黒船賞

黒船賞
黒船賞
予想印
著名人予想
               
1 1 ダノングッド
2 2 メイショウオオゼキ        
3 3 イグナイター
4 4 トーラスジェミニ      
5 5 サクセスエナジー
6 ラプタス
6 7 サンライズナイト        
8 グレートコマンダー          
7 9 ピンシャン(出走取消)          
10 ナラ        
8 11 ヘリオス
12 モズヘラクレス          

※7枠9番 ピンシャンは出走取消となりました。

須田鷹雄

須田鷹雄黒船賞予想

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いちばん頼れるのはこの馬

このメンバーで地方の1,400mといえばラプタスかサクセスエナジー。ただサクセスエナジーは年齢、斤量、近況を考えるとアタマでは買いづらい。ここは◎(6)ラプタスを信用。▲(5)サクセスエナジーは2着までとし、◎を逆転する可能性を見るのは○(11)ヘリオスだけとする。

ヘリオスは地方のダートでどうかがやってみないと分からないが、こなすようなら逆転もある。3着候補には△(3)イグナイターも。地方を盛り上げるためにはもっと走ってほしいが、ここは点数を考えると別掲の買い目でも多すぎるかもしれないくらい。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
6・11 ⇒ 6・11 ⇒ 3・5(4点)
6 ⇒ 5 ⇒ 3・11(2点)

【須田鷹雄:プロフィール】
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。

浅野靖典氏

浅野靖典氏黒船賞予想

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どのくらい雨の影響が残るかがカギ

高知市は冬の朝晩は意外に寒くて、北側に山があって南が海という地形の関係で湿度が高め。そして高知競馬場は砂がとても厚く敷かれているので、いちど不良馬場になるとなかなか乾かない。それが高知競馬が良馬場で行われるのは珍しいという原因のひとつなのだが、黒船賞の前の土日は良馬場だった。その場合は基本的には逃げ先行タイプが優勢。

ただ、黒船賞の前に多少の雨が降る予報になっているので、水曜日はやや重から良になりかけ……になると予想する。その場合も先行タイプが優勢になるのだが、今年はいかにもペースが速くなりそう。それを考慮すると、勝利にいちばん近い位置にいるのは一昨年の優勝馬である(6)ラプタスとみた。

一昨年は東京のバレンタインSが大イレコミで1番人気8着だったが、続く黒船賞ではとても落ち着いていた。しかしその後は大井、中山、浦和で苦戦。気性難で去勢馬された経緯があるだけに、輸送時間に限界があるのかもしれない。今回は57㎏という負担重量も相対的に有利で、逃げ馬の直後から差し切るシーンを想像する。

ほかのJRA所属馬は、(11)ヘリオスが8戦連続で東京競馬に出走してからの高知で大丈夫か疑問。(9)ピンシャンは名古屋の交流戦で圧勝した経歴はあるが、重い高知の馬場は微妙に思う。そこで浮上するのが2019年の覇者(5)サクセスエナジー。最近は気分次第という感じだが、馬群がバラけそうな今回はストレスなく走れそうだ。

穴はコース2度目の(3)イグナイター。田中学騎手が持つ”流れをつかむ技術”に期待する。もちろん(11)ヘリオスにもマークするが、感覚としては”保険”。

【フォーカス(買い目)】
馬連
6 ⇒ 3・5 (2点)
3連複
6 ⇒ 3・5 ⇒ 3・5・11(3点)
3連単 フォーメーション
6 ⇒ 3・5 ⇒ 3・5・11(4点)
6 ⇒ 3・5・11 ⇒ 3・5(4点)

【浅野靖典氏:プロフィール】
競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。

赤見千尋氏

赤見千尋氏黒船賞予想

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黒潮スプリンターズカップを勝った兵庫のイグナイターに期待

黒潮スプリンターズカップを勝った兵庫の(3)イグナイターに期待します!!
兵庫ゴールドトロフィーでも期待していて、逃げて直線半ばまで夢を見ました。あの当時はまだ3歳で、52kgという軽ハンデも大きかったと思います。 でも前走は、高知への長距離遠征に加えて57kgの斤量を背負いました。 それでも圧勝するんですから、相当力を付けていますね。例年以上に強力なメンバーが揃いましたが、高知を経験していること、前走より軽い56kgであること、そして何よりまだまだ成長段階で前走からも強くなっている可能性があることを踏まえ、本命で勝負したいと思います。

対抗は一昨年の勝ち馬(6)ラプタス。
当時は逃げないと脆さを出していましたが、現在は逃げなくても力を発揮出来るようになりました。 前走の兵庫ゴールドトロフィーは59kgの斤量を背負って、自分から動いてイグナイターを捕まえに行きましたから、負けて強しだったと思います。 唯一の懸念材料は出遅れて揉まれること。 オーバルスプリントのような競馬になるとキツいので、スタートを決めて欲しいです。

3番手評価にしたのは武豊騎手騎乗の(11)ヘリオス。
根岸ステークスでは逃げる競馬ではなかったですが、長くいい脚で伸びて2着。 高知のタフな馬場がカギになりそうです。

揉まれない競馬ならば(5)サクセスエナジー、地元期待の(1)ダノングッド、初ダートでも怖い(4)トーラスジェミニまで。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
3・6 ⇒ 3・5・6・11 ⇒ 1・3・4・5・6・11(24点)

【赤見千尋氏:プロフィール】
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。

細江純子氏

細江純子氏黒船賞予想

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日本一重たい!? 高知の馬場

タイトルに挙げた「日本一・重い馬場」とは、現在、高知競馬場で騎乗している吉原寛人騎手の言葉。
となると、高知での経験や地方のダートで結果を残してきた馬を軸にしたいと思いました。

よって、本命は⑥ラプタス
前走は59キロを背負ってでしたし、この馬は外目の枠か、もしくは1コーナーまでの入り口が長いコースの方がレースを組み立てやすい気がします。そういった意味でも高知の1400mはあっていると思います。また、今回は前走と違い、前を目標にしてのメンバー構成に感じ、斤量&展開的に好条件な気がしています。

後は、前走の根岸Sでは、それ以前のレースとは違う形での2着となり、改めて力をつけていると感じた⑪ヘリオス
ただ、当日かなり力のいる馬場状態であれば少し不安な面も...

あとは4つのコーナーより、ワンターン向きな印象ですが吉原騎手が騎乗となれば⑤サクセスエナジーも馬券に入れておきたくなります。

【フォーカス(買い目)】
3連単 1頭軸マルチ
6 ⇒ 3・5・11 (18点)

【細江純子氏:プロフィール】
1996年JRA初の女性騎手としてデビュー。その後2000年には、日本の女性騎手として初めて海外競馬で勝利を挙げる。現在は競馬評論家としてテレビ・新聞・コラムなど多方面で活躍。

斎藤修氏

斎藤修氏黒船賞予想

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単騎マイペースならラプタス

逃げる可能性のある馬が何頭かいるメンバーで、当初はアメリカのダートでスピード競馬を経験してきたピンシャンと本命としていたのだが、一旦予想が公開されたあとに出走取消。調教助手のコメントに「レース後、精神的い追い込まれているとの話だったので休ませました」とあったので、そういうことだったんでしょう。

当初は▲としていた(6)ラプタスだが、逃げるかもしれないライバルが1頭いなくなったことで◎に格上げした。内に兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでハナを切ったイグナイターがいるが、ラプタスは6番枠ならハナをとれるだろうと見る。テイエムサウスダンの2着だった兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIがトップハンデ59キロで、今回が別定57キロなら条件的にかなり楽になった。

地方初参戦となるのが(11)ヘリオス。ダート1400メートルのオープン連勝のあと、根岸ステークスGIIIではテイエムサウスダンに1馬身差で食い下がって2着。昨年秋からの充実ぶりがうかがえる。

3年前のこのレースを制したのが(5)サクセスエナジー。昨年7歳で1200メートルの大井・東京盃を制したのには驚かされた。その後の2戦は着外だったが、もともと凡走も圧勝もある馬。8歳で別定58キロは楽ではないが、得意の条件だけに巻き返す可能性は十分。予定されていた松山弘平騎手の落馬負傷によって乗替ったのが高知で期間限定騎乗中の吉原寛人騎手というのも楽しみ。

兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでは52キロのハンデで3着だった(3)イグナイターは、今回別定56キロでどうか。

初ダートの(4)トーラスジェミニは地元のベテラン西川敏弘騎手がどんなレースを見せるか。

【斎藤修氏:プロフィール】
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。

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