佐賀記念

佐賀記念 発走時間 17:00
佐賀記念
予想印
著名人予想
               
1 1 メイショウオオゼキ
2 2 アメリカンフェイス    
3 3 スマハマ ×
4 4 ランガディア  
5 5 マイネルキラメキ        
6 6 ケイアイパープル
7 グレイトパール   ×    
7 8 ライトウォーリア
9 ギベオン  
8 10 ウノピアットブリオ        
11 メイショウカズサ
須田鷹雄

須田鷹雄佐賀記念予想

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いかに絞るか、我慢のレース

佐賀記念は地方馬の好走がまず期待できず、とにかく堅いレース。過去10年で3連単1→2→3番人気決着が4回あり、2015年に至っては5着まで人気順通りだった。

波乱らしい波乱といえば2012年の6→3→5番人気決着だが、この年は兵庫のオオエライジンが1番人気。無理な穴狙いは禁物だ。しかも今年は中央馬の中でも力量差がはっきりしていて、ひねることのできる範囲も限られる。

ポイントは◎(11)メイショウカズサと○(6)ケイアイパープルの裏を返すかどうか、▲(9)ギベオンがどの程度ダートをこなすかの2点。

まず◎○については点数を絞ること優先で裏は返さず、ダートグレードに強い川田騎手に期待する。▲については、◎○を脅かすほどはこなさないが能力の絶対値で3着はありうると見た。

3着候補にはもう1頭△(8)ライトウォーリアを取り、3連単2点まで絞る。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
11 ⇒ 6 ⇒ 8・9(2点)

【須田鷹雄:プロフィール】
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。

浅野靖典氏

浅野靖典氏佐賀記念予想

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1点豪華主義で臨むのが吉と判断

過去10年の佐賀記念は3着内馬がすべてJRA所属。これがハンデ戦なら……と思うのだが、それを言っても仕方がないのでこの条件を利用することにして、中心には(11)メイショウカズサを指名する。

昨年は小倉1700mのプロキオンステークスで差し切ったら、続く同じ距離の阿蘇ステークスで失速。気分次第の面が弱点だったが、白山大賞典では大雨の馬場が向いたとはいえ逃げ切って、前走の浦和記念は初めての左回りを克服して逃げ切り。

昨秋に「やっと調教でもまともに走るようになってきた」と担当の調教助手さんが話したように、精神的に成長してきたのだろう。今回もおそらく他馬より先に本馬場に出るだろうが、主導権を取りやすい大外枠ならスンナリ行けそうで、3戦連続の逃げ切りに期待する。

相手筆頭は(6)ケイアイパープル。名古屋グランプリは「砂をかぶると良くない」という性格がコーナー8回の競馬で災いしたようで、バラける形になりやすい佐賀コースは歓迎材料になる。基本的にはこの馬連1点が大本線。

あとは3連勝式の候補として考えたい。

(8)ライトウォーリアは名古屋グランプリの勝負どころで外から来られたのが敗因で、競らずに先行できそうな今回は残り目がありそう。(2)アメリカンフェイスは相手なりに動ける可能性が考えられる。

あとは距離延長がプラスになる(3)スマハマと、今回は絞ってきそうな(7)グレイトパール。ただし地方所属馬2頭は「夢馬券」の対象。3連勝式は強弱をシッカリつけて臨みたい。

【フォーカス(買い目)】
馬連 通常
6 - 11(1点)
3連単 フォーメーション
11 ⇒ 6 ⇒ 2・3・7・8(4点)

【浅野靖典氏:プロフィール】
競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。

赤見千尋氏

赤見千尋氏佐賀記念予想

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力はメイショウカズサ。。それでも油断は禁物

もうここは(11)メイショウカズサでしょう。実績的にもジョッキー的にも圧倒的人気になるでしょうが、期待に応える競馬をしてくれると思います。

前走の浦和記念ではレース前から相当ご機嫌斜めだったということで、ゲート内の駐立が悪く、それほど速いスタートではありませんでした。それでも内枠を利用してハナに立つと、道中もまったく危なげない走りで突き放しましたね。
今回心配していたのは枠順で、もし内枠や中枠で揉まれた場合のことを不安視していましたが、大外枠に入ったので揉まれる心配もなくなりました。

ただしまったく死角がないかといえばそうでもなくて、58キロの斤量は、阿蘇ステークスで初めて経験して1番人気で6着。斤量だけが敗因とは思いませんが、最近は470キロ前後の馬体重なので気になることは確かです。

普通に走ったら負けないと思いますが、1着固定で買おうか迷うところです。

対抗は(6)ケイアイパープルにしようかとも思いましたが、それだと超人気の決着になるので(8)ライトウォーリアに期待しました。太秦ステークスでは2番手から接戦を制してオープン勝利。名古屋グランプリは先行して早々に失速してしまいましたが、距離が2,000mに短縮されるのは大きなプラス材料です。それでも2,000mは長い気もしますが、阪神の1,800mを勝っているならば佐賀の2,000mはこなしてくれるでしょう。

(6)ケイアイパープルは名古屋グランプリで見せ場十分の2着。この馬も距離短縮はプラスでしょう。
昨夏は阿蘇ステークス、ラジオ日本賞とオープン2連勝。相当力を付けています。

【フォーカス(買い目)】
3連単 ボックス
6・8・11(6点)

【赤見千尋氏:プロフィール】
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。

斎藤修氏

斎藤修氏佐賀記念予想

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メイショウカズサ3連勝なるか

昨年のクリンチャーこそ前年にみやこステークス(GIII)につづくダートグレード2勝目となったが、一昨年のナムラカメタローまでは6年連続で重賞未勝利馬が勝っていた。

とはいえ今年のメンバーを見ると、白山大賞典(JpnIII)、浦和記念(JpnII)を圧倒的な強さで逃げ切っている(11)メイショイウカズサの実績が抜けている感じ。気性的に難しいところがあって凡走することもあるが、これまで3戦3勝という川田将雅騎手が鞍上とあっては負けられない一戦だ。

(6)ケイアイパープルは不良馬場の阿蘇ステークスでは(11)メイショウカズサを6着にしりぞけての圧勝があり、続くラジオ日本賞とオープン特別を連勝。名古屋グランプリ(JpnII)でも2着と地方のダートへの適性を示した。ダートの実績では2番手だが、"勝つのはダートグレード未勝利馬"という傾向ならこの馬にチャンスはありそう。(11)メイショウカズサより2kg軽いという負担重量の差も含めれば、評価としては横並び。

芝のみの実績の(9)ギベオンは、初めて経験する地方のダートの小回りコースをこなせるかどうか。また、休み明けでどこまで仕上げているか。時計のかかるダートで(11)メイショウカズサと同じ別定58kgを背負うのも気になるところ。

ダートオープン勝ちのある(8)ライトウォーリア、3勝クラス勝ちまでで補欠から繰り上がった(2)アメリカンフェイスは連下争いまで。

地方勢では年末の中島記念を制した地元の(7)グレイトパールがいるが、すでに9歳ということもあり、中央勢のオープン馬相手では馬券圏内まではむずかしい。

【斎藤修氏:プロフィール】
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。

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