森田が縦横に運んで
まだまだ復調途上の6河端、地元G1のあと少しお疲れモードの3岡崎が相手なら、やはり勢いで完全に1森田が勝る、と見ていいだろう。直前の佐世保でも強さを印象付けるレースが多かったし、何より後手に回って凡走がないというのが大きな魅力。1森田が流れをしっかり見極めて、最後はキッチリ粘り込むところから考えたい。スジの5木暮は必要だが、面白いのは九州勢。8上田の仕掛けが早ければ2井上の絡みも十分ありそうで、1森田と2井上のスジ違いが気になるところ。とにかく、1森田を軸にできるだけ点数を絞って勝負したい。あとヒモ候補で外せないのは7村田。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 森田 優弥 | 113 | 埼玉 | 森田 優弥 113/埼玉 |
2 | 2 | 井上 昌己 | 86 | 長崎 | 井上 昌己 86/長崎 |
3 | 3 | 岡崎 智哉 | 96 | 大阪 | 岡崎 智哉 96/大阪 |
4 | 4 | 筒井 敦史 | 85 | 岡山 | 筒井 敦史 85/岡山 |
5 | 木暮 安由 | 92 | 群馬 | 木暮 安由 92/群馬 |
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5 | 6 | 河端 朋之 | 95 | 岡山 | 河端 朋之 95/岡山 |
7 | 村田 雅一 | 90 | 兵庫 | 村田 雅一 90/兵庫 |
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6 | 8 | 上田 尭弥 | 113 | 熊本 | 上田 尭弥 113/熊本 |
9 | 磯田 旭 | 96 | 栃木 | 磯田 旭 96/栃木 |
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誘導 | 宮下 貴之 | 宮下 貴之 |
展開の荒井か、勢いの岩本か
今年、まさかのグランプリが見えてきた9荒井。長年九州を牽引してきた男にとって千載一遇のチャンスで、その辺を1北津留がどう考えているのか?実に気になるところ。5長島はどちらかというと捲りタイプなので、カマシのチャンスは十分あるだろう。しっかり主導権を奪ってしまえば最後は9荒井が抜け出すところ、もあるのだが、サマーナイトで素晴らしいタテ脚を披露した3岩本の存在が何とも不気味。この二人をアタマに据えたフォーメーションで仕留めたい。ヒモ穴で面白いのは3岩本次第で6新田。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 北津留 翼 | 90 | 福岡 | 北津留 翼 90/福岡 |
2 | 2 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
3 | 3 | 岩本 俊介 | 94 | 千葉 | 岩本 俊介 94/千葉 |
4 | 4 | 福島 武士 | 96 | 香川 | 福島 武士 96/香川 |
5 | 長島 大介 | 96 | 栃木 | 長島 大介 96/栃木 |
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5 | 6 | 新田 康仁 | 74 | 静岡 | 新田 康仁 74/静岡 |
7 | 永澤 剛 | 91 | 青森 | 永澤 剛 91/青森 |
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6 | 8 | 中村 浩士 | 79 | 千葉 | 中村 浩士 79/千葉 |
9 | 荒井 崇博 | 82 | 佐賀 | 荒井 崇博 82/佐賀 |
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誘導 | 尾崎 剛 | 尾崎 剛 |
最強の6番車、脇本が他を圧倒
地元記念は無念の抽選負けで決勝を逃した6脇本だが、存在感は存分に見せつけた。やはり、ちょっとレベルが違うとしか言いようがないし、後ろが1古性ならラインの総合力が大幅にアップする。ただ、後手に回ってしまったときに危険な部分はあり、9深谷先行からの4郡司、というのは少し押さえておきたい車券。ただ、それでも相手には6脇本が必要で、オッズを見ながらうまく資金配分しつつ、ドリームレースを楽しみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
2 | 2 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
3 | 3 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
4 | 4 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
5 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
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5 | 6 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
7 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
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6 | 8 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
9 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
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誘導 | 小沼 良 | 小沼 良 |
オールスター競輪初日の2レース。渡邉一成選手が後方で警戒し合っている若手二人を尻目に『俺をなめんなよ』と言わんばかりの先行勝負!番手、成田選手のアシストもありまして、同県同期で見事ワンツー!
かつては華の88期と言われたこの世代。
今や両選手はアラフォー、ベテランの域に入ってきましたが、まだまだ若いもんには負けへんで〜!という元気ハツラツなレースでした。
ちなみにこの2人、今から16年前、カタールで行われたアジア大会のチームスプリントで揃って金メダルを獲得しているんです。ナショナルチームの一員として、渡邉一成、成田和也、そして新田祐大と三人で獲得した金メダル。
あまりイメージがないかも知れませんが、成田和也選手はかつてスプリントで全プロ大会も優勝したことがあるくらいのスプリンター。渡邉一成選手とナショナルチームで切磋琢磨していた時期もあったのです。
そして、このワンツーを皮切りにオールスター競輪初日は新旧ナショナルメンバーの快走ラッシュ!
『明るいナショナル〜♪明るいナショナル〜♪』という、そんな1日になりました!笑
4レースは菊池岳仁選手が敵にハマられながらも見事な押し切り勝ち!
5レースは寺崎浩平選手が圧巻のスピードで上がり10.8の度肝を抜くレース。この二人は共に117期早期卒業組で元から一級品の素材の持ち主。その素材をナショナルチーム磨き上げ、パリ五輪を目指している選手たちです。
7レースの山崎賢人選手も交わされはしましたが、次元の違うスピードで前を叩いていきましたし、アクシデントがあったとはいえ8レースの河端選手も大外2着で入線、からの!繰り上がり一着で高配当。
この二人は共にアジア大会スプリントの金メダリスト!河端選手は2015年、そして山崎選手は、先日ニューデリーで金を獲得したばかりです!
そして、極めつけはやはり!脇本雄太選手。
スピードもあるし、粘りも凄まじいし…
東京五輪、自転車競技短距離のエースはやはりさすがのヒトコト。
ちょっと手のつけられない強さでした。
一昔前は、競技志向の選手は国内の競輪では全く勝てないじゃないか!なんて言われていたのに、今は全く逆の流れがきています。
強くなるならナショナル!
勝ちたいならナショナル!
そんな流れが止まりません。
国内組が、その流れを開催中に変えることができるのか?
オールスター競輪は開催2日目に入ります。
菊池に平原なら、ここで仕方なしか…
穴を買おうと思っても、穴が見えてこない。初日の4菊池は冒頭のコラムでも書いたように、しっかり仕掛けて後続を振り切っているし、ここも積極的に動いてくるのは間違いないだろう。1平原の援護もまず大丈夫。初日は吉田拓が仕掛けを誤っだところが大きく1平原自身の状態に問題はなさそう。2伊藤は欠場明けで、本調子ではなさそうだし、8大石も初日を見る限り4菊池とは脚が違うな、という印象。ここは素直に考えて点数を絞る車券でいくしかないだろう。ただ、3番手の6武田には不安があり、ここは筋違いでいくのがいいのでは。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
2 | 2 | 伊藤 颯馬 | 115 | 沖縄 | 伊藤 颯馬 115/沖縄 |
3 | 3 | 小原 太樹 | 95 | 神奈 | 小原 太樹 95/神奈 |
4 | 4 | 菊池 岳仁 | 117 | 長野 | 菊池 岳仁 117/長野 |
5 | 5 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
6 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
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6 | 7 | 岩津 裕介 | 87 | 岡山 | 岩津 裕介 87/岡山 |
8 | 大石 剣士 | 109 | 静岡 | 大石 剣士 109/静岡 |
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誘導 | 大矢 将大 | 大矢 将大 |
町田と眞杉、主導権は果たして…
9町田vs8眞杉。この二人の力勝負が非常に楽しみなオリオン賞。直前のサマーナイトでの直接対決は9町田が先行して、8眞杉が捲りになっているが、共に結果は良くなかった。とはいえ、まずは9町田が果敢に攻めていくスタイルでいくのでは、と見ている。となると展開は5太田になってきそう。番手での対応力に一抹の不安がない訳ではないのだが、ここはスピードレースになりそうでもつれる可能性は低い。ならば5太田信頼で狙ってみる。あとは1新田にのる4守澤の伸び、溜めてワンチャンに賭けた時の3山口拳。あとは2浅井、更に3着は6宿口、そして7村上まで!まずは5太田軸で狙ってみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 新田 祐大 | 90 | 福島 | 新田 祐大 90/福島 |
2 | 2 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
3 | 3 | 山口 拳矢 | 117 | 岐阜 | 山口 拳矢 117/岐阜 |
4 | 4 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
5 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
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5 | 6 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
7 | 村上 義弘 | 73 | 京都 | 村上 義弘 73/京都 |
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6 | 8 | 眞杉 匠 | 113 | 栃木 | 眞杉 匠 113/栃木 |
9 | 町田 太我 | 117 | 広島 | 町田 太我 117/広島 |
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誘導 | 尾崎 剛 | 尾崎 剛 |
尾方が勝ちにいくレースに期待して
メキメキ力をつけてはいるものの、大きなタイトルとはまだ縁のない6尾方。ここ7奥井がいる中で力勝負にいくのか?それともある程度待っての仕掛けになるのか?微妙なところではあるのだが、最近、結構待っての勝負が多い印象で、7奥井の先行をひとまくり!というところから狙ってみたい。その6尾方に続いていきそうなのは嗅覚鋭い4小林あたりか。あとはやはり一撃ある5梅川と3山原を絡めつつ狙ってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 高木 佑真 | 116 | 神奈 | 高木 佑真 116/神奈 |
2 | 2 | 梶田 舞 | 104 | 埼玉 | 梶田 舞 104/埼玉 |
3 | 3 | 山原さくら | 104 | 高知 | 山原さくら 104/高知 |
4 | 4 | 小林 莉子 | 102 | 東京 | 小林 莉子 102/東京 |
5 | 5 | 梅川 風子 | 112 | 東京 | 梅川 風子 112/東京 |
6 | 6 | 尾方 真生 | 118 | 福岡 | 尾方 真生 118/福岡 |
7 | 奥井 迪 | 106 | 東京 | 奥井 迪 106/東京 |
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誘導 | 小沼 良 | 小沼 良 |
G1というのは不思議な魔力がありまして、何故か財布の紐がゆるくなってしまいます。
高いレベルの選手が戦うので、誰が勝ってもおかしくない、だから点数が多くなり、購入金額が上がる、というのも勿論あるのですが…そういうことだけではない、G1になると、何か見えない力が動き始め、磁場が変わったような感覚があるのです。
では、その見えない力とは何なのか?
それはきっと、お祭り効果による高揚感だと、私は思います。
お祭りになるとテンションが上がり、何てことはないフランクフルトに500円を払ってしまう。ベビーカステラの大袋を1000円でも買ってしまう。冷静に考えれば高いんです!ちょっとコンビニに行ったら、フランクフルトではないにしても、ソーセージのパンは125円で売ってます。
ベビーカステラだって、小麦と卵の原価を考えれば、1000円はどう考えてもリーズナブルとは言えません。しかし!それでも、お祭りになると人は財布の紐がゆるくなってしまう。
そう!祭りによる高揚感は人に散財することを促す効果があるのです。
オールスター競輪、序盤の2日間
私はオッズパークライブで司会を担当させて頂きました。ありがたい話です。
しかし!どうしてもこの『お祭り散財モード』に抗う事ができず、敗北に敗北を重ね、気づけば遠いところに来てしまいました。
野球に例えるなら、失点に失点を重ね、3回を終えたところで、8対0で負けているような感覚です。そう、満塁ホームランを2回くらい打たなければ、届かないところまで失点してしまったのです。
とはいえ、オールスター競輪、まだまだイニングは残っています。挽回するチャンスはあるのです。
しかし!!このお祭りによる散財モードにより資金は枯渇してしまいました。もう玉がありません。現時点でPayPay銀行の口座には全く玉がないんです。イニングはあっても玉がなければ、野球はできませんし、玉がないと車券は買えません!
そして、こうなってくると、またこれまでとは違う高揚感が心を支配いたします。そう、皆様ご存知のオケラーズハイです。
フェスティバルハイからオケラーズハイへ移行して迎える3日目のオールスター競輪。
このモードからの逆転が果たしてあるのかどうか?とにかく予想だけはしっかりと!
やるしかありません!
深谷がG1になると…
ちょっとまだ確信が持てないところはあるのだが、最近7深谷がG1になると、仕掛けが遅くなっている。データを見ても明らかに以前とは違って、バックの本数がG1になると減っているのが何とも気になるところ。普通に考えれば3野原を叩いて主導権を握り、番手の1守澤が差し切るというイメージが見えてくるところだが、最近の7深谷ならもしかすると仕掛け損じがあるかもしれない。一応、1守澤からの7深谷は押さえておくが、どちからというと近畿が積極的に動いていって、9山田アタマの車券で勝負したい。しかし、それでもやはり1守澤は外せない。あとは3野原の前残りとやはり6金子の絡み、そして中団に8宮本が入った時の4原田は考えておく。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
2 | 2 | 福島 武士 | 96 | 香川 | 福島 武士 96/香川 |
3 | 3 | 野原 雅也 | 103 | 福井 | 野原 雅也 103/福井 |
4 | 4 | 原田研太朗 | 98 | 徳島 | 原田研太朗 98/徳島 |
5 | 伏見 俊昭 | 75 | 福島 | 伏見 俊昭 75/福島 |
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5 | 6 | 金子 貴志 | 75 | 愛知 | 金子 貴志 75/愛知 |
7 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
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6 | 8 | 宮本 隼輔 | 113 | 山口 | 宮本 隼輔 113/山口 |
9 | 山田 久徳 | 93 | 京都 | 山田 久徳 93/京都 |
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誘導 | 宮下 貴之 | 宮下 貴之 |
近畿両者でここはやむなし!
ドリームレースであれだけの走りを見せられると、どう考えても9脇本を外す訳にはいかない。寺崎のスピードに食らいついた5三谷も悪くない。踏み出しで少し口が開くところがあるかも知れないが、やはりどうしても近畿ワンツーを厚めにというレースになるだろう。ただ、6林は当たって砕けろの精神で積極的に動いてくるだろうし、そこを9脇本が叩きにいった時に1村上が離れて3山田が切り替えていることは十分ある。それと2渡邉が近畿の後ろあたりを狙いつつ追い込んでくることも考えられる。近畿軸の3着はできるだけ絞って。今の9脇本に逆らうのは無謀だろう。そのくらいとにかく強い。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 村上 義弘 | 73 | 京都 | 村上 義弘 73/京都 |
2 | 2 | 渡邉 雄太 | 105 | 静岡 | 渡邉 雄太 105/静岡 |
3 | 3 | 山田 英明 | 89 | 佐賀 | 山田 英明 89/佐賀 |
4 | 4 | 佐々木雄一 | 83 | 福島 | 佐々木雄一 83/福島 |
5 | 三谷 竜生 | 101 | 奈良 | 三谷 竜生 101/奈良 |
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5 | 6 | 林 大悟 | 109 | 福岡 | 林 大悟 109/福岡 |
7 | 松谷 秀幸 | 96 | 神奈 | 松谷 秀幸 96/神奈 |
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6 | 8 | 松岡 貴久 | 90 | 熊本 | 松岡 貴久 90/熊本 |
9 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
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誘導 | 尾崎 剛 | 尾崎 剛 |
佐藤が新女王の座に!
直前のサマーナイトで見せたスピードは、もう本物といっていいだろう。まさにガールズの脇本雄太といった感じで、ナショナルチームに入って確実に強くなった3佐藤。今の3佐藤にはさすがの1児玉も敵わないのでは。軸はやはり3佐藤で、相手は1児玉と言いたいところだが、1児玉は3佐藤を意識して早めに踏みそうなので、末が少し甘くなる可能性があるのと、3佐藤があまりにも勢いよく捲った場合、その後ろにつけている選手が2着に続く可能性があると見て、3佐藤アタマの1児玉3着で、2着を流して狙ってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 児玉 碧衣 | 108 | 福岡 | 児玉 碧衣 108/福岡 |
2 | 2 | 石井 寛子 | 104 | 東京 | 石井 寛子 104/東京 |
3 | 3 | 佐藤 水菜 | 114 | 神奈 | 佐藤 水菜 114/神奈 |
4 | 4 | 太田 りゆ | 112 | 埼玉 | 太田 りゆ 112/埼玉 |
5 | 5 | 南 円佳 | 116 | 鹿児 | 南 円佳 116/鹿児 |
6 | 6 | 久米 詩 | 116 | 静岡 | 久米 詩 116/静岡 |
7 | 日野 未来 | 114 | 奈良 | 日野 未来 114/奈良 |
|
誘導 | 小沼 良 | 小沼 良 |
横綱相撲とは
横綱にふさわしい相撲の取組のこと。とりわけ相手の果敢な攻めを真正面から受け止めて、ひるまず余裕をもって返す堂々とした勝ち方のこと、だそうです。
そういった意味において、脇本雄太、そして、佐藤水菜。まさに昨日の二人は完璧な横綱相撲を見せてくれたと言っていいでしょう。
脇本選手は、まず林大悟選手の果敢な攻めを真っ向から受け止めました。とにかく、林選手はきっと『負けて元々!やれるだけのことをやって、爪痕は残したるわい!』くらいの気持ちだったと思います。そして、その林選手からのバトンを受け取った山田英明選手『よっしゃ!大悟!お前からのバトンは必ず勝利に繋げてやる。任せとけ!』という思いで番手から発進!私から見た印象としては完璧なタイミングでの番手捲りだったと思います。なのに!脇本選手は、この上を最後に捉えて勝ち切ってしまうんですから。
まさに『相手の果敢な攻めを真正面から受け止めて、ひるまず余裕をもって返す堂々とした勝ち方』でした。
さすが競輪界、東の正横綱です。
そして、佐藤水菜選手。
これまで女王の座に君臨してきた児玉碧衣選手からは何としても佐藤水菜選手には負けたくない!そんな思いがヒシヒシと伝わってくる組み立て。鐘のあたりから児玉選手は何度も何度も振り返り、佐藤選手を警戒していることは明白でした。とにかく、先に仕掛けて力勝負に持ち込めば何とかなる!きっとそんな思いだったんでしょう。確かに、児玉選手の踏み出しのタイミングで日野選手の動きが気になったところはあったと思いますが、こちらも児玉選手の仕掛けのタイミングとしては文句なし。普通にいけば勝てる捲りだったと思います。しかし!その児玉選手の攻めを真正面から受け止めて、最後に直線で逆転してしまうんですから。
こちらも完璧な横綱相撲。
遂にガールズは完全なる新時代に入ったのかも知れません。
まず、相手の得意な形を作らせて、その上でしっかり勝利する横綱相撲。一度は私もやってみたいものです。
オッズパークライブを見ていると
出演していた皆様は、いずれも追い込まれた状況から、最後、形勢逆転しておりました。みんな、最後に挽回してるんです。
おいおいおいおい!
まさか、君たちまで横綱相撲をやろうとしているのではないだろうな!
そう画面に向かって愚痴ったところで、私の口座の残高が増えるわけでもありません。
厳しい戦いは折り返し
オールスター競輪は4日目に入っていきます。
私も横綱相撲みたいなことが果たしてできるのでしょうか?
いや、横綱などとおこがましい事は言いません!小結相撲ができれば、それで十分です…車券の神様!よろしくお願いいたします。
岩谷の3着と渡部の突っ込みに期待。
山口拳の失格というツキもあったのだが、6岩谷のデキがかなり良さそうに見える。ここは番手、兄弟子の8小川になるので積極的にまずは動いていく展開になりそうだが、とにかく6岩谷は無茶に踏んでいくような駆け方はしない。打鐘で一旦前に立っても、流して様子を見ていく。うまくペース配分ができれば、例え3吉田に捲られようとも、そこそこ粘ってしまうのでは?というところに期待したい。関東両者から6岩谷が残るところと、あとは伸び冴える1渡部の絡み。ちょっと前が遠いところはあるかも知れないが、9渡邉が仕掛けたスピードをもらって突っ込んでくるところは一考か。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 渡部 幸訓 | 89 | 福島 | 渡部 幸訓 89/福島 |
2 | 2 | 久米 良 | 96 | 徳島 | 久米 良 96/徳島 |
3 | 3 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
4 | 4 | 大槻 寛徳 | 85 | 宮城 | 大槻 寛徳 85/宮城 |
5 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
|
5 | 6 | 岩谷 拓磨 | 115 | 福岡 | 岩谷 拓磨 115/福岡 |
7 | 内藤 秀久 | 89 | 神奈 | 内藤 秀久 89/神奈 |
|
6 | 8 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
9 | 渡邉 一成 | 88 | 福島 | 渡邉 一成 88/福島 |
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誘導 | 宮下 貴之 | 宮下 貴之 |
平原が絶好の展開に
これはさすがに1平原でやむなし、というレース。相手関係を見ても、まず7吉田が逃げるのは間違いなさそうだし、そうなると車間をしっかり切りながら援護して、1平原が差すというのが基本になるだろう。7吉田自身もかなり踏めているので、1平原の技術があれば、しっかり2着、悪くとも3着には残るだろう。関東勢にとっては3番手を5武藤が固めることも大きく、これは荒れる可能性は極めて低いレースと見たほうがいいように感じる。あるとして、8上田の仕掛け次第で筋違いの3中本が3着あたりに入ってくるぐらいか。オッズはかなり安くなりそうだが、関東ライン上位独占をしっかり厚く、狙ってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
2 | 2 | 坂口 晃輔 | 95 | 三重 | 坂口 晃輔 95/三重 |
3 | 3 | 中本 匠栄 | 97 | 熊本 | 中本 匠栄 97/熊本 |
4 | 4 | 岩津 裕介 | 87 | 岡山 | 岩津 裕介 87/岡山 |
5 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
|
5 | 6 | 吉田 敏洋 | 85 | 愛知 | 吉田 敏洋 85/愛知 |
7 | 吉田 有希 | 119 | 茨城 | 吉田 有希 119/茨城 |
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6 | 8 | 上田 尭弥 | 113 | 熊本 | 上田 尭弥 113/熊本 |
9 | 皿屋 豊 | 111 | 三重 | 皿屋 豊 111/三重 |
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誘導 | 尾崎 剛 | 尾崎 剛 |
脇本包囲網が機能するのか?
昨日は完全に包囲網が出来たが、それでも力で圧倒してしまった7脇本。敵があそこまで追い詰めようとしても勝ち切ってしまう力はさすがとしかいいようがないし、ここ、後ろが1古性なら早めに勝負することも頭にはあるだろう。一気に出切ってしまえば、別線もかなり強力だが捲りが決まるイメージは全く湧いてこない。1古性が離れるイメージも全くない。なので、やはり近畿ワンツーが本線になってくる。そこからの3着は、5松浦に2郡司、そして位置取りに最近こだわる6新田あたりになってくる。ただ、準決勝の権利があるレースなので、7脇本包囲網が決まり、昨日のように後手に回った場合も少し考えておきたい。その時は、道中流れに乗れそうな6新田の連絡みで勝負したい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
2 | 2 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
3 | 3 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
4 | 4 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
5 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
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5 | 6 | 新田 祐大 | 90 | 福島 | 新田 祐大 90/福島 |
7 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
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6 | 8 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
9 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
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誘導 | 小沼 良 | 小沼 良 |
競輪の対戦メンバー一覧のことを番組といいまして、その番組というのは審判業務に属する専門の方、番組マンが『ああでもない、こうでもない』と頭を悩ませながら作っているのですが、これがまた実に大変な作業です。
何気なく、いつも見ている1番から9番までの選手たちの組み合わせ。そこには番組マンの思いが色々と詰まっていて、その番組マンの意図まで何となく見えるようになってきたら、もう、あなたは立派な競輪上級者といってもいいでしょう。
中でも意図として分かりやすいのは『固い決着になるように』というもので、やはり固そうなレースというのは、厚く張ろう!というお客さんが多くなるのか、売り上げが上がる事が多いです。しかし!トップレーサーが集うG1開催で、絶対的本線というラインを作るのは至難の業ですし、何より9車立てのレースで番組マンが思ったように選手たちがラインを組んでくれるとは限りません。
そんな中で、今回の西武園オールスター!
番組マンの方は本当に初日から素晴らしい番組を組んでいるなぁと思わずにはいられません。
まず、何が素晴らしいのか?
3分戦の数がとても多く、予想がしやすいのです。ちなみに、ここまで男子の番組は41レースありましたが、そのうちの28レースが3分戦です。最近のG1は動けるタイプの選手がとても多いので、細切れの4分線が主流なのですが、実に7割近くが3分戦というのは異例の数字で、これは番組マンの方が意図的に『3分戦にしよう』と思って組んでいるに違いありません。
初手の位置を考えても、2分戦はどちらが前でどちらが後ろか、というのを予想するだけなので2通りしかありません。
3分戦は、3車のBOX車券と同じ組み合わせになるので、初手のパターンは6通り。
これが4分線になると、4車BOX車券と同じ組み合わせになるので、何と!24通りも初手位置のバリエーションがあるのです。
展開予想で色々と選手の動きをマグネットでチョコチョコやってますが、4分線だと最初の位置から24もバリエーションがあるので、そもそも初手から普通に当たる事自体がおかしいのです!
なので、私個人は3分戦が展開予想の限界だとは常々思っています。
ただ、何十人と選手がいる中で自由に組めた一次予選の番組も、準決勝になってくると27人の中で3つの番組を組まなければいけないので、やはり細切れ戦がどうしても出てしまいます。その上、一般に選抜に特選に、レースがここまでくると細かくカテゴライズされてしまうので3分戦を作るのは難しいでしょう。
そんな中で出来るだけ、分かりやすく、予想しやすく考えて番組を作られている番組マン。
そんなところにもプロがいるんだ、ということにも思いを馳せながら、レースを見てみるのもいいんじゃないでしょうか?
オールスター競輪、いよいよ正念場の準決勝が始まります!
松浦、守澤のゴール勝負か!
強気に逃げようという強い気持ちが伝わってくる4菊池。調子もかなり良さそうな印象だが、さすがにここで粘るのは難しいのでは…3深谷も二走目を見る限り気配は良さそうで、4菊池を早い段階で叩きにくる可能性もあるし、もし叩けなくてもキレが完全に戻ってきた5守澤なら、3深谷がいけなくても突っ込んでくるだろう。あとは溜めて飛んできそうな9太田にのる1松浦。脇本が強すぎて1松浦の気配が見えないところもあるのだが、ここなら9太田にのって外伸びてくるところ。とにかく5守澤と1松浦の2車軸で勝負してみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
3 | 3 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
4 | 4 | 菊池 岳仁 | 117 | 長野 | 菊池 岳仁 117/長野 |
5 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
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5 | 6 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
7 | 坂口 晃輔 | 95 | 三重 | 坂口 晃輔 95/三重 |
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6 | 8 | 大槻 寛徳 | 85 | 宮城 | 大槻 寛徳 85/宮城 |
9 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
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誘導 | 宮下 貴之 | 宮下 貴之 |
脚が違いすぎる脇本が軽々と
シャイニングスター賞で軽々と9郡司の番手捲りを飲み込んでしまった3脇本。もはや手のつけられない強さで、ちょっとこの3脇本に逆らうことは考えてられない。たとえ8番手に置かれようとも、軽々と前を捉えてしまうレースを基本に考える。抜くのは難しいかもしれないが、やはり7浅井のマーク戦が本線になってくる。ただ、相当遅い仕掛けになった場合のみ、一人で3脇本が飛んでくる可能性もあり、その時は1新山にのる5成田に絞ってみる。9郡司は少し直前の体調不良が響いているか。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
2 | 2 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
3 | 3 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
4 | 4 | 岩津 裕介 | 87 | 岡山 | 岩津 裕介 87/岡山 |
5 | 成田 和也 | 88 | 福島 | 成田 和也 88/福島 |
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5 | 6 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
7 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
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6 | 8 | 内藤 宣彦 | 67 | 秋田 | 内藤 宣彦 67/秋田 |
9 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
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誘導 | 尾崎 剛 | 尾崎 剛 |
寺崎の一撃で中穴を!
物凄いスピードで強くなってきた6寺崎。何より、後ろに置かれても自信があるのか?堂々としていて、G1だからという緊張感、飲まれている感じは全くない。2吉田は7平原を連れて、とにかく前へ前へという意識は強いだろうし、5山田も同様のスタイル。3新田も最近は展開に乗れることを意識して組み立てている印象だし、さすがにここで逃げるとも思えない。そうなると思い切って戦える近畿ラインにチャンスがくるだろうと見て、ここは勝負レースに設定したい。勿論、1古性との折返しを厚めに。あとは近畿のハサミ車券で狙って見る。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
2 | 2 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
3 | 3 | 新田 祐大 | 90 | 福島 | 新田 祐大 90/福島 |
4 | 4 | 小松崎大地 | 99 | 福島 | 小松崎大地 99/福島 |
5 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
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5 | 6 | 寺崎 浩平 | 117 | 福井 | 寺崎 浩平 117/福井 |
7 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
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6 | 8 | 永澤 剛 | 91 | 青森 | 永澤 剛 91/青森 |
9 | 荒井 崇博 | 82 | 佐賀 | 荒井 崇博 82/佐賀 |
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誘導 | 小沼 良 | 小沼 良 |
最近、家庭菜園に目覚めた大津尚之くんが『橋本さん、うちで育てたプチトマトが豊作で豊作で!とても我が家では食べ切れないので、ぜひ!召し上がってください』と、ナイロン一袋分のプチトマトをくれました。
とてもとてもありがたい話です。
しかし!プチトマトを貰う直前に私はトマトを箱で購入したばかりで、冷蔵庫の野菜ケースには結構な量のトマトがあったのです。ちなみにプチではない、レギュラートマトです。
うちの冷蔵庫にある真っ赤に熟れた大きなトマトと大津くんがくれたプチトマト。まさかのトマト被りじゃないですか…
でも、だからといって大津くんの好意を無にする訳にはいきません。『ワシの家、でっかいトマトが大量にあるから、プチトマトいらんわ!』なんて、大人としてあるまじき態度です。やはり、ここは『ありがとう〜。凄いなぁ大津くん。いやぁ、このトマト素晴らしく赤いね〜。この赤はなかなか出ないよ。余程、精魂込めて育てたんやろうね〜。これはカプレーゼに最高の赤やわ。よし!今日チーズ買って、おまけに白ワインでも用意するかな。いやぁ、ありがたい!こりゃ今夜のディナーは、駒大トマトマイやなあ!』と言うのが大人の対応じゃないですか!!
さて…
では、ここで大津くんを寺崎選手に、そして私を僭越ながら脇本選手に、そして、トマトを自力に置き換えて考えてみましょう。
寺崎選手『脇本さん、俺もナショナルチームでかなりしんどい練習を積んできて、かなりいい自力が実ってきましたよ。ほら、この自力見てください!今回、だいぶ自信あるんですよ。だから、脇本さん!僕に頑張らせて下さい』
脇本選手の心の声『いやぁ、気持ちは嬉しいけど、俺も自力めちゃくちゃあるんよなぁ。気持ちはありがたいんやけど…俺の自力でもう十分…』
いやいやいやいや!!それを言っちゃ〜おしまいです!本音を押し殺し!やはり大人はこうして切り返さねばなりません。
『そうか〜。ほんまにええ自力が実ってきたなぁ。ここまでええ自力やったら俺もありがたく頂くわ。寺崎!ほんまキミは頼もしい男や!そこまで言ってくれるなら、ここはキミの世話になろうやないか!よっしゃ!明日はキミのトマ…トマ…トマ…トマ…
トマホーク!そう!トマホークをたっぷり見せてもらうで。寺崎トマホーク!期待してるよ』
と切り返すのは、大人としての礼儀です。
当然の対応なのです。
さぁ!脇本家にある大量のトマト、いや、自力を温存して、寺崎トマホークを活用する近畿作戦!果たしてうまくいくのかどうか?こうなると予想が実に悩ましい!悩ましいのですが…やるしかありません。
オールスター競輪、いよいよ決勝戦です!
壮絶な乱戦ムードを制するのは…
5眞杉に7菊池に2深谷。ノーガードの殴り合いになりそうな先行バトルが予想される一戦。この三人の誰が主導権でもおかしくないが、やはり挑戦者という意味において7菊池が果敢に攻めてはくるだろう。そこを5眞杉も叩きにいく!関東同士ではあるのだが、それはそれ、これはこれ。やはり力勝負は避けられそうにない。そして、その上を2深谷がねじ伏せにいくのだが、どうしても自力型は消耗戦になるだろう。その中で展開向きそうな1清水と9園田。そして、脚を使っていない8雨谷に3宿口。この4人のBOXで、まずまずのところを狙ってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
2 | 2 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
3 | 3 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
4 | 4 | 大槻 寛徳 | 85 | 宮城 | 大槻 寛徳 85/宮城 |
5 | 眞杉 匠 (欠車) | 113 | 栃木 | 眞杉 匠 (欠車) 113/栃木 |
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5 | 6 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
7 | 菊池 岳仁 | 117 | 長野 | 菊池 岳仁 117/長野 |
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6 | 8 | 雨谷 一樹 | 96 | 栃木 | 雨谷 一樹 96/栃木 |
9 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
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誘導 | 宮下 貴之 | 宮下 貴之 |
吉田の粘り強さに期待!
賞金ランキング的にグランプリが十分狙えるところにきている2山田。勝ち上がりは逃したものの、ここはまだまだ勝負を捨てる訳にはいかない。しっかり位置を確保して、という組み立てが基本になってくるだろう。ただ、ここのところ5新田も簡単に後手に回る展開になっていないのが気になるところ。とにかく5新田も前々へ攻めているので、2山田と5新田、この両者の思惑が被る可能性はあり得る。となると、前が有利な流れ。中でも4吉田の先行力は今回凄まじく、先手を取れば1平原のアシストもあり、十分残れるのでは?と見ている。4吉田の2.3着で、頭を流して勝負!
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | 平原 康多 87/埼玉 |
2 | 2 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
3 | 3 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
4 | 4 | 吉田 有希 | 119 | 茨城 | 吉田 有希 119/茨城 |
5 | 新田 祐大 | 90 | 福島 | 新田 祐大 90/福島 |
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5 | 6 | 内藤 宣彦 | 67 | 秋田 | 内藤 宣彦 67/秋田 |
7 | 内藤 秀久 | 89 | 神奈 | 内藤 秀久 89/神奈 |
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6 | 8 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
9 | 永澤 剛 | 91 | 青森 | 永澤 剛 91/青森 |
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誘導 | 尾崎 剛 | 尾崎 剛 |
脇本の番手に一抹の不安が…
冒頭に散々書いてしまったが…笑、やはり9脇本の番手戦というのは不安があるのが正直なところ。6寺崎自身、前受けから突っ張る気は満々なのだろうが、8新山も4人のラインで怯むとも思えないし、曲者の2松浦が9脇本に絡みにいく可能性もある。勿論、スンナリ駆けて9脇本と1古性の折返しも必要だが、8新山が果敢に攻めていく中で、今節キレ抜群の3守澤を軸にして考えたい。今の3守澤なら、直線でどうにでもなるのでは?というくらい伸びているし、展開も向きそう。3守澤軸で手広く!しっかりいい配当を仕留めたい!
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
2 | 2 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
3 | 3 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
4 | 4 | 小松崎大地 | 99 | 福島 | 小松崎大地 99/福島 |
5 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
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5 | 6 | 寺崎 浩平 | 117 | 福井 | 寺崎 浩平 117/福井 |
7 | 成田 和也 | 88 | 福島 | 成田 和也 88/福島 |
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6 | 8 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
9 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
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誘導 | 小沼 良 | 小沼 良 |
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
私が20代、FMラジオの仕事をしていた頃、あるベテランディレクターの方から金言を頂きました。
音楽ってのは単にメロディや歌詞を楽しむだけやない。そのアーティストの生き様を心で感じるもんなんや。だから漢字で書いたら、音楽は『聞く』じゃなくて『聴く』や。分かるか?耳だけできくなら『聞く』やけど、耳と心で感じるから『聴く』なんやと。『Tears in Heaven』を聴きながらクラプトンの生き様に思いを馳せてみろ。大事なんはなぁ、人の生き様なんや。
当時はあんまりピンときませんでしたが、その言葉の意味がとてもよく理解できるようになってきた50歳。きっと競輪選手も、同じようなことが言えるのではないかと思います。
選手にとって、強さは正義!
極端な話、どんなに性格が悪く、意地悪な人間であっても圧倒的な強さを持っていれば、大衆はその強さに尊敬の念を抱くのです。
しかし!それだけが全てだとしたら
村上義弘という男が今年、ファン投票16位に選ばれ、今、オリオン賞を走れるはずがないのです。
正直、オリオン賞のメンバーの中で今、村上から車券を買うのは厳しい、いや、無謀と言っていいかもしれません。しかし、私はずっとずっと、彼の生き様を見てきました。鬼の形相で戦う姿を見てきました。これまで多くのものを背負って戦い続けたその生き様が、今もなお多くの人の心を捉えて離さないのでしょう。
ドリームレースは今をときめく錚々たる顔ぶれが並び、オリオン賞も強豪が揃いました。
しかし、今の成績だけが物差しではないファンがたくさんいて、そんな人達から支持されることに誰よりも誇りを感じる男が16位にいる。そして、その男はきっと、できる限りその期待に応えたいと思っている、はず。
そして、オールスター競輪開催初日に、脇本でも古性でも郡司でも平原でもない。
16位の男に光を当てる。こんなコラムが一つくらいあってもいいのではないかと…
舞台は西武園、しっかりと男の生き様を堪能させて頂きます。