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2025年12月24日   第48回 名古屋大賞典JpnIII オープンサラ系3歳以上 ハンデ (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第10レース   逃げ込みを図る レヴォントゥレット
"全国公営競馬専門紙協会事務局"

7-1_nagoya.jpg◆中央馬

アピーリングルック…これまで11戦して(5213)の成績。掲示板を外したのは僅かに2回だけ。地道に力を蓄えて前走で初めてのオープン勝ち。この上昇度を侮ってはいけない。ただし、右回り(1013)に対して、左回り(4200)と良績が集中しているのは気になる材料。加えて言えば地方馬場に参戦するのは今回が初めてでもある。小回り向きの先行力があって期待感は十分だが、一方で不安も少々残る。

デルマソトガケ…2歳時に全日本2歳優駿勝ち、3歳になると活躍の場を海外に求めて、UAEダービー勝ち、ケンタッキーダービーは6着までだが、秋にはブリーダーズカップクラシックで2着と大健闘。ここまでは順風満帆だったが、4歳以降は9戦して(0018)とスランプに陥った。前走の浦和記念3着で久々の馬券絡み。あれが再浮上のきっかけになれば、地力が地力だけに怖さが。59でも押さえは必須。

カズタンジャー…初勝利まで10戦を要するなど、今年3月までは一介の条件馬に過ぎなかったが、5月の東京戦で連勝を飾って勝ち味を覚えたか、オープン2着、マーキュリーカップで重賞初Vと頭角を現した。左回り(4220)が得意で、脚質的に広い馬場を好むが、前走の金沢・白山大賞典3着で右回りの小回りにもある程度のメドは付けた。名古屋コースの勝ち方を知る川田騎手なら存分に力を発揮しそうだ。

レヴォントゥレット…デビュー2戦目から4連勝で一気にオープン入りを果たしたが、ここで一旦壁にぶつかり、4着、3着、3着と足踏み。そこで交流戦へ矛先を向けると、次戦で歴史的偉業を成し遂げることになる僚馬フォーエバーヤングと0秒5に粘闘。重賞でも勝ち負けできる力があることを証明した。前走は展開に泣いて11着とデビュー以来の着外負けを喫したが、ここはすんなり行けそうな構成で反撃必至。

◆地方馬

シンメデージー…昨年のこのレースで3着。先着を許したのは今期JpnIを2つモノにしたミッキーファイトとジャパンダートダービー勝ちのあるノットゥルノ。いらゆるGI級と接戦を演じたのは高評価できる。昨年より2キロハンデは増えるが、ダートグレードもすぐに手が届きそうな位置までは来ており、あとは僅かな運があれば? ただ、前哨戦の東海菊花賞で地方馬相手に初の敗戦を喫したのは気掛かり。

キングオブザナイル…メンバーの層の薄い笠松では1900mのオープンでも2着があるが、地元での好走歴から推察すると1400~1500mがベターなのは確か。当地へ転入後に過去2回ダートグレードに挑戦して東京大賞典9着、ダイオライト記念11着と大敗を喫している。ハンデ戦のぶん多少はマシ?だが、どこまで詰められるか。

ベルピット…地元戦6戦全勝で挑んだ昨年のこのレースは9着止まり。ただ、着差は0秒7差だけに悲観するほどの内容ではなかったか。今期は初戦こそ2着と取りこぼしたが、その後は重賞5連勝。いずれも完勝と呼べる桁違いの勝ちっぷりだ。2年連続の出走となる今回は、慎重に構え過ぎた昨年の反省を踏まえ、攻めの姿勢で臨んできそう。斤量も0.5キロながら軽くなっており、昨年以上にやれて良さそうだ。

ラジカルバローズ…B6組を勝ったばかりで挑戦した昨年の東海菊花賞で6番人気1着大仕事をやってのけたが、返す刀で挑戦した昨年のこのレースは8着まで。ただ、着差は0秒7差で着順の印象ほど負けていない。今秋は久々がこたえた初戦こそ4着だが、叩き2走目、得意の距離で1着と変わり身。連覇の懸かった東海菊花賞は3着ながら着実な復調をアピール。52キロのハンデなら上位食い込みがあっていい?

メルト…これまで重賞3勝の実績は今回の地元馬の中では最上位と言えるが、勝ったのは名古屋記念(2回)、梅見月杯といずれも1500mが舞台。昨年の東海菊花賞で2着があるものの、1700mですら勝ち星がないので、距離が延びると強調しづらいものがある。ただ、選定漏れになったとはいえ中京・チャンピオンズカップを目標に調整してきたので状態は悪くないはず。この馬の意外性に一票投じてみても。

◆レース見解

 昨年施行時期が3月→12月に、斤量が別定→ハンデに変更。1着は3歳ながら57.5キロの斤量を背負ったミッキーファイト。同馬は後にJpnIを制することになるのでそれも当然だったか。2着に既にJpnI勝ちのあったノットゥルノ。60キロの酷量を克服してのものだから相も変らず中央馬優勢とみるのが妥当かもしれない。ただ、着差は1着~9着までが0秒7差にひしめく大接戦。最後は実力者が何とか押し切った格好だが、そこまでの底力がないと?という面はあるか。今回の中央馬は実績最右翼のデルマソトガケが前走でようやく復調の兆しを掴んだところ。重賞勝ちのあるカズタンジャーは左回り、小回りへの対応が鍵。アピーリングルックはオープンを勝ったばかり。レヴォントゥレットは重賞やオープンでも善戦はするが勝ち切れない。ハンデ差を生かせば地方馬にも戴冠のチャンスは十分だろう。

◎(9)レヴォントゥレット
○(7)カズタンジャー
▲(2)シンメデージー
△(5)ベルピット
×(3)デルマソトガケ

おすすめ買い目

馬単 9→7 7→9 9→2 2→9 9→5 9→3

 

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