読売新聞社杯全日本選抜競輪　著名人予想

今日から、第38回全日本選抜競輪（GI）が高知競輪場で開催される。
私が第1回（1985年）を制して今年で38回となる。その年は3月に娘が生まれ、ヤル気モード全開となり、7月の第1回全日本選抜競輪を優勝し、初GPの出場を決めた初ずくしの良い思い出ある年となった。

今年初のGI開催で、GP出場を誰よりも早く決めようと激しい争奪戦になりそうな大会になるだろう。高知バンクは500にしては丸いバンクが特徴で、伸びるコース、伸びないコースがあるので仕掛けるタイミングも勝負を左右する。
自力選手はホーム捲りか3コーナー過ぎの遅めの捲り追い込みが決まる。追い込み選手も、内から中を割れるような佐藤慎太郎や小倉竜二みたいな選手を穴目で狙うと面白い。

今日から4日間、荒れる要素あるバンクなだけに目が離せない開催となりそうだ。

初日の特別選抜3個レースを振り返る。10レースの眞杉匠は先行体制に入った所を新田祐大に捲られ、3番手に飛び付き差し返した。真杉の調子の良さがうかがえる。11レースは深谷知広の近況の良さが出たが、番手郡司浩平は構え過ぎたのか深谷を差せず、しかも古性優作に中を割られ3着となった。高知は500だが直線が短い、明日以降、反省材料にして２日以降につなげて欲しい。隙のない動きで2着となった古性は12レースで脇本雄太が勝ち上がってくるのを待つ、という気迫が伝わっていた。12レースは脇本が先に捲った新山響平の上を捲り、上がり13秒6と腰の不安を全く感じさせなかった。予選では、孫弟子の山田英明が松井宏祐相手に逃げて押し切る走りには、褒めて上げたいし二次予選も頑張って欲しい。今日は準決勝を決める二次予選とメインにスタールビー賞がある。どのレースも混戦模様で楽しみに観戦したい。

２日目の二次予選を振り返る。6レースでは渡邉雄太が連日、良い動きで連勝した。7レースは清水裕友が3番手並走から捲り、調子が良かった頃に戻っている。8レースはG 1初出場の北井佑季が堂々とした走りで準決勝を決めた。10レースは犬伏湧也が連日の先行で逃げ切り、長い距離を踏む練習の成果が確認できる。9レースの町田太我は良かったが、心配なのは犬伏の番手松浦悠士、並走はあったものの岩津祐介に差され伸びがない、心配だ。スタールビー賞は普段やらない走りをしてしまった脇本雄太、一旦出て流した所をを新山響平にかまされた。普段は逆のパターンで仕掛けていた脇本だけに判断ミスに驚いた。しかし古性優作は脇本が内に詰まった瞬時に郡司浩平をどかし3番手キープし佐藤慎太郎のブロックをかいくぐり一気に伸びた脚は素晴らしかった。今日の準決勝3個レースのメンバー、どのレースも面白く組んである。力と運と攻める気持ちがある選手が残りの9人に残ると私は見ている。