レース展望・予想

無傷の4連勝なるかトルピード「金沢ヤングチャンピオン」(金沢競馬)

2023/11/21

日曜日から3日間連続で開催されている今週の金沢競馬。21日(火)のメインカードは最終第10レースで争われる「第26回金沢ヤングチャンピオン」(JRA上級認定2歳、金沢競馬場1700メートル)です。例年だとここで金沢2歳王者が決まり盛り上がりを見せますが、今年は重賞勝ちもJRA認定勝ちも準重賞勝ちさえも不在で手薄な印象は否めません。どの馬が勝っても重賞初制覇となる混戦模様になりました。

◎4 トルピード(牝、高橋俊之厩舎)はデビューから3戦3勝とまだ負けなしで、重賞初挑戦でも目立った強敵が見当たらない今回のメンバー構成なら人気を集めることになりそうです。距離が1500メートルに延びた前走の2歳1組でも先団を見ながらレースを進め、3コーナーから馬群を割って進出を開始。逃げたリメンバーアポロに4コーナーで並び駆けて直線半ばで交わし、さらに3馬身突き放す快勝劇でした。スタートから行きたがる素振りを見せず、追ってからもしっかり伸びてくる操作性が良さが持ち味で、速い追い切り時計は出ていませんが、調教でも順応な動きを見せています。落ち着いたレース運びから1700メートルに距離が伸びても問題はなさそうで、無傷の4連勝で重賞タイトルが手にできるか注目されます。

○6 リメンバーアポロ(牡、佐藤茂厩舎)は北海道デビューで金沢へ転入してからいきなり2連勝を飾った実績があります。2歳1組に上がってからはトルピードに連敗していますが、前走の1500メートル戦は直線半ばまで先頭を譲らずに食い下がっており、着差を縮めています。今回もしっかり追い切りをこなしての出走で、連戦続きでも強い調教ができるようになって体調面も上向いています。金沢ではまだ他馬にハナを譲ったことはなく、距離が1700メートルに延びてもペースを握ることになりそうですが、後続とのリードを保ったまま4コーナーに突入することができれば、際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

▲7 グルタチオンシード(牡、鋤田誠二厩舎)は、2走前の1500メートル戦でJRA上級認定勝ちのショウガフクキタルに終始食い下がって2着に入ったレース内容から、前走は打倒トルピードが期待されましたが、追走に手こずってしまい直線追い上げたものの4着でした。1カ月ほどレース間隔が空いたことでプラス10キロと重め残りになったのが影響したようで、今回は長めをしっかり追い切られて巻き返しに燃えています。追ってバテないしぶとさから距離がさらに延びるのは良さそうで、馬体が絞れてくれば変わり身がありそうです。

△8 ダブルアタック(牡、金田一昌厩舎)は前走の1500メートル戦で3着に粘り込んでグルタチオンシードに先着しました。ネクストスター金沢で7着に敗れた後、1カ月ほどレース間隔を空けて立て直した効果はあったようで、さらなる距離延長を克服できれば再度上位争いに加われそうです。

△2 ドンリュウスター(牡、高橋俊之厩舎)は前走の1500メートル戦で末脚不発の7着に敗れましたが、2走前の1400メートル戦では直線外から伸びて勝ったトルピードをクビ差まで追い詰めています。好凡走が激しく狙いづらい面はありますが、大駆けがあるとすればこの馬かもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 4⇔6・7・8・2(8点)
3連単(フォーメーション) 4→6・7・8・2→6・7・8・2 6・7・8・2→4→6・7・8・2(24点)

金沢ヤングチャンピオンの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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