初心者でもOK!ばんえい競馬(帯広競馬場)の馬券買い方&簡単予想方法!

● 矢野吉彦さんのばんえい予想紙の見方!

オッズパークにて毎日先着100名に限り無料配布している「ネット新聞」の見方を矢野吉彦さんに解説していただきました。
矢野吉彦(やのよしひこ)のばんえい予想紙の見方!

ばんえい競馬の"達人"への道。それは専門紙を読み解くことから始まる、と言ってもいいでしょう。オッズパークでは、各場メインレースのネット新聞を先着100名様に無料配布しています。そのサンプルに「競馬ブックばんえい版」が掲載されていますので、今回はそれをもとに、ばんえい専門紙の読み方をご案内させていただきます。

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なにはともあれタイムに注目
1枠コマキング
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さぁ、サンプル版は開けましたか?4月15日(土)第1回帯広初日9Rの出馬表です。いやぁ、細川、入澤、鈴木勝、坂本・・・、今は現役を退いた懐かしい騎手の名前がありますねぇ。いつ頃の新聞でしょう。

なんていうことはさておき、私が必ずチェックしているのは、前3走の走破タイム※①(成績欄の上から2段目、太字表記なので一目瞭然)。それと、その下にある「前、障、後」の3つのタイムです。

「テン良し、ナカ良し、終い良し」というフレーズ、聞いたことありませんか?出脚、道中の脚、末脚のいい"3拍子揃った馬"は優秀である、という意味で使われます。平地競馬の新聞にも、前半600メートル(短距離戦の場合は400メートルになることも)と後半600メートルの走破タイムを載せているものがありますね。これにあたるのがばんえい版の「前、障、後」。「前」はスタートから第2障害まで、「障」は第2障害越え、「後」は第2障害を越えてからゴールまでに要したタイムを表示しています。これぞまさに、テンとナカと終いのタイム。この3つがすべてよかった馬は、たいがい走破タイムも優秀で、着順も上位に来ているはずなのです。

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次は位置取り
1枠コマキング 5枠スガノテンリュウ
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この数字と、そのもう1つ下に□で囲まれている3つの数字※②を合わせると、その馬のレースぶりがさらに詳しく見えてきます。

□の中の数字は、左から第1障害通過時、第2障害手前到達時、第2障害頂点通過時の順位です。それを頭に入れた上で、①コマキングの前々走と⑤スガノテンリュウの前走成績を見てください。

どちらも3月24日の「4歳以上550万下」のレースに出走、コマキングが勝ち、スガノテンリュウは6着に敗れました。そのとき、コマキングは第1障害を2番手で通過。しかし、道中ではややポジションを下げ、第2障害手前には4番手で到達しています。そこまでにかかったタイムは61秒でした。一方、スガノテンリュウは、第1障害は6番手で越えたものの、その後徐々に順位を上げ、先行したコマキングも追い抜いて先頭で第2障害に到達しました。ここまで60秒。両馬の差は1秒で、順位の違いはあるにせよ、第2障害到達は両馬ほぼ同時だったと考えられます。

勝負の分かれ目は第2障害。コマキングは20秒でクリアしトップで通過。降りてからも27秒でまとめてそのまま押し切りました。逆にスガノテンリュウは障害越えに32秒もかかってしまい、位置取りは7位に後退。その後29秒の末脚を繰り出して追い込んだものの、1つ順位を上げただけで7着に終わっています。

こうやって数字をたどっていくと、実際のレースを見ていなくても、各馬の走りっぷりがイメージできてくるでしょう?

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水分量とばんえい重量も大事

1枠コマキング
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もちろんばんえいの場合、馬場水分※③(成績欄2段目に%で表示)が高くなればソリが滑るのでタイムは速くなりがち。また、ばんえい重量※④が重くなれば、当然ながら時計がかかります。これらの要素を加味しながら各馬の成績を比較してみましょう。ここは「前」の速い馬が多いのでハイペースになりそう、とか、この馬はゆったりとついて行ったときには「障」も「後」も安定しているけど、「前」で無理をしたようなときは障害越えに苦戦することがある、とか、予想につながるヒントが浮かび上がってくるはずです。

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さてその先は
予想表
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ここまでくれば、あとはみなさんの目の付けどころ次第。さまざまな情報がギュッと詰まった紙面から何を読み解くかは、ご自分で試行錯誤されるのが一番だと思います。でも今回はせっかくの機会ですから、もう一歩踏み込んでご案内しておきましょう。

ばんえい競馬では、ふつうの競馬よりも騎手の巧拙が成績に大きな影響を与えます。大きな馬柱の下にあるもう1つの馬柱に表示された「当該騎手成績※⑤」は要チェック。乗り替わりも含め、誰がその馬の"主戦騎手"で、誰が"代役"(いや、ひょっとしたら"勝負がかり"?)かは、一応参考にしておきましょう。ときには"代役"が勝っちゃうこともありますけどね。

騎手の駆け引きが見どころのばんえい競馬。人気馬は他の馬からマークされる(人気馬を負かすにはどうすればいいかを考えて勝負されてしまう)ので、苦しい展開を強いられる、なんていうことがあります。ふつうの競馬でも時々見受けられますが、ばんえい競馬はその程度がふつうと違うのです。これが、ばんえいは頭数のわりに高配当が出やすいと言われる理由の1つ。サンプル版を見てください。

4枠キタノゴウキ
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④のキタノゴウキは、3走前と前走で1番人気に推されながらそれぞれ3、8着に敗れ、4番人気だった前々走で勝っていますね。同馬は逃げ先行タイプですが、「後」のタイムは今イチ。人気を背負ったときには他馬にくっついてこられて障害を越えた後に差され、人気を落としたときには無理に先行せず、障害をトップ抜けして粘り込んでいることが想像できます。逃げ馬がラクに行けたときは怖い存在でも、きついマークを受けたときとか激しい先行争いに巻き込まれたときは危ない、というのはふつうの競馬と同じ。それに人気が絡んでいたら・・・。予想の組み立て方はふつうの競馬もばんえい競馬も一緒です。

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ばんえい競馬も地方競馬の1つ
1枠コマキング
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着順は悪くても着差はわずかしかなかった馬に注意、というのも、ふつうの競馬と同様に言えること。ほかにも、注目すべき項目はあります。たとえば通算成績欄※⑥の下2段、「特」と「本」の数字です。「特」は特別戦、「本」は4月以降の本年度成績。いずれも1着-2着-3着-4着以下の回数を並べてあります。「特」の成績がよければ重量の重い特別戦が得意な馬、「本」がよければ当該年度(4月~3月)が好調な馬を見つけられます。

また、クラスの昇降も気にしておきたいポイント。サンプル版はハッキリ言ってかなり古いので、レースの条件が賞金額で表記されていますが、今はA、B、C級のクラス別表記になりました。各クラスの中も1組、2組など、賞金順に分けられています。各馬がどのクラスのレースに出ていたかを成績欄でチェックするだけでなく、馬名右横の囲みに表記されている通算と本年の賞金も参考にしてみてください。通算賞金が多ければ同条件の馬の中でも若干格上の存在、本年賞金が多ければ今季好調で昇級してきた馬であることがわかるかもしれません。このへんのところは、地方競馬をご存知の方ならおわかりいただけますよね。ばんえい競馬も、地方競馬の1つということです。

オッと、まだまだ書きたいことがありますが、今回はここまでとさせていただきます。みなさんも専門紙を読みこなして、ばんえい競馬の"達人"を目指してください!世界で唯一のばんえい競馬を末永く存続させるには、一人でも多くの方に"達人"になってもらわなきゃいけません。どうかよろしくお願いします!!!

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