土曜の阪神で、川田、岩田、浜中騎手が年間100勝を達成。
残り2ヶ月半、リーディング争いが激しくなってきた。
今年からJRA賞の騎手部門表彰はJRAの勝数のみなので、14日も中央で騎乗の川田騎手は引き離したいところか?
昨年、地方の勝ち星の差で、最多勝利を逃した浜中騎手のグレープブランデーを推したい。
骨折明けだが、程度も軽くフェブラリーSも快勝しており、穴狙いの私はこちらから。
相手はもちろんホッコータルマエ。やはり勢いが違うのは明らか。休み明けだけだが、問題はなさそう。
あとは、先行するエスポワールシチーの逃げ粘りは大舞台好きな後藤騎手だけに割り増しで。
アドマイヤロイヤルは、休み明けは走っているので、押さえは必要だと思います。
さすがGIの舞台ということで、好メンバーが揃いましたね。
本命にしたのはホッコータルマエ。
今年に入ってから、これまでの勝ち切れないレースぶりが嘘のように5連勝☆
しかもかなりの強敵相手に、違うコースで連勝を重ねているのには価値があります。
特に前走の『帝王賞』は、ひどい馬場状態の中、前半揉まれる場面もありながら、二ホンピロアワーズ相手に強い競馬を見せてくれました。
直線はワンダーアキュートも併せて3頭の勝負になりましたが、力でねじ伏せたという印象です。
今回唯一気になるのは休み明けという点。
連勝中は1か月に1回走るローテーションだったし、幸騎手も「使って使って良くなって来た」と言っていたので、久しぶりの休み明けがどうか。
ただ、他の有力どころも休み明けなので、大きな死角ではないと思います。
対抗はグレープブランデー。
リフレッシュ休養とは違い、ケガで休んでいた点はマイナス材料。
この馬も使いつつ調子を上げて来るタイプで、一回使った方が確実にプラスでしょう。
それでも、持っている能力は今のダート界でトップと言っても過言ではありません。
盛岡は地方の中でも広いコースだし、直線も長いので、フットワークの大きなこの馬には走りやすいでしょう。
最好調とまではいかなくても、力でカバーしてくれるのでは。
忘れちゃいけないのがエスポワールシチー。
今回は復帰したばかりの後藤騎手とのコンビ☆
栗東に行って調教を付けているように、後藤騎手の想い入れも強そうです。
今年8歳のエスポくんですが、『フェブラリーステークス』『かしわ記念』と連続2着で、改めて存在感を示しています。
このコースは3戦2勝2着1回とパーフェクト。
十分上位を狙える存在です。
昨年3着だったアドマイヤロイヤルは、今年は臨戦過程が違います。
昨年はオープン特別を勝てずだったのに、今年はOP特別を勝った上に、前走で初重賞タイトルも奪取☆
ここに来て、勝負強さが増した印象です。
昨年よりも進化している今、このメンバーでどんなレースをしてくれるか楽しみです♪
ホッコータルマエはダートグレード5連勝中と、今年最大の上り馬。今年、といっても、昨年3歳時のジャパンダートダービーで5着に負けて以降は、この路線のトップクラスと対戦しながら3着を外していない。もともとそれだけの力があったのが、一気に素質開花といった感じだ。かしわ記念JpnIではマイルにも対応できることを示し、帝王賞JpnIではニホンピロアワーズを叩き合いの末しりぞけた。その帝王賞JpnI以来3カ月半ぶりなのに加え、目標はこのあとのGI/JpnIにあるだろうから、ここでどこまで仕上げてくるかが気になるところ。連軸という狙いなら堅い。
グレープブランデーはフェブラリーステークスGIを制して以来の剥離骨折明けでどこまで戻しているか。3歳時、ジャパンダートダービーJpnIを制したあとにも骨折があり、その後はこの馬の実力を考えればしばらく物足りないレースが続いていただけに、再び今回の負傷休養明けでどうか。ただフェブラリーステークスGIは、ラチ沿いを追走しながら直線で4頭5頭分外に持ち出しての差し切という着差以上に強い勝ち方。今回、同じ坂のあるマイルの距離で東京競馬場と似た形態のコースだけに、デキ次第では圧勝という可能性まである。
エスポワールシチーは、この南部杯で2勝、2着1回。昨年のこのレース以来勝ち星がないが、フェブラリーステークスGI、かしわ記念JpnIでともに着差はそれほどない2着と衰えは見られない。とはいえ4歳、5歳の上り馬を8歳馬がまとめて負かすというシーンもなかなか想像しにくい。
アドマイヤロイヤルは、昨年のこのレースでエスポワールシチーから10馬身ほど離されての3着。この2連勝で当時より力をつけていることは確か。ちなみに1年前の鞍上は安藤勝己騎手で、1年前はまだ現役だったんだと思うと感慨深いものがある。
セイクリムズンは、ダートグレード4連勝という昨年ほどの勢いがないとはいえ、それでもダートグレードでは常に上位争い。あまり人気を落とすようなら馬券的には連下として狙い目だろう。
なかなかの好メンバーが揃った今年の南部杯。今年に入って連勝を続け、帝王賞まで勝ってしまったホッコータルマエ。正直久々くらいしか不安が見当たらず、当然主役としたいところだが、私はフェブラリーSのインパクトが強いグレープブランデーに◎としたい。骨折明けとはいっても、前回程ではない。調教内容もよく、しっかり実が入った態勢ならば充分勝負になるはず。安田調教師は「次につながるレースができれば」と控えめだが、これまでもこの馬自身、陣営の期待を上回る実績を残してきた。
ホッコータルマエが人気の今回、馬券的にもおもしろい。もちろん対抗には充実一途のホッコータルマエ。そしてエスポワールシチーは南部杯との相性抜群。時折??な敗戦はあるが近走を見る限り、まだ存在感はたっぷり。後藤騎手の復活も話題性充分で注目。ダイショウジェットは昨年の2着馬。いつきてもおかしくない馬であることは今年も同じ。馬券としては3着にはいれておきたい。アドマイヤロイヤル、エプソムアーロンも△。
今年、盛岡競馬場では2002年以来となる砂の全面入れ替えが行われた。入れ替えられた砂は深く脚抜きが重くなり、より時計のかかる馬場となった。直線の坂もあいまって、求められるのは速さではなく、パワーだ。実際に前年と比べてクラスターCでは0秒3、マーキュリーCでは1秒も勝ち時計が遅くなっている。
◎エプソムアーロン。欧州の粘っこい芝を力強く駆けた父エリシオの血が、ここで目覚める。もともと中央のオープン馬、南関の浅い砂は合わなかったが砂が深い高知で開花し、福永洋一記念ではマチカネニホンバレを破る強い競馬で重賞初勝利。園田に移ってからも快勝を連発し「絶対王者」といわれた。1800mまで勝ち星があり、距離も不安はない。今年の4月から7連勝と勢いは随一で、地の利、時の利を得たのが今回。今月9日に急逝した父のたなむけに大穴を開けてもらおう。
相手はホッコータルマエ、アドマイヤロイヤル、エスポワールシチー、グレープブランデーのJRA勢を絡める。
ホッコータルマエは2月の佐賀記念(Jpn3)で重賞2勝目をマークすると、3月の名古屋大賞典(Jpn3)、4月のアンタレスS(G3)、5月のかしわ記念(Jpn1)、そして6月の帝王賞(Jpn1)と怒涛の重賞5連勝。帝王賞ではニホンピロアワーズ、ワンダーアキュート、ローマンレジェンドらチャンピオン級のトップホースをまとめて降しており、現在のダート界でこの馬がナンバーワンとして、誰も異論はないだろう。今回は距離が1600mとなるが、同じ左マイルが舞台だった前々走・かしわ記念でエスポワールシチー、ローマンレジェンドらに快勝しており、マイナス要素というほどではないだろう。
グレープブランデーは2月のフェブラリーS(G1)制覇と引き換えに右第1指骨剥離骨折を発症。約8ヶ月振りとなる今回は仕上がり具合いがすべてといっても過言ではない。盛岡とコース形態が似ている東京のマイル戦でユニコーンS(G3)2着、前記の通りフェブラリーS優勝なのだから、南部杯(盛岡ダ1600m)への適性はかなり高いものと推察される。
エスポワールシチーは2009年がサクセスブロッケンに4馬身差の快勝、2010年はオーロマイスターの2着、東京開催の2011年はトランセンドの4着、そして昨年はダイショウジェットに4馬身差をつけて2度目の優勝と、この南部杯には抜群の実績を残している。8歳となった今年だが、フェブラリーSがグレーブブランデーと0秒1差の2着、かしわ記念ではホッコータルマエと0秒3差の2着と、得意の左マイルではまだまだ存在感を示している。今回は5月のかしわ記念以来の実戦となるが、2009年はこの臨戦過程で優勝している。
アドマイヤロイヤルは昨年の3着馬。2着のダイショウジェットから6馬身、勝ったエスポワールシチーからだと10馬身差だけに威張れた3着ではないが、スタートで落馬し、空馬となったナムラタイタンに絡まれて、やや集中力を欠いた走りだった点は酌量の余地があった。プロキオンSからの臨戦過程は昨年とまったく同じローテーションだが、今年はレコード勝ちの勲章を引っさげての参戦となる。
セイクリムズンは通算15勝で、うち重賞8勝。JBCスプリント(Jpn1)2着が2回ある一流馬だが、勝ち鞍の内訳は1200m4勝、1400m11勝。1600mとなると5戦して馬券の対象になったことすらなく、一気にトーンダウンしてしまう。ただし、前走のプロキオンSはレコード駆けのアドマイヤロイヤルより1`重い重量でクビ差の2着。7歳となった今シーズンもコンスタントに好勝負を演じている。
ダイショウジェットは今年で10歳。しかし、東京開催の一昨年が5着、昨年は2着と、南部杯との相性は悪くない。上がり目は期待できない年齢としても、他の中央馬がいずれも休み明けの秋緒戦なのに対して、この馬だけは使い込まれており、このアドバンテージを活かしての上位食い込みは一考の余地がありそう。
【地方所属馬の評価】
兵庫のエプソムアーロンは元中央5勝の9歳馬。オープンでは勝ち星を挙げられず、転じた大井でも結果が出なかったが、今年の4月に高知に移籍すると重賞3勝を含む6戦6勝。さらに前走、園田での移籍緒戦もきっちり勝利し、現在7連勝。好調度では地方馬随一と思われる。
高知のグランシュヴァリエは2010年の南部杯でオーロマイスター、エスポワールシチーに続く3着に食い込んだ実績の持ち主。ダートグレード勝ちはないが、2011年のJBCクラシック(Jpn1)でも地方最先着の4着に食い込むなど、大一番で地力を発揮するタイプ。盛岡では2011年のマーキュリーC(Jpn3)でも地方最先着の4着と健闘しており、コース適性は抜群なのかもしれない。
同じく高知のコスモワッチミーは昨年暮れの兵庫ゴールドT(Jpn3)4着から始まり、今年は3月の黒船賞(Jpn3)4着、4月のかきつばた記念(Jpn3)5着、8月のサマーチャンピオン(Jpn3)3着と、この1年でダートグレード競走における掲示板確保が4回。中央馬にハンデをもらっているとはいえ、常に中央勢の一角を崩しているのは立派と言うほかない。盛岡マイルは2011年の春に中央未勝利馬として指定交流3着の記録がある。
金沢のセイカアレグロは元中央5勝の8歳馬。今春、金沢に転じて地方では5戦4勝、2着1回。7月にはプロキオンSに遠征。結果14着ながら、レコード勝ちのアドマイヤロイヤルから1秒4差なら、衰えはないものと考えられる。盛岡マイルは2009年7月に中央馬として500万条件の指定交流・アンタレス賞に遠征。4馬身差で楽勝した実績がある。
笠松のトウホクビジンは今さら説明することもない交流競走の常連。デビュー地である盛岡のダート1600mはこれまで3戦して、昨年の絆C、今年5月のシアンモア記念と、地方全国交流の重賞を2勝。そして昨年の南部杯8着なのだから、かなり得意な条件と考えていい。
【解説者の予想】
主役はホッコータルマエで問題ないだろう。圧巻のパフォーマンスを見せた前走・帝王賞の馬体重がデビュー以来最高となる501`と、まだまだ成長余力十分。今回は3ヶ月ちょっとの休み明けとなるが、昨年11月のみやこSから月1回ペースで使い詰めだっただけに、リフレッシュ休養として、むしろ好感。相手は今年のフェブラリーSの覇者・グレープブランデー。故障による休養明けだが、8月から栗東坂路で乗り込んでおり、ここを復帰戦として、まずは青写真通りに事を進めてきたものと判断。そして老練・エスポワールシチー。秋緒戦の南部杯への仕上げはお手のもの。気のいい先行型らしく、毎年きっちり能力を出し切れている。前走で念願の重賞タイトルをモノにしたアドマイヤロイヤルは昨年より着実にパワーアップの感。常識的には以上4騎の争いと思われる。
◎ホッコータルマエ
○グレープブランデー
▲エスポワールシチー
△アドマイヤロイヤル
(文/全国公営競馬専門紙協会 エイカン)
おすすめ買い目
馬単 12→3 3→12 12→8 8→12 12→9 9→12 3→8 8→3
※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。
14日(祝・月)盛岡競馬メイン第11レースは岩手の看板レース「第26回マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI」(16時40分発走予定)。盛岡競馬場ダート1600メートルを舞台にJRA6頭、他地区5頭、地元2頭の計13頭が激突します。
◎12 ホッコータルマエ(牡4、JRA・西浦勝一厩舎)はレースを使うたびに成長を続け、目下ダートグレード5連勝中。JpnIでもかしわ記念、帝王賞と連勝し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。夏場は北海道で休養し、帰厩後はさらに逞しくなったとのこと。陣営は世界も視野に入れており、なおさら南部杯は重要な一戦となりました。
○3 グレープブランデー(牡5、JRA・安田隆行厩舎)はフェブラリーステークスGIをイン待機から鮮やかな直線抜け出しを決めて快勝。その後、骨折が判明して戦線離脱しましたが、「使い詰めだったのでちょうどいい休養になった」と安田調教師。8月に早々と栗東へ戻り、乗り込み万全です。
▲8 エスポワールシチー(牡8、JRA・安達昭夫厩舎)は盛岡開催の南部杯3戦2勝、2着1回。昨年は4馬身差をつけて逃げ切り完勝。往時の迫力が蘇りました。相性のいいコースで3度目の制覇を狙っています。
△10 セイクリムズン(牡7、JRA・服部利之厩舎)はダートグレード8勝。1400メートルがベストの条件ですが、マイルもぎりぎり守備範囲。決して器用なタイプではなく、コーナー2つの盛岡戦は大歓迎。ブルーコンコルドで史上初の3連覇を果たした服部調教師が自信を持って送り込んできました。
△9 アドマイヤロイヤル(牡6、JRA・橋田満厩舎)は昨年3着でしたが、空(から)馬に絡まれたのも影響。プロキオンステークスGIIIレコード勝ちの勢いをもって雪辱に燃えています。
(文/松尾康司)
おすすめ買い目
馬単 12→3・8・10・9(4点)
3連単(フォーメーション) 3・12→3・8・12→2・8・9・10・12(15点)
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。
オッズパークではインターネットで地方競馬の予想、投票、レース観戦をまるごと楽しめます。
入会費・年会費無料の会員登録をして頂けますと、レース・パドックなどのライブ映像、予想情報などを無料でご利用頂けます!!
さらに、馬券購入金額に応じたポイント還元や現金・豪華賞品が当たるキャンペーンなども随時実施中ですので、まだ登録がお済でない方は、この機会にぜひお試し下さい!!
【予想買い目】
◎ホッコータルマエ
〇エスポワールシチー
▲アドマイヤロイヤル
△グレープブランデー
好メンバーが揃ったマイルCS南部杯。フェブラリーS優勝馬グレープブランデー、南部杯2勝のエスポワールシチー、破竹の5連勝で帝王賞を制したホッコータルマエの3頭のうち、どれを頭にするか、というレースでしょう。
私は、順当にホッコータルマエを本命にしました。5連勝したレースの中には、1600メートル左回りのかしわ記念も含まれていますから、今回の条件もこなしてくれるはず。敢えて逆らう気にはなれません。
対抗は盛岡の南部杯と相性抜群のエスポワールシチー。3番手には、去年の南部杯で3着に食い込み、ここ2戦2連勝中のアドマイヤロイヤルを抜てきし、フェブラリーS以来のレースとなるグレープブランデーはアドマイヤロイヤルと並んで3着候補としておきます。
馬券は、ホッコータルマエとエスポワールシチーを1、2着、アドマイヤロイヤルとグレープブランデーを3着にした3連単フォーメーション。エスポワールシチーが勝ったら高配当、でもグレープブランデーが1、2着に来たらゴメンナサイということにさせていただきます。
JBCやジャパンCダートに向けて見逃せない一戦。どうぞお楽しみに!
↑予想表へ