レース展望・予想

前走のリベンジなるかラッキードリーム「イヌワシ賞」(金沢競馬)

2023/08/27

今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催に戻ります。27日(日)のメインカードは最終12レースで争われる地方全国交流「第19回イヌワシ賞」(金沢競馬場2000メートル)です。9月26日に行われる白山大賞典JpnIII(2100メートル)へのトライアル戦で、今年は大井から3頭、笠松、兵庫、高知から各1頭の計6頭の遠征馬が参戦してきました。6月初旬に園田で行われた六甲盃(2400メートル)でアタマ差の接戦を演じた兵庫のラッキードリームと高知のグリードパルフェが金沢で再び相まみえます。

兵庫の◎8 ラッキードリーム(牡5、兵庫・新子雅司厩舎)はデビューした北海道で3歳三冠を達成しており、南関東では重賞勝ちを飾れませんでしたが、兵庫に移籍した4歳夏以降は地元で重賞3勝を含む5戦5勝と負けなしでした。前走の六甲盃でも1番人気に推されましたが、2周目3コーナーからグリードパルフェと馬体を併せて一騎打ちとなり、惜しくもアタマ差競り負けてしまい園田で初めて土が付きました。その後は2カ月ほど放牧に出されて立て直しが図られ、復帰初戦をこのイヌワシ賞に目標を定めて調整してきました。放牧先でも乗り込まれていたとあって休み明けでも追い切り気配は悪くなく、前走並みの時計で動いています。ゴール前抜け出せなかった六甲盃はやや距離が長すぎた印象があっただけに2000メートルに距離が短縮されるのは歓迎で、グリードパルフェを並ばせずに直線突き放すことができれば、前走のリベンジが果たせそうです。

高知の○1 グリードパルフェ(牡7、高知・田中守厩舎)は元南関東のオープン馬で、今年は遠征ばかり続いていますが、3月に佐賀のはがくれ大賞典(2000メートル)を勝つと、続く笠松のオグリキャップ記念(2500メートル)ではアタマ差惜敗の悔しい2着でしたが、前走の六甲盃では並んだら抜かせないしぶとさを存分に発揮して今度はアタマ差競り勝ち、重賞3勝目を飾りました。こちらも六甲盃後はここ目標に調整を積んできており、追い切りでは引き続き好調な動きを見せています。金沢コースは2年前のJBCクラシックJpnIで既に経験済みで、追ってバテない強味から2000メートル以上の距離には絶対的な自信を持っています。再びラッキードリームとの一騎打ちに持ち込むことができれば、重賞連勝が飾れるかもしれません。

大井の▲4 ウラノメトリア(セン7、大井・渡邉和雄厩舎)は2走前の六甲盃で上位2頭に大きく離された4着でしたが、前走の川崎2000メートルで争われた橘オープンでは直線内からしぶとく脚を伸ばして2着と連対しました。こちらも金沢には2度目の遠征で、昨年11月の北國王冠では直線4頭の追い比べに加わってアタマ差2着の接戦を演じています。ラッキードリームかグリードパルフェのどちらかが崩れる展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してきそうです。

大井の△3 ダノンファラオ(牡6、大井・宗形竹見厩舎)は地方へ移籍してからまだ連絡みはありませんが、元中央オープン馬でジャパンダートダービーJpnI、浦和記念JpnII、ダイオライト記念JpnIIとダートグレード競走3勝の実績は抜けています。前走遠征した笠松のくろゆり賞(1600メートル)では4着でしたが、直線脚を伸ばして混戦の首位争いには加わっており、徐々に持ち直してきています。

地元勢では△7 トランスナショナル(セン7、井樋一也厩舎)に期待です。放牧明けでも前走のA1級一組(1700メートル)は4コーナー外から伸びて直線先頭へ抜け出し、後続を5馬身以上突き放す強い勝ちっぷりでした。全国区のメンバーに一矢報いることができれば今後が楽しみになります。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 1・8→1・3・4・7・8(8点)
3連単(フォーメーション) 1・8→1・4・8→1・3・4・7・8(12点)

イヌワシ賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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