須田鷹雄のマーキュリーカップ予想
▲ 予想印へ地方側は(3)ヴァケーションくらいしかおらず、中央馬の1,2,3着濃厚。特に推したいのが(9)◎ウィルソンテソーロ。
他の中央馬が近走のどこかで大敗している一方、この馬はダートを使うようになってから負けたのは前々走の5着だけ。
今回は距離延長になるが、芝の未勝利では2,400mまで試した馬だし、血統的にも2,000mは大きな不安にはならない。
行きたい馬を行かせてその直後から競馬ができるのも強みで、単純な行った行ったにはなりにくい盛岡コースが合う馬とも言える。
【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
9 ⇒ 4・7・13 ⇒ 2・4・7・13(9点)
【須田鷹雄:プロフィール】
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。
浅野靖典氏のマーキュリーカップ予想
▲ 予想印へこれまで盛岡で行われたマーキュリーカップで勝利を挙げた地方所属馬は、2015年のユーロビート(大井)だけ(メイセイオペラが勝利した1998年は水沢2,000m)。2016年は船橋のタイムズアローが2着に入ったが、それ以外の連対馬はすべてJRA所属。今年も3連勝式の1列目と2列目はJRA所属馬だけでいいと決め打ちしたい。
そのJRA所属馬のなかで、どの馬を選ぶかが最大のポイント。先に消去法で考えて、(2)サンライズホープをカットしたい。大きなマイナス要素として挙げられるのが、7~9月に出走したのが1回だけで、その1回が1番人気で6着だったという経歴(2021年7月11日・プロキオンS)。夏に弱いと考えるのが妥当で、連日のように最高気温が30度を超えている滋賀県に住んでいるのではやはり心配。前走後は坂路で好時計を出しているが、その傾向をくつがえされたら仕方ないと割り切りたい。
代わって「1列目に置ける馬」を考えてみると、昨年の覇者(7)バーデンヴァイラーと、前走でかきつばた記念を勝った(9)ウィルソンテソーロが浮かぶ。バーデンヴァイラーは気持ちよく先行できるのが条件だが、当日は雨の影響が残る馬場で、メンバー的に逃げ争いにはならなさそう。もう1頭のウィルソンテソーロは、マイル前後が向いているのではないかという感じがする。それでも今年の組み合わせなら地力で押し切れる可能性があるとみた。
2列目は昨年の2着馬(4)テリオスベル(私は昨年、この馬がヌケて3連複14万馬券を逃しました……)と、左回りのダート2,000m以上で6回走って3着以内が4回という(13)メイショウフンジン。ただ、テリオスベルもメイショウフンジンも競らずに先行するのが理想、という点で2列目まで。
3列目に加えたのが(1)ノーブルサターン。2019年の2着馬で、昨年12月の岩手移籍後は5戦3勝。最近10年のマーキュリーカップで2着または3着に入った3頭は、すべて「ゼッケン1番」だったというデータを警戒して押さえておく。ノーブルサターン自身、かつてはブリンカーにシャドーロールに……と重装備だったのが、岩手ではガチャガチャと顔に付けずに好走。岩手の水が合って復活したのかもしれない。
【フォーカス(買い目)】
馬連 通常
7 ⇒ 9(1点)
3連複 ボックス
1・4・7・9・13(10点)
3連単 フォーメーション
7・9 ⇒ 4・7・9・13 ⇒ 1・4・7・9・13(18点)
【浅野靖典氏:プロフィール】
競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。
赤見千尋氏のマーキュリーカップ予想
▲ 予想印へ昨年以上に好メンバーが揃った印象ですが、本命は昨年の勝ち馬(7)バーデンヴァイラーにします。
(4)テリオスベルが早めに動いて押し切るかというところを1完歩ずつ伸びてきっちり差し切りました。
その後、佐賀記念を強いレースで勝ち、名古屋大賞典は3着と、地方の2000m戦は安定して上位争いに絡んで来る馬です。
今回は(4)テリオスベルと(13)メイショウフンジンがいるのである程度ペースは流れそう。
昨年のような差し切り勝ちには持ってこいの展開になるのではないかと期待しています。
対抗は新興勢力(9)ウィルソンテソーロ。
初の重賞挑戦だったかきつばた記念では、同世代のドライスタウトとの激しい追い比べを制して重賞制覇。
斤量差があったとはいえ、初ものづくしの条件で勝ち切るのはポテンシャルの高さでしょう。
今回は一気に距離が延びるのがポイントですが、キタサンブラック産駒であり、JRAの広いコースで1800m戦を勝っているので、まったく問題ないと思います。
(4)テリオスベルはしぶとさを活かすレースに持って行けるかどうかでしょう。
昨年のこのレースでは早めに動いて、直線の立ち上がりでは勝ったかと思うようなレースを見せてくれました。
ダイオライト記念ではスタート直後中団で、さすがにここからでは無理だろうという位置からハナを取って、2着に粘るという驚異的な競馬を展開。
今回もこの馬の動きが展開のカギを握っています。
地元期待の(3)ヴァケーションは、みちのく大賞典で逃げ切り圧勝。
展開が向いたとはいえかなり強いレースでした。
マーキュリーカップは昨年3着だった舞台。今年も馬券圏内を期待しています。
末脚確かな(2)サンライズホープ、先行力のある(13)メイショウフンジンまで。
【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
7・9 ⇒ 4・9 ⇒ 4・3・2・13(10点)
【赤見千尋氏:プロフィール】
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。
斎藤修氏のマーキュリーカップ予想
▲ 予想印へマーキュリーカップJpnIIIはリピーターの活躍が目立ち、過去10年でもミツバ、マスターフェンサーが連覇しているだけなく、2着3着の馬券圏内まで含めると、複数回好走している馬が多数。
南部杯JpnIはさらにリピーターの活躍が顕著で、盛岡ダートコースはおそらく得意な馬には能力を発揮しやすい舞台なのだろう。昨年の覇者(7)バーデンヴァイラーは、その後佐賀記念JpnIIIも制しており、地方の2000メートルかそれ以上の距離で能力を発揮するタイプ。
ダートに転向して快進撃を見せた(9)ウィルソンテソーロは前走地方のかきつばた記念JpnIIIで重賞初制覇。まだキャリア9戦で、今後も中央・地方を問わずダートグレードでの活躍が期待できそう。とはいえ前走のレースぶりからは瞬発力勝負のように思え、ダートでは初めての2000メートルでその持ち味が発揮できるかどうか。
(4)テリオスベルは、早めに仕掛ける戦法で地方で好走を続けたが、最近ではスタートしてペースが落ち着いたあたりで先頭に立ってしまうことで他馬に目標にされてしまい、昨年ほどのインパクトがなくなってきた。引き続き仕掛けのタイミングに注目だ。
(2)サンライズホープは、一昨年のシリウスステークスGIII、昨年のみやこステークスGIIIと中央でダート重賞2勝だが、それ以外の重賞では4着が最高という意外性のタイプ。有力馬が限られる地方のダートグレードなら上位を狙えそう。
昨年"差し"で3着と見せ場をつくった(3)ヴァケーションだが、今年はどんな戦法に出るか。早めから先頭の(4)テリオスベルを追いかけていくことはしないと思われ、展開次第の面はありそう。
【斎藤修氏:プロフィール】
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。