レース展望・予想

強敵不在で負けられないダブルアタック「若駒賞」(金沢競馬)

2024/03/17

3日間連続の日程で再開された2023年度の金沢競馬は、今週から最終開催を迎えます。3月17日(日)には初日が行われ、最終第10レースの3歳馬による準重賞「若駒賞」(3歳、金沢競馬場1500メートル)がメインカードになります。半年ぶりの休み明けでも開幕戦を快勝したダヴァンティは、28日に名古屋で行われるネクストスター中日本へ向かうために姿はありませんが、ひと冬越えて成長が楽しみな明け3歳馬が顔をそろえました。

◎3 ダブルアタック(牡、金田一昌厩舎)は昨最終戦のあての木賞を逃げ切って準重賞を勝っており、今季開幕戦の3歳A1戦(1500メートル)では、4コーナーまで逃げた断然人気のダヴァンティに外から食い下がって見せ場を作りました。直線に入ると突き放されてしまいましたが、今度は中団から脚を伸ばしてきたハリウッドスマイルとの2着争いとなり、馬体を併せてクビ差の接戦を制しました。新馬勝ちから馬券絡みを外したのは昨年9月のネクストスター金沢で7着に敗れたのみで、今回も厳しい展開ながらも連対を外さなかったのは底力がある証拠です。開幕戦を叩いて連闘でこちらに挑むのは予定通りで、冬休み明けから好勝負を演じた内容から、ダヴァンティが不在のメンバー構成なら負けられないところです。

○5 トルピード(牝、高橋俊之厩舎)は新馬戦から3連勝した好素材で、昨年11月の金沢ヤングチャンピオンでは1番人気に推されましたが、逃げたリメンバーアポロをとらえきれず4着に敗れました。その後は群馬の育成牧場へ放牧に出されて立て直しが図られ、2月下旬に戻って来ました。開幕戦の3歳A3組にエントリーしていましたが、除雪作業の影響でレースが中止となり、走ることができませんでした。しかしレース間隔が空いたことで、中間は2本の追い切りをしっかり消化できて、仕上がりが上向いています。直線で力尽きた金沢ヤングチャンピオンの内容から1700メートル戦はまだ長かったようで、1500メートル戦に戻れば巻き返しが狙えそうです。

▲4 エムティトップ(牝、佐藤茂厩舎)は開幕戦の3歳A2組(1500メートル)で2着と冬休み明けから好走しました。昨年はレースを使うごとに馬体が細化していく使い減りに悩まされましたが、冬場の休養でプラス13キロと大幅に馬体重を戻したのは好材料です。4コーナーで勝ち馬に並びかけるレースぶりも悪くなかっただけに、今回も早めに好位から動いていく積極的なレース運びで上位争いに加わってきそうです。

△6 ドンリュウスター(牡、高橋俊之厩舎)は昨最終戦のあての木賞で中団から直線しぶとく脚を伸ばしてダブルアタックの2着と健闘しました。開幕戦の3歳A2組では直線伸び切れず5着でしたが、馬体重が回復してくるなら末脚発揮がありそうです。

△2 ベアビー(牝、加藤和宏厩舎)は昨秋に中央未勝利から転入してきて昨最終戦で待望の初白星を飾りました。準重賞には初挑戦となりますが、週2本のペースで追い切り時計を出しており乗り込みが目立っています。冬休み明けからハードに鍛えられており、さらなる成長があるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 3→5・4・6・2(4点)
3連単(1軸流し) 3→5・4・6・2(12点)

若駒賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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