レース展望・予想

負けられないセブンダートオー「師走スプリント賞」(金沢競馬)

2023/12/19

月、火曜日の2日間連続で開催されている今週の金沢競馬。19日(火)のメインカードは最終第12レースのA級馬による準重賞「師走スプリント賞」(金沢競馬場1400メートル)です。次週27日に急きょ新設された重賞「移転50周年記念金沢ファンセレクトカップ」(1500メートル)が控えているため、6頭立てのさみしい頭数になってしまいました。

◎3 セブンダートオー(牡4、金田一昌厩舎)は前走中日杯に重賞初挑戦して3着と善戦しました。勝ったハクサンアマゾネスには直線に入って突き放されましたが、2周目向正面半ばから離されずに2番手を死守して4コーナーに突入した時には、そのまま2着もあったかの内容でした。兵庫の下原理騎手の好プレーもありましたが、初めての2000メートル戦重賞でも見せ場を作れたことは今後の大きな自信になりました。前走時からあまりレース間隔がないため、角馬場を併用しての乗り込み重視の調整になっていますが、転入初戦で後続を5馬身以上突き放して圧勝した1400メートル戦なら負けられないところです。発馬で出遅れることなく先団を見ながらレースを運べれば、地力の違いで直線抜け出せそうです。

○5 ソーラーフレア(牡8、中川雅之厩舎)は3戦連続連対中の勢いから前走のA1級二組(1500メートル)でも上位人気に推されました。しかし3コーナーで早めにオヌシナニモノにまくられる厳しい展開となり、何とか直線で2着に残そうとしましたが、差し馬有利な流れも重なってまさかの6着に沈んでしまいました。引き続き追い切りの感触は悪くなく、展開のまぎれがあまりない少頭数なら見直しは必要です。1400メートル戦は9月の金沢鼓門賞で3着に敗れて以来となりますが、中央ではダートの1400メートルを主に使われていたことから、こなせない距離ではありません。

▲2 キープクライミング(牝4、中川雅之厩舎)は前走中日杯に挑んで10着と大敗を喫しましたが、スタートから勝ったハクサンアマゾネスに並び駆けて先手を競り合うスピードは見せました。こちらもレース間隔があまりないため乗り込み重視の調整ですが、引き続き気配落ちは見られません。3走前の1400メートル戦で争われたA1級二組では、スタート決めて先手を奪うと4コーナーを先頭で回って、勝ったテトラルキアや2着のオヌシナニモノと接戦の首位を争いを演じました。サエチを早めにかわして今回も4コーナーを先頭で回ることができれば、直線粘り腰を発揮して際どい勝負に持ち込めそうです。

△6 フェイマスダンディ(牡5、佐藤茂厩舎)は夏場から勝ち切れないレースが続いていましたが、前走のA1級二組(1500メートル)を逃げ切って久々の白星を飾りました。再び相手は強くなりましたが、中間に2本の追い切りを消化して、中日杯組に比べると疲れもなく順調な調整を積んでいます。逃げた馬を見ながら好位から追走するレースも可能で、1400メートルでも前残りは図れます。

△4 サエチ(牝4、高橋俊之厩舎)は今回も先手を奪えるかがポイントになります。キープクライミングやフェイマスダンディを抑えて行き切ることができれば、1400メートル戦なら善戦しても不思議ではありません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 3→5・2・6・4(4点)
3連単(1軸流し) 3→5・2・6・4(12点)

師走スプリント賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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