ここは◎（7）メムロボブサップで不動だろう。4連覇中と相性の良いレースである一方、今年は始動が遅かったのでハンデを背負うどころか貰う立場に。大外といっても内詰めの7コースだし大きな問題ではない。問題は買い目の組み方。4連覇時の2,3着を見ると、ともに上位人気馬が来たのは1回だけ。昨年は6頭立てで1,5,4番人気決着だった。相手として、やはりこのレースと相性が良く加増も10キロにとどまる○（5）インビクタは2,3着に来そうだが、他の馬についてはやってみないと分からない。○2着の組み合わせはシルシ外の馬も含めて3着候補に入れる。

3連単 フォーメーション
7 ⇒ 5 ⇒ 1・2・3・4・6（5点）
3連単 フォーメーション
7 ⇒ 4・6 ⇒ 5（2点）

須田 鷹雄 氏：プロフィール

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」（宝島社）でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。

（７）メムロボブサップは古馬重賞の初制覇が5年前のこのレース。それから4年連続で勝利を挙げて、今回は5連覇を目指します。過去に「4連覇」は、ばんえい記念でのスーパーペガサスがありますが、5連覇となれば金字塔。今季2戦目がこのレースというのは、完全に狙ってきたと考えていいでしょう。

というのも、このレースは「オープン馬は今季の収得賞金330万円につき10㎏加増」という設定なので、1戦1勝で93万円獲得のメムロボブサップは基礎重量のまま。これは圧倒的に有利な材料で、今回は5連覇を期待して相手探しに徹するべきだと思います。

その筆頭に指名するのは（５）インビクタ。今季は7戦未勝利でも2着3回、3着2回、4着2回と堅実で、昨年のこのレースでも3着に健闘。今回も先手必勝の気構えで行くことは間違いなさそうで、再度の粘り込みに期待します。

前走でインビクタを猛烈な勢いで差し切ったのが（１）キングフェスタ。坂の下りから「走り」は衝撃的なものがありました。770㎏の北斗賞は走れませんでしたが、後半の伸びは軽快で、3着馬から僅差の4着に健闘。今回は790㎏ですが、持ち味の差し脚発揮に期待します。

（６）コマサンエースはメムロボブサップより20㎏も重い荷物というのは厳しいですが、大崩れが少ないタイプで昨年の2着馬（790㎏でしたが）ならば、ノーマークにしにくいところ。相手はこの3頭に絞って、「○と▲の2列目を厚めに」して妙味を少しでも追いたいと思います。

3連単 流し
7 ⇒ 1・5・6 ⇒ 1・5・6（6点）
馬連 流し
7 ⇒ 1・5（2点）

浅野 靖典 氏：プロフィール

競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。

ばんえい記念以来休養に入ってた王者（7）メムロボブサップが、７月のサマーカップで復活！初戦から快勝して力の違いを見せつけました。
今回は叩き２戦目、しかもハンデなしの79キロを曳くというのは大きいです。
2021年から４連覇しているこのレースで、これまでで一番軽い重量を曳くわけですから、５連覇という偉大な記録を達成してほしいです。

対抗は迷いましたが、５歳馬（3）タカラキングダムにしました。
４歳シーズン三冠を果たし、古馬重賞戦線に本格参戦した今シーズンはまだ勝っていませんが、強い馬たちと戦って着実に力をつけている印象です。
前走はメムロボブサップ相手に僅差２着。ここも好レースを期待します。

（1）キングフェスタはなかなか古馬重賞を勝ち切れないものの、次世代のチャンピオンになる馬だと思っているのでそろそろ覚醒してほしいところ。 （5）インビクタは重賞で強さを発揮する実力馬。
旭川記念を勝った（4）クリスタルコルド、今季重賞２勝を挙げて一番重い重量を曳く（6）コマサンエースまで。

3連単 フォーメーション
7 ⇒ 3・1 ⇒ 3・1・5・4・6 （8点）

赤見 千尋 氏：プロフィール

平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。

（7）メムロボブサップは昨年このレースを制して、ばんえいグランプリではアサギリの4連覇に並んだ。そして今年は史上初の5連覇を目標に前走で復帰。無難に障害を越えて、最後はタカラキングダムに差を詰められたとはいえ余裕をもってのゴール。今回、別定増量なしの790キロなら障害を失敗することもないだろうし、記録達成の可能性は高い。

（1）キングフェスタは、790キロという重量で障害をちゃんと越えられるかどうか。これまで最高重量は、昨年のポプラ賞、今年のチャンピオンカップと2度経験していて、ともに障害でヒザをついて前の集団から置かれてしまったが、それでもともに2着に追い込んできた末脚はすごい。3月16日の蛍の光賞は785キロですんなり越えていたが、そのときは雪の降る軽馬場だった。今シーズン770キロの北斗賞では障害を完全に失敗して4着。さて今回は......。メムロボブサップからそれほど離されずすんなり越えての末脚勝負なら差し切る場面まで期待したい。ただしこの重量だと北斗賞の2の舞ということも考えられる。一線級相手となるとまだ狙い所が難しい。

（4）クリスタルコルドは、今シーズン当初はやや落ち込んだが、北斗賞3着、そして旭川記念を制して調子を上げてきた。昨シーズンはその2重賞を連勝し、ばんえいグランプリは4着。今回も昨年と同じ800キロでどうだろう。年齢を重ねて昨シーズンより力をつけたと考えれば勝負になる。

（5）インビクタは、例年シーズン序盤は好調で、今シーズンは勝ち星こそないもののここまでの重賞で3、2、2着。800キロくらいまでは難なくこなすことができ、あとはメムロボブサップより前で障害を越えられるかどうか。金曜日現在のピンポイント予報では、土曜日に傘マークがあり、日曜日は雷マーク。馬場が軽くなればこの馬の味方になる。

ばんえい記念2着と健闘した（6）コマサンエースは、ばんえい十勝オッズパーク杯を制し、9歳にして重賞初制覇。その後も好調で、北斗賞を制して旭川記念が僅差の3着。今回、メンバー中唯一別定20キロ増の810キロとなるのは楽ではない。

斎藤 修 氏：プロフィール

NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。

ばんえいグランプリ！絶対的主役７番メムロボブサップの五連覇だ！

現時点でこの馬を◎にしないわけにはいかないだろう。

焦点は2、3着争いだ！（7）メムロボブサップと同世代9歳馬（6）コマサンエース、（5）インビクタ、そして、5、6歳馬達の争いになる。
今回自分は経験豊富な（6）○（5）▲にし△に前走内容が良い（1）、（3）にしました。

暑さが続き調整が大変な季節だと思いますが、得に調子を落としている馬も居なそうなので、力通りの決着になるのではないかと予想します！

3連単 フォーメーション
7 ⇒ 5・6 ⇒ 1・3・5・6（6点）

勝浦 正樹 氏：プロフィール

日本中央競馬会 (JRA) 元騎手。1997年デビュー。
JRAで17勝、地方競馬で5勝の重賞勝利を積み重ね、NHKマイルカップ(2002)と朝日杯フューチュリティステークス(2007)ではGI優勝を果たすなどJRAトップジョッキーの一人として名をはせた。