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まだ本来のすごみは感じないが、２連勝を信頼して軸にはバンダムミュートスを。最大のライバルはヤマニンデューン。サックアクロアももう少しやれていいだろう。エイシンワールドにもそろそろ変わってほしいのだが。あとはジルアルメイダがどこまで。

バンダムミュートスは転入当初の勝ちっぷりがあまりにもよかったのでこのところの詰めの甘さには物足りなさを感じたものだが、ここにきて２連勝。まだ当初のすごみは感じないが、一応のきっかけはつかんだものとみていいだろう。今回は1800ｍで57キロが課題。1800ｍは中央時に交流戦でやってきて５着、オープンの東海クラウンで５着。これはいいとして、この条件の２度の４着は少し離されている。１キロ増はともかく、このあたりは陣営も少し心配しているが、それでもこの顔ぶれならこの馬の差し脚が上位になろう。

降級戦となるヤマニンデューンは前走、重賞の東海ゴールドカップで４着。まあ上位３頭以外は条件馬の集まりのような顔ぶれだったのでこれ自体はあまり強調できないが、長い距離を苦にしないのがいい。実際、前出の東海クラウンでは先着（３着）しているし、前開催を抜いたことで英気を養えた様子だ。

サックアクロアは降級緒戦となった前走が案外。もともとピリッとした脚のない馬が、位置取りが悪くなったから？　状態自体は悪くなさそうだし、中央で挙げた１勝はこの距離だ。ベテラン騎乗で変化を期待したい。

エイシンワールドはササる面があって追いづらいのが悩みの種。ただ、それもいくらか乗りやすくなってきたという。距離延長が相対的に有利に作用すればもう少しやれてもいいのでは。

ジルアルメイダは２走目に名古屋戦を勝っているが、時計からもお分かりのように相当相手に恵まれたもの。ただ、一連の走りの上がり時計自体は悪くない。連戦続きで上がり目はないが、前々の競馬で粘り込めないか。