ばんえい十勝オッズパーク杯

ばんえい十勝オッズパーク杯 発走時間 20:05
ばんえい十勝オッズパーク杯
予想印
著名人予想
               
1 1 カイセドクター        
2 2 コマサンブラック
3 3 インビクタ × ×  
4 4 アオノブラック
5 5 ブラックサファイア        
6 6 ヤマノコーネル        
7 7 ミノルシャープ        
8 ゴールデンフウジン        
8 9 メジロゴーリキ
10 メムロボブサップ
須田鷹雄

須田鷹雄氏ばんえい十勝オッズパーク杯予想

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ここは格上タイプが強い

先週のスプリングカップを見る限り、重病み(ばんえい記念の高重量を曳いたあと馬がおかしくなってしまう現象)の気配がある馬はいない。となると、シーズン序盤でハンデ差が無いぶん、実績上位の7歳馬が期待に応えそう。

人気であっても無理にひねることはできない。同斤だと◎メムロボブサップがやや優位かと思うが、同馬が10コースになったので○アオノブラックと馬券上は互角に扱いたい。1,2着が◎○か○◎と決め打って3候補も3頭、3連単で6点にまとめる。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
4・10 ⇒ 4・10 ⇒ 2・3・9(6点)

【須田鷹雄:プロフィール】
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。

浅野靖典氏

浅野靖典氏ばんえい十勝オッズパーク杯予想

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メムロボブサップが「3度目の正直」

昨年がアオノブラック(スプリングカップ2人気6着)→メムロボブサップ(スプリングカップ1人気1着)→アアモンドグンシン(スプリングカップ3人気2着)。一昨年がアオノブラック(スプリングカップ2人気1着)→メムロボブサップ(スプリングカップ1人気4着)→キタノユウジロウ(スプリングカップ4人気6着)の順。

3年前の結果も似たような感じで、このレースには「その年のスプリングカップで3番人気以内で4着以下だった馬」が3着以内に1頭だけ入ることが多くなっています。しかし今年は該当馬がゼロ……。そうなるときわめて順当という結果になる可能性が高いと考えてよいのではと思います。つまり絞って1点あたりの単価を上げる形が良いのではないかと。

スプリングカップ1番人気1着の(10)メムロボブサップが「3度目の正直」で勝利するという点を本線にして、3連覇を狙う(4)アオノブラックが対抗の一騎打ちが基本。(9)メジロゴーリキはこのレースで4年前に3着があるものの、最近2年は4着と7着という点が気になりますが、前走の行き脚を再現できれば善戦以上が狙えそう。金田勇厩舎のもう1頭、(2)コマサンブラックと松井浩文厩舎のもう1頭、(3)インビクタも押さえておきます。

【フォーカス(買い目)】
馬連 通常
 4 ⇒ 10(1点)
3連単 フォーメーション
 4・10 ⇒ 4・10 ⇒ 2・3・9(6点)
 4・10 ⇒ 2・3・9 ⇒ 4・10(6点)

【浅野靖典氏:プロフィール】
競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。

赤見千尋氏

赤見千尋氏ばんえい十勝オッズパーク杯予想

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今年はなんといってもメムロボブサップ

いよいよ今シーズン最初の古馬重賞、ばんえい十勝オッズパーク杯です!
今年はなんといっても(10)メムロボブサップでしょう。
ばんえい記念でアオノブラックとの接戦の末に悲願の初制覇を果たし、あのタフな馬場状態で1トンを曳いてあれだけのパフォーマンスをしたのだから、ドッと疲れが出たかもしれない...と思いきや、シーズン初戦のスプリングカップを快勝して見せました。
昨シーズンの後半に勝ち切れないレースが続いたのは、高重量になった上で他の馬たちよりも重い重量を曳いていたことが大きいでしょう。
今回の条件であれば、今回も死角なしと考えます。

対抗もこれしかいない(4)アオノブラック。
ばんえい記念は見せ場十分の惜しい2着でしたし、今シーズンもメムロボブサップとともに二枚看板でばんえい競馬を引っ張っていってくれるでしょう。
昨シーズンを振り返ってみると、アオノブラックはばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞と、シーズン序盤の重賞をポンポンと勝ったんですよね。
スプリングカップの内容を見ても、ばんえい記念の疲れは感じませんから、今年も好勝負に期待しています。

(9)メジロゴーリキもばんえい記念3着、スプリングカップ3着と安定していますね。
昨シーズンはさらにパワーアップしたというか、キャラ変して新たな強さを手に入れた印象です。

着実に力を付けている印象の(2)コマサンブラックまで。

【フォーカス(買い目)】
3連単 1頭軸ながし
10 ⇒ 4・9・2(6点)

【赤見千尋氏:プロフィール】
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。

斎藤修氏

斎藤修氏ばんえい十勝オッズパーク杯予想

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アオノブラック3連覇なるか

シーズン最初のオープン戦、スプリングカップは、ばんえい記念と1~3着がまった同じ結果。ばんえい記念で目一杯戦った上位馬が、すべて順調に新たなシーズンを迎えるということもめずらしいのではないか。そして最初の古馬重賞にもその面々が顔を揃えた。

ばんえい記念の結果からも、今後の古馬戦線は(10)メムロボブサップ、(4)アオノブラックという7歳2強が中心になって牽引していくものと思われる。そして馬券的な狙いは、その2強に食い込んでいく馬がいるのかどうか。

本命はどちらか迷うところだが、こちらのコラムでも触れたとおり、このレースはチャンピオン級の馬が2度3度と勝つケースが多い。ゆえにまずはアオノブラックの3連覇に期待する。今シーズンから乗り替った金田利貴騎手がどんなレースをするかも楽しみだ。

とはいえ成績が抜群に安定しているのはメムロボブサップ。3連単はアオノブラック1着が本線だが、メムロボブサップからアオノブラックを外した馬連複というのも買ってみたい。

そして今シーズン、古馬戦線で台頭してきそうなのが、同じ7歳世代の(2)コマサンブラックと(3)インビクタ。

コマサンブラックは、帯広記念で2強からそれほど差のない3着というレースぶりに見どころがあった。シーズン後半の高重量戦に期待だ。

インビクタはばんえい記念こそ競走中止だったが、雨の岩見沢記念を第2障害先頭から押し切った。そして1分30秒台という速いタイムで決着したチャンピオンカップでも2着。こちらは馬場が軽くなったときが狙いとなりそう。

そしてオッズパーク杯当日のピンポイント予報(金曜日夜の時点)は、雨のち晴で降水確率90%。雨馬場ならインビクタ、メジロゴーリキの上位食い込みも考えたい。

【斎藤修氏:プロフィール】
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。

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