オールスター競輪　著名人予想

台風の接近で開催が危ぶまれていた西武園オールスター競輪ですが、どうやら方向は近畿のあたりらしく、何とか西武園のあたりは大丈夫‥って、おいおい！ワシの家の上を通過やないかーい！という状況下でこの原稿を書いております。

商業施設に鉄道に‥
近畿エリアはもう何から何まで動いていないようなので、とにかく不要不急の外出は控えるしかありません。

そうなってくると、突然退屈になってくる訳ですが、そんな時にG1開催なんて、ありがたい限りじゃないですか〜。

それも本日はドリームレース！昨年のグランプリと全く同じメンバーという‥
確かにSS選手に人気が集まるのは当然と言えば当然なのですが、9人全員というのもなかなかないのではないかなあと。

並びも、ほとんど昨年のグランプリと同じ‥違うのは北日本ラインの3番手と4番手、佐藤慎太郎選手と守澤太志選手の位置が違うくらいという。つまりは、今競輪界不動のベストナイン！ということになるんでしょう。

しかし！この9人だけではなく、新興勢力の台頭も！あるに違いありません！
今日から6日間の激闘をオッズパークライブで存分にお楽しみ下さい〜

『西武園はかなり特徴のあるバンクなんです』と先日の盛り上げ配信で平原選手が口にしていました。カントがとにかく立っていないので、脚を溜めての捲り追い込みはとにかく厳しい。

オールスター競輪、初日のレースを見て、ほんとに平原選手が言った通りのレースがほとんどでしたね～。残り一周の段階で後方に置かれてしまうと巻き返しはかなりキツくなる訳で‥　

これは常に頭に入れて予想していかないといけません！肝に銘じていきましょう。しかし！そんな中でも例外はありました！オープニングレースの中川誠一郎選手ですよ。西武園のセオリーでいくと、あの捲り追い込みは届かないはずなんです。それでもしっかり届いてあと、ほんの少しのところで一着やん！という素晴らしいスピード！何とも中川選手らしいレースになりました。

そして、もう一人！こちらもあと一歩のところで勝利とはいきませんでしたが、ドリームレースの脇本雄太選手。１回前を叩けずに後ろに下がってからの捲り返しで、あそこまで届くんですから‥やはり輪界ナンバーワンの脚力は違いますね～。

さぁ、台風も完全に過ぎ去って、もうお天気の心配もいらないでしょう！夢の祭典オールスター競輪の2日目！今日も存分に楽しんでいきましょ〜！

先日行われた小倉での吉岡稔真カップで、地元の選手たちを連れて決勝戦で風を切ったのは佐賀の金ヶ江勇気選手。その仕掛けを受けて市橋司優人選手が発進！そして、最後は吉岡さんのお弟子さんである岩谷拓磨、小川勇介、園田匠の3選手でのゴール勝負。これでもか！というくらい見事な3段ロケットが決まり、大団円ということになった訳ですが‥

当たり前のように、このレースで駆けた金ヶ江選手は末着の7等、そして市橋選手はブービー着の6等です。

まぁ、そりゃそーなります‥

しかし、男子はいいんです。男子は。
だって、ラインという仲間がありますから‥自分が負けても仲間の勝利に貢献できたという達成感もあるでしょうし、何より今日の自分の頑張りがいつかきっと！いつかきっと！違う形で報われる日がくるかもしれない、そう思えるじゃないですか‥

でも、女子は‥どーなんでしょう。

オールスター競輪の2日目ラストの一番はアルテミス賞、ファン投票で選ばれた8位から17位の選手達で行われる一発勝負です。

前を取った奥井選手の後ろには石井寛子選手。勝負どころを迎えても誰も仕掛ける事なく、奥井選手が先行し、結局最高の展開になった石井選手が勝利をモノにした訳ですが‥

男子と違って、逃げて末着になった奥井選手に何が残るんだろう‥と考えるとほんとに胸が痛くなる訳で‥いや、確かに『それなら逃がされるリスクのある前受けしたのがミスだろ』みたいな意見もあるにはあると思うのですが‥

何か、ガールズ競輪において、奥井選手のようなスタイルの人がもう少し報われるような形にならないと、どんどん大きな舞台になればなるほどダイナミックなレース、感動的なレースってのは減って、正直、みんなが大事に大事に組み立てる単調なレースになってしまうんだろうなぁという気はします。

例えば昔の男子選手のように
ガールズの場合は
『ホーム線とバック線を取ったら、特別に敢闘賞として賞金を加算します！』みたいな事でもあればせめて報われるのかなぁと思ったりするのですが‥

奥井ファンの1人としては何とも言えないモヤモヤしたものが残りますし、結局、世の中って一番ワリを食ってしまうのは、ひたむきに努力してる人で、うまく立ち回る人達が美味しいところを持っていくんだよね。そうだよね。だから、姑息にいこうよ。真っ向勝負なんてダサいよね。今の時代はそんなんなんだから‥と言われているような気がして悲しくなってしまいます。

ラインがないガールズと
ラインのある男子のレース

同じモノサシで見るのではなく、男子は男子、女子は女子と、もう少しルールの整備が必要なのかもしれませんね。

『そんなもん落車まで予想できるかいな！なぁ、兄ちゃん！落車の予想までできたらそんなもん蔵が何個でも建つわ！』

勝負どころを迎える前に起こったアクシデントで車券を台無しにしてしまった時、ファンの方からすると、もうこう言うしかないんです！

落車まで予想できるかいっ！と‥笑

昨日の予想コラムにも書きましたが、3日目のオールスター競輪、正直、脇本選手のレースよりも一つ前の郡司選手のレースの方が固いのではないかと‥恥ずかしながら私はそう思っていました。

そんなもん松井宏佑選手の番手やし、もし仮に！松井選手が組み立てをミスったとしても郡司選手にはタテ脚もあるんだから、さすがにここでは負けっこない！そう思っていました。何なら自信を持って、厚バリしようかな。そのくらいの気持ちでした。

しかし！ほんと厚くいかなくて良かった。
打鐘前で痛恨の落車。勝負どころを迎える前に車券がフイになってしまいました。

いやぁ、ほんとに落車まで読めるかい！
昔、競輪場でお客さんがよく口にしていた、このフレーズをふと思い出したレースになりました。いやぁ、それにしても強気に勝負しなくて良かった。思いっ切り買わなくて良かった。いってたら‥間違いなく、瀕死の重体になるところでした‥笑

何とか前向きに！このことを捉えて
開催は4日目ですか‥いやぁ、もはやコラムも苦行になってまいりましたが、本日もよろしくお願いします〜。

今回のオールスター競輪、ファン投票でドリームレースに選ばれたのはSSの9人。そりゃ、SSなんだから上位になるのは当然と言えば当然！なんですが‥何となく物足りないなぁという気持ちもあった訳で‥やっぱりニューカマーの到来！これは競輪界の活性化には絶対に必要だったりするんです！

ニューカマーが起こす地殻変動！そんな気配を強く感じる4日目のレースになりましたね。

最終レースの大量落車は実に残念ではありましたが、準決勝の顔ぶれを見るとワクワクが止まりません。犬伏、太田海、中野慎‥これからの時代を背負っていくであろう若い選手が各レースの台風の目になりそうだし、個人的には決勝戦まで勝ち上がれる可能性も十分あるのではないかなぁという気がしています。

どんな世界でも活性化の為に必要なのは新陳代謝！今年は既に山口拳矢選手が日本選手権競輪を優勝して、来年初のSSが決まっています！そんな山口選手に続く存在が現れるのかどうか？

オールスター競輪、今日は正念場の準決勝です！