かきつばた記念

かきつばた記念 発走時間 17:00
かきつばた記念
予想印
著名人予想
               
1 1 サイモンハロルド
2 2 テイエムサウスダン
3 3 アオイスイセイ
4 4 メルト        
5 5 デュアリスト ×
6 ウィップラッシュ
6 7 ヘリオス
8 ウィルソンテソーロ
7 9 ルーチェドーロ ×
10 メイショウシルト        
8 11 コウエイアンカ
12 ドライスタウト
須田鷹雄

須田鷹雄かきつばた記念予想

▲ 予想印へ
この馬の復活に期待

(9)ルーチェドーロあたりはぎりぎり気になるが、それでもやはりJRA5頭枠の範囲で決まる可能性が高いだろう。

人気は○(7)ヘリオス、▲(12)ドライスタウトだろうが、この2頭で1,2着になると配当は安い。ここは◎(2)テイエムサウスダンの復活、2着以内への食い込みを期待したい。

ここ3走大きな着順になっているがG1やJpn1は仕方ないし、根岸Sは追い込みタイプの強いレース。昨年は勝ったが、一昨年は根岸S大敗のあと黒船賞に勝っている。内枠が生きる形になってくれれば。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
2 ⇒ 7・12 ⇒ 5・7・8・12(6点)
7・12 ⇒ 2 ⇒ 5・7・8・12(6点)

【須田鷹雄:プロフィール】
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。

浅野靖典氏

浅野靖典氏かきつばた記念予想

▲ 予想印へ
今の馬場は軽い感じでもハンデ戦を考慮して

かきつばた記念は2017年からハンデ戦で実施されていますが、今年の数字は過去とはちょっと違う感。異彩を放っているのがテイエムサウスダンの61㎏で、デュアリストは2歳時に兵庫ジュニアグランプリを勝ち、オープン特別を3勝している実績で59㎏。この2頭がちょっと重いなあという感じがします。対して、今年のフェブラリーステークスに出走したドライスタウトとヘリオスは58.5㎏。相対的にみると有利でという気が……。ちなみに地方競馬全国協会にはハンデキャッパーさんがいるので、レーティングに基づく数字と考えていいかと思います。

ところで、最近の名古屋競馬場はひところよりもインコースが使える感じで、以前のように3コーナーあたりから大外に出すのは単なる距離ロス。先々週あたりは逃げ先行タイプが残ることが多かったようですが、しかし「逃げ」が有利とまではいえないかなという印象を持ちました。その点も含めて、負担重量が厳しいデュアリスト、テイエムサウスダンは無印にします。

そうなると浮上してくるのは「58.5㎏」の2頭。なかでも(7)ヘリオスは黒船賞がうまく流れに乗って2着。これでグレードレースでの2着が5回になりましたが、昨年の2着馬という実績を含めて注目できる存在といえます。(12)ドライスタウトはフェブラリーステークスがあと一歩という感じでの4着。力強い先行力が持ち味で、名古屋コースは合うように思います。

悩ましいのは(8)ウィルソンテソーロ。ドバイワールドカップの件から川田騎手とのコンビが実現したように思いますが、名古屋1,500mが合うかどうかは微妙なところ。ここは押さえまでの評価が妥当と判断します。上位に食い込む候補として狙いたいのが兵庫の(11)コウエイアンカ。この馬は基本的に夏向きですが、今年は2月と3月に3着に入っているなら今の調子は良好とみてよさそう。5月2日は気温が高くなりそうな点も援軍になるでしょう。(9)ルーチェドーロも応援したい存在。ハンデと時計面からはちょっとキツイかもしれませんが、連下の穴として挙げておきます。

【フォーカス(買い目)】
3連複 フォーメーション
 7 ⇒ 12 ⇒ 8・9・11(3点)
3連単 フォーメーション
 7・12 ⇒ 7・8・9・11・12 ⇒ 7・8・9・11・12(24点)

【浅野靖典氏:プロフィール】
競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。

赤見千尋氏

赤見千尋氏かきつばた記念予想

▲ 予想印へ
斤量差を活かして地方馬にもチャンス

今年は実績馬の斤量が重く、かなりの斤量差があるところが注目ポイントでしょう。
テイエムサウスダンは61キロ、デュアリストが59キロ、ヘリオスとドライスタウトが58.5キロと、それぞれ過酷な斤量となっています。
力があることは重々承知ですが、この斤量差を活かして地方馬にもチャンスがあるのではないでしょうか。

本命にしたのは川崎の(9)ルーチェドーロ。
前走の東海桜花賞では、序盤にベストマッチョに競りかけるそぶりを見せ、楽に逃げさせなかったことが勝因だったと思います。
櫻井光輔騎手は初重賞制覇でしたが、岡部誠騎手を相手に強気な騎乗で見事勝利。
この1勝は大きな自信になったと思いますし、ルーチェドーロはダートグレードでも戦える力があると思っていた馬ですから、ここはチャンス到来でしょう。

対抗はJRAで一番軽い斤量の(8)ウィルソンテソーロ。
連勝で挑んだ前走は5着でしたが、好位から差のない競馬を見せてくれました。
実績馬たちが軒並み重い斤量を背負う中で56キロ、鞍上は川田将雅騎手というのも心強いです。

(12)ドライスタウトは前走526キロとかなりの馬格がありますから、初めての58.5キロでもこなしてくれるのでは。
ここは斤量よりも久しぶりの右回りがポイントになりそうです。

安定感のある(7)ヘリオス、小回りのコーナー4つが得意な(2)テイエムサウスダンは61キロでも侮れません。

【フォーカス(買い目)】
3連単 1頭軸マルチ
9 ⇒ 8・12・7・2(36点)

【赤見千尋氏:プロフィール】
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。

斎藤修氏

斎藤修氏かきつばた記念予想

▲ 予想印へ
ハンデに恵まれウィルソンテソーロ

これまでダートグレードのハンデ戦では中央勢同士はそれほど斤量差がつくことはなかったが、今回は(2)テイエムサウスダンに61キロというハンデが設定されたことで、けっこうな差がついた。そのなかでハンデに恵まれたのが(8)ウィルソンテソーロ。たしかに実績でいえば3勝クラスを勝ったまでだから、中央勢の中では格下といえる。前走初めてのオープン特別は5着だったが、スタートでとなりの馬とぶつかって位置取りを悪くしてしまった。それでも直線では前をとらえようかという見せ場もあった。初めての地方コースはやってみないとわからないが、能力的には、今回設定されたハンデほど差はないと見る。

相手には58.5キロの(12)ドライスタウト。これまで惨敗といえるのは兵庫チャンピオンシップだけで、これはスタートで大きく出遅れたというはっきりとした敗因がある。前走フェブラリーSは善戦といえる4着。右回りは園田以来2度めだが、それさえこなせれば圧勝まである。

(7)ヘリオスは重賞を勝ってないにもかかわらず58.5キロは背負わされすぎという感じがしないでもないが、南部杯JpnIでカフェファラオにハナ差2着、JBCスプリントJpnIで3着という結果からレーティング的にやはりそれだけ背負わされてしまうのだろう。実績のある舞台で初タイトルのチャンスも。

(5)デュアリストは兵庫ジュニアグランプリJpnII勝ちで地方小回りの実績があるが、中央オープン3勝はいずれも1,200メートル。今回は1,500mの距離が課題になりそう。

(2)テイエムサウスダンは61キロのハンデで果たして。

【斎藤修氏:プロフィール】
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。

TOP