レース展望・予想

浦和アイウォール逃げ切るか「金沢スプリントカップ」(金沢競馬)

2023/10/08

今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催に戻ります。8日(日)のメインカードは第10レースで争われる重賞「金沢スプリントカップ」(地方全国交流、金沢競馬場1400メートル)です。今年から施行時期が7月から10月に変更となったこともあって30頭を超える遠征馬の出走申し込みがありましたが、最終的には南関東から4頭、北海道から1頭、笠松から1頭の計6頭が参戦してきました。

人気になるのはやはり南関東からの遠征馬になりそうです。◎2 アイウォール(牡4、浦和・水野貴史厩舎)は浦和からの参戦で、2走前の川崎マイラーズ(川崎1600メートル)を堂々逃げ切って重賞初制覇を飾りました。前走の多摩オープン(川崎1500メートル)では4着に敗れましたが、約4カ月の放牧休養明けで58キロの酷量を背負わされては直線伸び切れなくても仕方がありませんでした。3日の本追い切りでは同じ浦和から遠征してきたウインドフレイバーと併せて直線で6馬身以上も引き離しており、一度レースを使われたことで動きが一変しています。金沢でもスタートダッシュを決めてペースを握ることができれば、重賞2勝目に手が届きそうです。

○9 クーファアチャラ(牝6、北海道・田中淳司厩舎)は8月の読売レディス杯に続いて2度目の金沢参戦です。ゴール前5頭横並びの大接戦となった読売レディス杯では、内枠からダッシュ良く飛び出して先手を主張すると、追い通しの手応えながらも4コーナーを先頭で回り直線押し切ってしまった粘り腰には驚かされました。その後は名古屋の秋桜賞には向かわず、地元の条件戦(門別1700メートル)に出走しましたが、元中央オープンのアナザートゥルースに直線で大きく突き離されながらも、2着はしっかり確保しています。引き続き状態は良さそうで、外枠からでも先手争いを制することができれば、金沢の1400メートル戦なら再びまんまと押し切ってしまいそうです。

地元勢では▲8 オヌシナニモノ(牡6、佐藤茂厩舎)に期待が高まります。今季は春先から重賞2勝を含む5連勝と金沢の短距離界では敵なしの状態が続いています。今回は約4カ月ぶりの放牧明けとあって評価は控えめにしましたが、追い切るごとに動きは上向いており、アイウォールとクーファアチャラが激しく先手を競り合う展開になるなら、勝負どころから一気にコーナーを駆け上がって浮上してきそうです。

決め手勝負になるなら△7 バーンフライ(牡8、大井・坂井英光厩舎)にも出番がありそうです。元中央3勝馬で大井に移籍してからは1勝のみですが、2着5回と上位争いには加わっています。前走の武蔵野オープン(大井1600メートル)は5着でしたが、2カ月ぶりの休み明けを叩いて上向いており、吉原寛人騎手が末脚の切れ味を引き出せば金沢でも上位争いできそうです。

△5 サーフズアップ(牝3、船橋・山下貴之厩舎)は南関東牝馬三冠の東京プリンセス賞を勝っており、前走の関東オークスJpnII(川崎2100メートル)で10着に敗れるまで、デビューから3着以内を外さなかった好素材です。今回は約4カ月ぶりの休み明けの上に初コースで初の古馬との対戦とハードルは高いですが、素質の違いで乗り越えても不思議ではありません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 2⇔9・8・7・5(8点)
3連単(フォーメーション) 2→9・8・7・5→9・8・7・5 9・8・7・5→2→9・8・7・5(24点)

金沢スプリントカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬