マイルチャンピオンシップ南部杯

マイルチャンピオンシップ南部杯 発走時間 18:15
マイルチャンピオンシップ南部杯
予想印
著名人予想
               
1 1 ソリストサンダー ×
2 ミスティネイル        
2 3 タイムフライヤー ×
4 カフェファラオ  
3 5 オンザロックス        
6 イグナイター    ○
4 7 サンライズノヴァ    
8 ヘリオス ×     
5 9 アルクトス
10 ヴァケーション        
6 11 カミノコ        
12 ゼットセントラル  
7 13 マイネルヘルツアス
14 ゴールデンヒーラー        
8 15 シャマル ×
16 エアスピネル
須田鷹雄

須田鷹雄マイルチャンピオンシップ南部杯予想

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大物に隙があるぶんイグナイターにも可能性

格でいえば○(4)カフェファラオと▲(9)アルクトス。ただ○はワンターンは良いとはいえ地方のダートが合わない可能性も。崩れるときはとことん崩れるタイプでもある。

連覇中の▲(9)アルクトスはコース適性こそ確かだが状態面が万全とまでは言えない。ならば◎(6)イグナイターにチャンスあり。○▲以外はJpnII、JpnIIIレベルで格負けするものではない。

地方の番組設計上1400mを使うことが多いが血統からも過去の戦績からも1600mが適性外ということはありえない。◎が勝つパターンと、○▲△の2着もしくは3着になるパターンの3連単で。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
6 ⇒ 1・3・4・8・9・15 ⇒ 1・3・4・8・9・15(30点)
1・4・9 ⇒ 6 ⇒ 1・3・4・8・9・15(15点)
1・4・9 ⇒ 1・3・4・8・9・15 ⇒ 6(15点)

【須田鷹雄:プロフィール】
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。

浅野靖典氏

浅野靖典氏マイルチャンピオンシップ南部杯予想

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月曜日はけっこうな雨が降る模様

天気予報を見ると、10月10日の盛岡は朝から夕方まででトータルで30mm以上の雨が降る模様。盛岡の砂は山の砂なので、海岸で採れるものに比べると水を吸いやすいのではと個人的な感覚として考えていまして、今年の南部杯はおそらく高速決着。そして砂の量が昨年よりも多い雰囲気なので、雨が降って砂が流れてくるインコースはアリ地獄的なコンディションになると予想します。

その条件なら「ワンターン」と「高速馬場」が向くタイプに追い風。なかでも連覇中の(9)アルクトスに注目です。盛岡コースは馬によって得意or不得意がわりとハッキリ分かれる印象で、アルクトスは3年前も2着に入っているとおり、盛岡適性が抜群。「雨・やや重」の一昨年がレコード勝ち、「曇り・不良」の昨年が2馬身半差での快勝ならば、今年も崩れることはないとみます。

相手筆頭は(4)カフェファラオ。通算12戦で2着と3着がゼロという成績のとおり、良し悪しの差が大きい傾向。シリウスステークスを勝って臨んだ一昨年のチャンピオンズカップは、パドックで「覇気がなくて馬体が細く見える」という状態でした。今回も当日の気配次第になりますが、盛岡コースは持ち味のスピードを発揮できる舞台だと思います。

3番手には(16)エアスピネルを抜擢。ここのところ展開がハマりませんが、大外枠の今回は展開的に恵まれそう。昨年は中団のまま6着でも着差はわずかで、昨年と同様のローテーションで雨も味方にできると考えて押さえておきます。(3)タイムフライヤーはJRA時よりも馬体が増えていますが、この相手なら好位差しの形が取れそうで連下にマーク。大井への転厩2戦目という点での上積みにも期待します。(1)ソリストサンダーも注目馬ですが、最内枠が微妙。それでも左回りのダート1600mでは9回走って4着以内が8回という安定感ですから、ノーマークにしたらダメでしょう。しかし馬券の買いかたが悩ましいですね。いちおう、ボックスの保険もかけておきます。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
4・9 ⇒ 1・3・4・9・16 ⇒ 1・3・4・9・16(24点)
3連複 ボックス
1・3・4・9・16(10点)

【浅野靖典氏:プロフィール】
競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。

赤見千尋氏

赤見千尋氏マイルチャンピオンシップ南部杯予想

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今年は盛岡でJBCが開催されることもあり、南部杯は超豪華メンバーが集まりました。

3連覇を目指す(9)アルクトス、昨年3着だった(1)ソリストサンダー、2019年の勝ち馬(7)サンライズノヴァといった、すでにこの舞台で結果を出している馬たち、短距離のダートグレード連勝中の(15)シャマルや(6)イグナイターといった、距離を延ばして挑戦して来た馬たち、そして(4)カフェファラオや(16)エアスピネルといった、マイルを中心に結果を出して来た馬たち、というグループに分けられるでしょうか。

なかなか傾向を探るのは難しいところですが、本命にしたのは兵庫の(6)イグナイターです。高知のタフな馬場で力を発揮し、名古屋のスピード勝負も制覇。昨年末から今年にかけて、一気に力をつけて来ました。久しぶりの左回りですが、盛岡の広いワンターンですし、東京で新馬戦を勝っていることを考えれば、特に心配する必要はないでしょう。距離に関しても、名古屋の1500mであれだけ外を回って勝つんですから、マイルもこなしてくれるはず。長距離輸送も経験済みですから、このメンバーが相手でどんな競馬を見せてくれるかわくわくしています。

対抗は3連覇がかかる(9)アルクトス。この舞台は3戦2勝1着1回とパーフェクト。今年はフェブラリーステークス以来の休み明けということで、これまで南部杯に挑戦して来た中では最長の休み明けとなります。しかし休み明けを苦にしないタイプですから、今年も中心的な存在でしょう。

3番手評価は勢いのある(15)シャマル。マイルは未知数ですが、休み明けの馬が多いですから、使っている強みも大きいです。堅実に走る(1)ソリストサンダー、大崩れが少ない(8)ヘリオス、山本聡哉騎手を配して来た(7)サンライズノヴァまで。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
6・9 ⇒ 6・9・15・1 ⇒ 6・9・15・1・8・7(24点)

【赤見千尋氏:プロフィール】
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。

斎藤修氏

斎藤修氏マイルチャンピオンシップ南部杯予想

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中央の有力馬にはマイルのスペシャリストが多いメンバーだが、シャマルはJBCスプリントへの出走権をかけて、兵庫のイグナイターは本番と同じコースを経験させるということでの出走だ。

(1)ソリストサンダーは昨年の武蔵野ステークスGIIIが重賞初制覇だが、昨年のかしわ記念JpnI・2着、昨年の南部杯JpnI・3着、今年のかしわ記念JpnI・2着と、地方のマイル戦で常に善戦し、いずれも勝ち馬と遜色ないレースぶり。直前の追い切りでも抜群の動きを見せているだけに、JpnI初勝利のチャンスだ。

地方馬の期待はもちろん(6)イグナイター。兵庫に移籍して1400メートルで能力を発揮してきただけに1600メートル戦がどうかだが、中央での新馬勝ちは東京1600メートルだった。5月のかきつばた記念JpnIII以来の実戦となるが、まだ4歳ということで成長にも期待したい。

(9)アルクトスは4年連続の出走で、3年前は2着だったが、一昨年が6番人気で勝利し、昨年は堂々1番人気で連覇を達成。06〜08年のブルーコンコルドに続いての3連覇がかかる。ただ脚部不安での休養明け初戦でどうか。

(4)カフェファラオはフェブラリーステークスGIを連覇しているように、現役のダートマイルでは最強といえそう。ただ地方では2戦して馬券にからめず。芝はともかく、ダートでも勝つか5着以下という極端な成績だけに、盛岡コースでどうか。

今年ダートグレード3勝とダート短距離戦線の有力馬として急浮上が(15)シャマル。JBCスプリントJpnI出走を賭けての出走で使い詰めだが、回復は早いという。初めてのマイル戦で、その路線のスペシャリストが相手となってどうか。

(7)サンライズノヴァは近走成績が冴えないが、昨年のJBCスプリントJpnI(金沢)で2着に好走。3年前にこのレースを制しているだけに、上位争いの可能性はありそう。(3)タイムフライヤーは南関東に移籍して3戦、徐々に調子を戻している

【斎藤修氏:プロフィール】
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。

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