白山大賞典

白山大賞典 発走時間 16:10
白山大賞典
予想印
著名人予想
               
1 1 カフジオクタゴン   △ 
2 2 トウショウデュエル
3 3 セイカメテオポリス ×
4 4 ケイアイパープル
5 5 ハクサンアマゾネス  
6 メイショウカズサ
6 7 ブリッツファング
8 マイネルヘルツアス
7 9 ラーゴム    
10 ミスティネイル    
8 11 ネオアマゾネス      
12 ナラ  
浅野靖典氏

浅野靖典氏白山大賞典予想

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今年は雨の影響があまりなさそう

ありがたいことに白山大賞典は現地で見ることが多く、列挙すると昨年、2019年、17年、15年、11年、10年。このなかにはカツゲキキトキト、サミットストーン、そしてミューチャリーという、3度の地方所属馬の2着が含まれています(12年2着のナムラダイキチ、14年2着のサミットストーンは見ていません……)。

昨年は昼すぎから鬼のように雨が降り、レース後の取材で全身ずぶぬれ。そのぶん、一気に馬場水分が増えたことを確認できたので、無事に的中させることができました。その要因は「雨を味方にできる馬」を推理して(6)メイショウカズサを軸に据えたこと。しかし今年も同じように走れるかというと、微妙という気がします。昨年は雨馬場での単騎逃げで2番手以下に並ばれる気配がまったくなかったのが勝因。基本的には気持ちにゆとりがないタイプで、走るのをいきなりやめるケースがまだ多くあります。今回は雨の影響がそれほどない条件で、楽に逃げられるのかどうか……。

個人的には「1着」か「着外」のどちらかと決めて組み立てたいと思います。逆転候補の筆頭は先行してしぶとい(4)ケイアイパープル。道中で砂をかぶるとダメなタイプで、馬場を広く使える金沢競馬場は条件的に合いそう。(7)ブリッツファングも息が入りやすいコーナー6回の競馬なら、先行策からの押し切りが考えられるでしょう。

(1)カフジオクタゴンは流れ込みが狙えそうなので連下にマーク。あと、善戦傾向がある(3)セイカメテオポリスも時計勝負にならなければ間に合うとみて押さえておきます。(9)ラーゴムは流れに乗れないような気がするので無印で。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
6 ⇒ 1・3・4・7 ⇒ 1・3・4・7(12点)
4・7 ⇒ 1・3・4・7⇒1・3・4・7(12点)
ワイド
4 = 7(1点)
馬連
4 = 7(1点)

【浅野靖典氏:プロフィール】
競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。

赤見千尋氏

赤見千尋氏白山大賞典予想

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本命は昨年の勝ち馬メイショウカズサ。

リピーターの多いレースなので、レコード勝ちをした実績というのは大きいと思います。 気分よく走れた時の強さは実証済みで、不安材料といえば気分が乗らない場合でしょう。 気性面の難しさはあるものの、今回の鞍上である松山弘平騎手とは5戦4勝と好相性ですから、ここ2戦の惨敗から巻き返してくれるのではないかと期待します。

対抗は3歳馬(7)ブリッツファング。 兵庫チャンピオンシップでは早め先頭から8馬身突き放す圧勝を見せました。 前走のジャパンダートダービーは不良馬場の高速決着で、2番手から積極的なレースを展開して僅差の3着でした。 この時の1着2着だったノットゥルノとペイシャエスが日本テレビ盃で揃って見せ場なく負けてしまいましたが、これは馬場の違いが大きかったように思います。

水が浮く高速馬場の大井と、砂煙が舞うタフな馬場だった船橋ですから、古馬との力差ではなく、経験値の差ではないでしょうか。 金沢はそこまでタフな印象はないですし、昨年のように雨が降れば、十分対応出来る馬場になりそうです。

3番手は(4)ケイアイパープル。 佐賀記念で強いレースをした後、勝ち切れていないものの、強豪相手に常に善戦するイメージ。 ここも先行して長くいい脚を使ってくれるのでは。

地元金沢の女王(5)ハクサンアマゾネスは52キロでの出走。 (6)メイショウカズサとは6キロの斤量差がありますから、上位争いに食い込む可能性も十分。 長い距離に強い(3)セイカメテオポリス、2連勝中の(1)カフジオクタゴンまで。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
6・7 ⇒ 6・7・4・5 ⇒ 6・7・4・5・3・1 (24点)

【赤見千尋氏:プロフィール】
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。

斎藤修氏

斎藤修氏白山大賞典予想

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地方のスタミナ勝負ならケイアイパープル

マーキュリーカップJpnIIIでは急遽乗替りとなった地元の山本政聡騎手に期待がかかったが、むしろ1番人気ということではプレッシャーも大きかったことだろう。メイショウフンジンが演出したハイペースを3番手で追いかけるという展開は厳しく、3コーナー過ぎで手応え一杯になってしまった。それでも大きくバテることなく4着に粘ったのは力がある。佐賀記念JpnIIIで5馬身差の圧勝はもちろんのこと、2500メートルの名古屋グランプリJpnIIでヴェルテックスと競り合っての2着や、57キロを背負った平安ステークスGIIIでテーオーケインズの2着など、ダート2000メートル前後でのスタミナ勝負には強い。小回りの佐賀コースもこなしており、金沢2100メートルの舞台であらためての期待だ。

53キロで出走の3歳馬(1)カフジオクタゴンにもチャンスは十分。休養明け2戦目、古馬との2勝クラスを3馬身差快勝で勝ち上がり、レパードステークスGIIIでは、ゴール前3頭横に広がってのクビ、クビという接戦を制した。デビューから一貫してダート1800メートル以上を使われており、ダートのスタミナ勝負で能力を発揮しそう。

地方馬では大井から遠征の(3)セイカメテオポリスに期待したい。3歳時には戸塚記念を制し、4歳になって勝ち星こそないものの、2600メートルの金盃、2400メートルの東京記念でともに2着。中央馬相手のダイオライト記念JpnIIでも勝ち馬からコンマ7秒差の5着は好走といっていいだろう。今後も2000メートル以上の舞台で期待できそう。

ジャパンダートダービーJpnIで接戦の3着だった(7)ブリッツファングは、兵庫チャンピオンシップでのJpnII勝ちによって今回は3歳馬ながら55キロを背負わされるのがどうか。

(6)メイショウカズサの58キロもなかなかに厳しそうだが、前走マーキュリーカップJpnIIIでの12着は、(4)ケイアイパープル同様ハイペースに巻き込まれてのもの。ここ2戦の惨敗だけでは見限れない。

ダートに転向してオープン特別(吾妻小富士ステークス)を制した(9)ラーゴムは初めての地方参戦でどうか。

【斎藤修氏:プロフィール】
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。

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