高松宮記念杯競輪　著名人予想

岸和田競輪G 1[第74回高松宮記念杯]が25年ぶりに6日制が復活し開催される。そしてガールズ初のG 1[パールカップ]も同時に開催される点が大きく異なる。ガールズの優勝者にはガールズG P の出場権も与えられる。ナショナルチームの佐藤水菜が不在なのは残念だが、いいメンバーが揃っているだけに誰が初代女王になるのか楽しみだ。また、東西別で勝ち上がり戦を行う高松宮記念杯は準決勝は4つ(東西2個)あるため、準決勝が2着権利(3着が1人のみ決勝)と厳しくなるのが特徴的だ。そんな中、主役はやはり地元開催で連覇がかかる古性優作ではないかと思う。直前の全プロ記念競輪は脇本雄太と別線で戦い価値ある優勝をつかんだ。近況の縦脚は素晴らしいし今回も期待できる。ガールズを含め6日制の戦いが今日から始まる。激しい戦いなるのは間違いない。

初日を振り返る。まず昨年の賞金王脇本雄太は強かった。ホームから早目の捲りで上がり10秒6、地元稲川翔もよく追走した。大垣G 3で優勝した浅井康太も良くなっている。肩甲骨骨折からの復活戦だった郡司浩平は番手捲りで1着、勝つ事が何よりも良い薬となる。同じく怪我明けの守澤太志は80%位の調子に見えた。残念だったのは落車してしまった地元古性優作、ただ今回はポイント制なので勝ち上がりのチャンスが残っているのが救いか。連覇を狙う古性の2走目の頑張りに期待したい。ガールズは児玉碧衣と久米詩が逃げ切りを決めた。思い切って仕掛けた選手が勝つのは見ていて気持ちが良い。準決勝も二人を注目したい。

高松宮記念杯も3日目を迎える。２日目の1レースは嘉永泰斗の頑張りもあって山田庸平が1着、連携実績が多いだけに息があった二人の内容だった。3レースも松本秀之介の逃げ切りも素晴らしかった。また、5レースの荒井崇博も体勢不利から伸びての1着は本人も満足だっただろう。7レースの脇本雄太も相変わらずの強さで連勝し白虎賞を決めた。心配なのはダービー王の山口拳矢、勝ちを意識し過ぎているのか、少し仕掛けが遅い気がする。なんとか2走目以降、スピードある巻き返しで頑張って欲しい。後は骨折明けの平原康多も守澤太志同様、まだ完璧ではないという印象を抱いた。ガールズは児玉碧衣が仕上がっている。準決勝では後ろをちぎって連勝と強い児玉が戻って来ている。また、久米詩も前々と攻め連勝を19とした。今日は残りの1次予選とガールズのG 1パールカップ決勝戦が行われる。G 1女王を手にするのは誰か、楽しみな一戦になりそうだ。

第74回高松宮記念杯も前半を終了し後半戦に入る。3日目を振り返る。パールカップは児玉碧衣の絶妙な仕掛けがピタリと決まり、初代G1の座に輝いた。昨年のガールズGPで落車し骨折した影響で調子を落とした時期もあったが完全復活した。これで年末の立川ガールズGPの出場権利を手にして大きな励みになったことだろう。男子は山口拳矢が失格、清水裕友が途中欠場するなど5月の平塚ダービーで活躍したメンバーに受難が続いた。気持ちを整理修正し今後の素晴らしい走りに期待したい。初日落車し、不安視された地元古性優作は、まったく影響のない素晴らしい走りで快勝し二次予選進出を決めた。今日のメインは、予選でのポイント上位の東西の選手が白虎賞、青龍賞と分かれ戦う。全員に準決勝権利があるだけに激しい一戦になりそうだ。

昨日の高松宮記念杯4日目は優秀戦の白虎賞、青龍賞が行われた。白虎賞は前受けした脇本雄太がジャンで突っ張るかと思ったが、伊藤颯馬を出してしまい犬伏湧也が絶妙のホームからかました時点で、番手松浦悠士が展開向くと思った。しかし、脇本が渾身の捲りで巻き返したスピードには驚いた。白虎賞を制した脇本が調子が良いのか犬伏が今一なのか判断出来ないが、脇本が無傷の3連勝で準決勝を迎えることとなった。青龍賞ではアクシデントが起こった。平原康多が新田祐大の捲りに力負けし落車(結果、新田が押圧で失格)、SS班2人共に姿を消す結果となった。平原はせっかくの復帰戦だっただけに軽傷なことを祈りたい。青龍賞を制した佐藤慎太郎はあの年齢(46才)で勝つのだから凄いの一言。少し心配なのは郡司浩平。復帰戦を連勝し青龍賞に望んだが1コーナーで口が空いて離れていた。まだまだレース勘が戻っていないのかも。二次予選で動きが良かったのは嘉永泰斗、北井佑季、深谷知広、山田英明。そして連覇を狙う地元古性優作も絶対に負けられない中の連勝は気迫が伝わる走りだ。今日の準決勝は2着権利(3着は前日の成績の中の一人)激しい戦いになりそう。