読売新聞社杯全日本選抜競輪　著名人予想

1985年に初めて全日本選抜競輪が前橋競輪場で開催され、今大会で39回となる。この時期になると、[全日本選抜]初代優勝者である私に自慢する機会を与えてくれる(笑)。今年最初のG 1ということで、誰もがここで優勝してG P 出場権を獲得したいところだろう。4日間の熱戦に期待する。

私が第１回大会を制した[全日本選抜競輪]が始まりました。初日は自力選手の活躍や高配当(10万円以上が3レース)が目だった１日だった。ではまず特別選抜3個レースを振り返る。10レースは深谷知広が松井宏佑の思いに応えきっちり勝ちきった。対する脇本雄太は今年、位置取りに挑戦していくとのことで中団にこだわったレースをしていた。慣れない事の挑戦は最初はリスクを負うが継続していればいずれ良い結果につながるかもしれない。地元ファンに期待された山口拳矢は見せ場なく9番手不発、少し残念だった。11レースは犬伏湧也が積極的に仕掛けて清水裕友に展開が向いたが、後方から捲った新田佑大が1着。伸びが光っていた。12レースはいつもの突っ張るスタイルから変えて抑えて駆けた新山響平が、逆に寺崎浩平に突っ張られ番手の稲川翔が恵また。中団から捲りを狙っていた松浦悠士や郡司浩平は被って力を出せずに終わった。2人の今日の巻き返しに期待したい。２日目は2次予選とスタールビー賞が行われる。どのレースも激戦区、今日も荒れる１日になりそうだ。

第39回全日本選抜競輪は3日目、もっとも厳しいとされる準決勝を迎える。２日目の2次予選はいずれも見ごたえのある好レースだった。6レースは松井宏佑が10秒7の力強い捲りで快勝。地元山口拳矢も昨日の反省を生かしホームから仕掛け勝ち上がれたのは良かった。7レースは脇本雄太が昨日の中団にこだわった動きが功を奏し本来の力強い捲りを発揮した。8レースは犬伏湧也がヨコの動きを駆使しながら捲って1着。9レースは古性優作を背にした寺崎浩平がしっかりと捲りを決め近畿ワンツーだった。10レースは眞杉が前々から中団捲り、日に日に良くなっている。11レースは3番手をキープした北井佑季が捲り、郡司浩平を振り切った。北井の成長が楽しみな一戦だった。一方でG P 王者松浦悠士が準決勝進出ならなかったのは残念だった。12レースのスタールビー賞は稲川翔の頑張りで南修二が縦脚を駆使し最後は東口善朋が抜け出した。近畿勢の結束力をかんじた。今日は最大関門の準決勝。隙のない戦いがレースを盛り上げそう。