それぞれ決勝戦進出をかけたバトルが繰り広げられる。
激戦区も新田祐大の捲りが決まりそう
7新田の特別選抜の走りは、かなり調子は戻っている。若い4町田と6吉田の叩き合いがありそうな一戦だけに7新田が好位置から捲ると見た。4町田が先手を取れば2清水が番手からシビアに攻めるし、6吉田が先制すれば8森田の二段駆けで3宿口が伸びそう。初日捲った5中川のスピードをもらって9山田の伸びに魅力あり。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
2 | 2 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
3 | 3 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
4 | 4 | 町田 太我 | 117 | 広島 | 町田 太我 117/広島 |
5 | 中川誠一郎 | 85 | 熊本 | 中川誠一郎 85/熊本 |
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5 | 6 | 吉田 有希 | 119 | 茨城 | 吉田 有希 119/茨城 |
7 | 新田 祐大 | 90 | 福島 | 新田 祐大 90/福島 |
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6 | 8 | 森田 優弥 | 113 | 埼玉 | 森田 優弥 113/埼玉 |
9 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
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誘導 | 櫻井 太士 | 櫻井 太士 |
犬伏駆て松浦悠士が中心も関東勢も強力
昨日の1松浦は清水裕友が行けない展開も切り替えて伸びていた。地元地区で負けられない1松浦は8犬伏に任せ抜け出す。5平原に任せられた3眞杉も巻き返しは早く1松浦と5平原の直線、伸び比べのシーンも。2小原のスピードをもらって9守澤の伸びにも期待できる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 小原 佑太 | 115 | 青森 | 小原 佑太 115/青森 |
3 | 3 | 眞杉 匠 | 113 | 栃木 | 眞杉 匠 113/栃木 |
4 | 4 | 和田真久留 | 99 | 神奈 | 和田真久留 99/神奈 |
5 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
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5 | 6 | 岩本 俊介 | 94 | 千葉 | 岩本 俊介 94/千葉 |
7 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
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6 | 8 | 犬伏 湧也 | 119 | 徳島 | 犬伏 湧也 119/徳島 |
9 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
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誘導 | 峰重祐之介 | 峰重祐之介 |
前々勝負する古性優作が混戦を制する
初日の1古性は単騎の戦いで前々と攻めながら見せ場は作っていた。今日も位置取り重視の変幻自在な動きから伸びて来そう。3郡司もSS班の意地を出し混戦を捲り追い込みか。8坂井が積極的に仕掛ければ7吉田にもチャンスあるし、5太田のかましが決まれば6山田、2荒井が突き抜ける。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
2 | 2 | 荒井 崇博 | 82 | 佐賀 | 荒井 崇博 82/佐賀 |
3 | 3 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
4 | 4 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
5 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
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5 | 6 | 山田 英明 | 89 | 佐賀 | 山田 英明 89/佐賀 |
7 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
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6 | 8 | 坂井 洋 | 115 | 栃木 | 坂井 洋 115/栃木 |
9 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
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誘導 | 三宅 達也 | 三宅 達也 |
サマーナイトフェスティバル玉野も最終日を迎える。2日目を振り返ると、ガールズでは1レース尾方真生、2レース佐藤水菜の力強い自力で連勝。しかし、3レースは大本命、児玉碧衣のインで粘る悪いパターンで捲り届かずの2着と波乱だった。S 級の準決勝10レースはやはり町田太我と吉田有希とのもがき合いは町田に軍配も3番手にはまった新田祐大が捲り連勝、新田も久しぶりの連勝に笑顔がこぼれていた。私の孫弟子山田庸平は中川誠一郎に前を任せず自ら攻めた方が悔いが残らなかったと思う。11レースは犬伏湧也の出来が良かった。眞杉匠の先制を小原佑太がかます混戦を犬伏がホームから仕掛け、捲り切り松浦悠士が交わた。犬伏の優出は松浦にとって連覇に近付く最高のパートナーになりそうだ。12レースは太田竜馬が佐賀勢を連れて積極的に仕掛け、郡司浩平の捲りに合わせ山田英明が番手から捲り佐賀のビッグボス荒井崇博が抜け出した。今年がG P 出場にラストチャンスとなるかも知れない荒井だけに、先制してくれた太田には感謝していると思う。私が本命視した古性優作は前を見すぎたのか捲り届かず敗退した。今日のガールズ、S 級と2日間を勝ち上がったメンバーて戦う決勝戦、見ごたえ十分のレースに期待したい。
動き良い山田庸平を抜擢
本命視する3山田は、現在賞金ランキング7位、高松宮記念牌では準優勝とG P 出場に燃えている。賞金上乗せしたい3山田にとってはしっかりと勝って次の場所につなげたい。混戦になりそうなメンバー、3山田が単騎で勝利を目指す。S S 班の2平原、9郡司、1守澤の三人は2日間の動きは良くないが意地でゴールを迫る。積極不在で難しいが2平原が駆けると4武藤が抜け出すことも。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
2 | 2 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
3 | 3 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
4 | 4 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
5 | 和田真久留 | 99 | 神奈 | 和田真久留 99/神奈 |
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5 | 6 | 近藤 保 | 95 | 千葉 | 近藤 保 95/千葉 |
7 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
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6 | 8 | 佐々木雄一 | 83 | 福島 | 佐々木雄一 83/福島 |
9 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
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誘導 | 藤田 昌宏 | 藤田 昌宏 |
昨日の失敗で気合い入る児玉碧衣に期待
昨日の7児玉は、インで粘る悪いパターンで引くのが遅く、捲り届かずの2着。しかし女王7児玉は修復能力は素晴らしいので1尾方を逃がし3佐藤を後方に置き中団から捲ると見た。ナショナルチーム入りしスピードが良くなった6佐藤が7児玉を脅かす存在で、展開次第で逆転も十分ある。4太田や5鈴木は展開次第で恵まれこともあるが頭まではどうか。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 尾方 真生 | 118 | 福岡 | 尾方 真生 118/福岡 |
2 | 2 | 山原さくら | 104 | 高知 | 山原さくら 104/高知 |
3 | 3 | 佐藤 水菜 | 114 | 神奈 | 佐藤 水菜 114/神奈 |
4 | 4 | 太田 りゆ | 112 | 埼玉 | 太田 りゆ 112/埼玉 |
5 | 5 | 鈴木 美教 | 112 | 静岡 | 鈴木 美教 112/静岡 |
6 | 6 | 吉川 美穂 | 120 | 和歌 | 吉川 美穂 120/和歌 |
7 | 児玉 碧衣 | 108 | 福岡 | 児玉 碧衣 108/福岡 |
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誘導 | 櫻井 太士 | 櫻井 太士 |
積極果敢な犬伏に乗り松浦悠士の連覇達成か
眞杉匠の先行を捲り切り好調をアピールした9犬伏に、準決勝同様番手となる2松浦が展開有利で連覇が濃厚か。1新田は前々から好位キープし捲り追い込みで上位を目指す。8山田は中国四国勢の太田竜馬の発進で優勝に乗っているだけに、動きながら2松浦の後位を狙う組み立てか。穴目は連日伸びている3和田、6岩本のスピードをもらっての突き抜けで2020年の平塚G P の再現か。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 新田 祐大 | 90 | 福島 | 新田 祐大 90/福島 |
2 | 2 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
3 | 3 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
4 | 4 | 森田 優弥 | 113 | 埼玉 | 森田 優弥 113/埼玉 |
5 | 荒井 崇博 | 82 | 佐賀 | 荒井 崇博 82/佐賀 |
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5 | 6 | 岩本 俊介 | 94 | 千葉 | 岩本 俊介 94/千葉 |
7 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
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6 | 8 | 山田 英明 | 89 | 佐賀 | 山田 英明 89/佐賀 |
9 | 犬伏 湧也 | 119 | 徳島 | 犬伏 湧也 119/徳島 |
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誘導 | 三宅 達也 | 三宅 達也 |
1960年生まれ。佐賀県武雄市出身。1979年デビュー(第43期)。通算535勝、高松宮記念杯競輪(GI)優勝2回、全日本選抜競輪(GI)優勝、GIII記念杯優勝49回の戦績を残し、中野浩一、井上茂徳とともに九州黄金時代を築いた競輪界のレジェンド。ライバルは現日本競輪選手養成所所長の滝澤正光。その気迫あふれる姿から『闘将』の異名を冠し、全国のファンから親しまれ愛された。2011年の引退後は、自転車競技連盟の理事として選手の強化育成の他、解説者やゲストとして競輪中継や番組にも出演している。
今日から、第18回サマーナイトフェスティバルが玉野競輪場で開催される。昨年の函館は松浦悠士が清水裕友を先頭に中国四国4車結束の有利な展開を生かし完全優勝した。そして今回も中国地区の玉野バンクとなり、松浦中心に中国四国勢の活躍するのは間違いない。バンクの特徴は400メートルにしては直線が短いが、なぜか追い込みが有利なバンクだ。特に、インからや中を割れる追い込み選手に注目したい。実際、私も山田英明がS級に上がったすぐの頃、番手を回り英明が捲り不発のところを内、中と行って突き抜けた事があるからだ。一応参考に。そして、ガールズケイリンフェスティバル2022も同時開催される。10年目を迎えるガールズケイリンもレベルアップし、レース内容も面白くなっている。今回は、女王児玉碧衣にナショナルチームの成長株が多数参加しているので男子同様、楽しみの3日間になりそうだ。