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2011年8月15日   クラスターカップ (盛岡競馬)  

盛岡競馬   第10レース   弾丸娘!ラブミーチャン
全国公営競馬専門紙協会 エイカン

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【中央所属馬の評価】

ドスライスは5月7日の高瀬川S(1600万下)を快勝すると、5月29日のつばさ賞では初オープンながらいきなりトーホウオルビスからアタマ差の2着に奮闘。その後、プロキオンS(G3)では15着と通用しなかったが、前走=NST賞は2番手から楽に抜け出し、ハイタイム勝ち。これで全6勝中、ダートの1200mで5勝目。経験の少なかった左回りにおける初勝利もマークした。

トーセンクロスは6月5日の前走、安芸S(1600万下)を鮮やかに差し切って念願のオープン入り。後方待機馬に有利な流れではあったが、馬群の中で追走に苦労しながら、直線、前が開いた瞬間、一気に抜け出した脚は見事だった。これで全4勝はすべてダートの1200m。7歳にしてオープン初戦となるが、この条件のスペシャリストだ。

グランドラッチは本年、おおむね3ヶ月間隔の競馬で3戦と使い込めていないが、前走=NST賞では大外から及第点の伸びを見せている。もともと、一昨年には1000万下→1600万下を連勝すると、カペラS(G3)でも僅差の3着と勝ち負けを演じた実績の持ち主。今回は「超」の字がつく大型馬が久々に中2週で走れる局面となる。

スマートブレードはデビューから7歳いっぱいまではすべて芝の競馬で28戦2勝。8歳以降はすべてダートの競馬で32戦3勝。前々走、6月12日の川中島S(1600万下)を13番人気という人気薄で制し、10歳にしてオープンに到達した個性派。前々走で勝ち上がっているくらいだから年齢を気にする必要はないのだろう。当時の行きっぷりから左ダートの1200mという条件はベストなのかもしれない。

サンエムパームは約1年の休養から復帰して2戦を消化。前走NST賞は殿り負けながら、この馬らしい逃げは披露した。今回は先行したいこの馬にとって願ってもない1枠を引き当てた。オープンで唯一、馬券に絡んだ一昨年の室町S(2着)では、やはり1枠から逃げ粘ったもの。スタートを決めて、先手奪取なら台風の目になるかもしれない。

【地方所属馬の評価】

ラブミーチャンは今年からスタートした「地方競馬スーパースプリントシリーズ」初代王者に。6月24日、名古屋の「名古屋でら馬スプリント」では元中央オープン馬ニシノコンサフォス以下を問題にせず、逃げてレコードの楽勝。7月21日、船橋の「習志野きらっとスプリント」では南関東の実力スプリンターのジーエスライカーを一騎打ちで競り落とした。もともと無敗で全日本2歳優駿(Jpn1)を制した地方競馬の至宝。状態面が整わなかった昨シーズンは精彩を欠いたが、今年は5月3日のかきつばた記念(Jpn3)でもセイクリムズン、ミリオンディスクに次ぐ3着に逃げ粘っており、1200mのここは中央馬相手でも互角以上の戦いを期待。

エイシンタイガーは地方に転じてここが2戦目。芝ながら中央のオープンで3勝をマークしている実力馬だけに、ダート慣れしてくれば怖い存在となるが、今回、フルゲート14頭立ての大外枠とはいかにも痛い。

【解説者の予想】

ラブミーチャンの父サウスヴィグラスは2002年にこのレースをレコードで制し、翌年、JBCスプリントを勝って引退した一流スプリンター。今回、珍しく中央馬に重賞勝ち馬不在。3枠という好枠を手に入れたラブミーチャンが父娘2代制覇へ向けて絶好の条件が整ったと言えそうだ。逆転候補は前走でオープン特別勝ちと地力強化中のドスライス。レースは先行するであろう、この2騎を巡っての争い。近況の充実ぶりから一騎打ちの公算が高いが、サンエムパームが最内枠から先行争いに絡んでオーバーペースになるようだと、ゴール際、トーセンクロスグランドラッチの差し脚が届くかもしれない。

◎ラブミーチャン
○ドスライス
▲トーセンクロス
△グランドラッチ
△スマートブレード

おすすめ買い目

馬単 3→8 8→3 3→5 5→3 3→11 11→3 8→5 5→8 3→12 12→3

 

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