レース展望・予想

仕上がり万全ショウガフクキタル「石川テレビ杯」(金沢競馬)

2023/08/29

日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。29日(火)のメインカードは最終12レースで争われるJRA上級認定2歳重賞「第18回石川テレビ杯」(2歳、金沢競馬場1400メートル)で、昨年までは地元2歳牝馬による重賞「金沢プリンセスカップ」として実施されていましたが、今年からは9月24日に新設された「ネクストスター金沢」(JRA重賞級2歳認定、1400メートル)へのトライアル戦となりました。1~3着馬には優先出走権が与えられます。

まず人気を集めるのは◎5 ショウガフクキタル(牝、高橋俊之厩舎)になりそうです。後続を7馬身以上引き離す逃げ切りで新馬勝ちを飾ると、続くJRA上級認定も競り勝って今年の金沢認定1号馬に輝きました。それほどスタートは早くありませんが、追い出してからの二の脚は早く、前走も1コーナーまでに先頭に立って後続を引き連れながら逃げる格好になりました。3~4コーナーで後方から追い上げてきた2着馬に外から並び駆けられて直線は追い比べ勝負になりましたが、最後まで抜かせない勝負根性を見せました。1年先輩のショウガタップリには及びませんでしたが、初めての1400メートル戦で1分30秒0の勝ちタイムは優秀で、今回も同じ距離ならさらなる上積みが期待できます。前走時から1カ月ほどレース間隔は空きましたが、中間には3本の追い切り時計を出して順調に乗り込まれており、仕上がりに抜かりはありません。

○4 ダヴァンティ(牝、佐藤茂厩舎)も新馬戦で後続を6馬身以上引き離す圧逃劇を演じました。スタートダッシュも早く、1頭だけ別次元の加速力で先頭へ抜け出すと、手綱を抑えたままで後続はどんどん離れて行く一方で、900メートル・55秒3の勝ち時計はショウガフクキタルを上回っています。1400メートルに距離が延びてどうかですが、距離延長を意識して長めに追われた本追い切りでは、馬なりでもこれまでの最速追い切り時計をマークしています。発馬を決めて先手争いを制することができれば、あっさり押し切っても不思議ではありません。

▲3 スペリオルパンサー(牡、加藤和義厩舎)は北海道からの移籍馬で、1400メートル戦の転入初戦は後続を引き連れながらペースを握って4コーナーを先頭で回ると、直線一気に弾けて2着以下を9馬身以上も突き放しました。4頭立ての少頭数だったため、勝ちタイムは1分31秒8とショウガフクキタルに比べると見劣るものでしたが、北海道で認定未勝利戦を勝っている実績は伊達ではないと思わせる勝ちっぷりでした。地元デビュー馬の争いに割って入ってくる可能性は十分にあります。

△1 ドンリュウスター(牡、高橋俊之厩舎)は前走の2歳準重賞・くろゆり賞(1400メートル)で直線追い上げて3着でした。上位3頭に比べるとスピード面で見劣りますが、前崩れの展開になるなら出番があるかもしれません。

△6 アクス(牝、佐藤茂厩舎)は前走の2歳準重賞・くろゆり賞で4着も、直線内からしぶとく脚を伸ばしてドンリュウスターに詰め寄りました。時計勝負になると厳しいですが、堅実な追い上げで3着争いには加わってきそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 5⇔4・3・1・6(8点)
3連単(フォーメーション) 5→4・3・1・6→4・3・1・6 4・3・1・6→5→4・3・1・6(24点)

石川テレビ杯の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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