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2025年12月17日 第76回 全日本2歳優駿JpnI【国際交流】 オープンサラ系2歳 定量 (川崎競馬) ツイート
川崎競馬 第11レース 負けられないベストグリーン
“全国公営競馬専門紙協会 事務局”
【中央所属馬の評価】
パイロマンサーは1800m51秒台でデビュー2連勝。2歳馬としても時計も上々だし、前走は馬群に入れての競馬でもきっちり結果を出したのも収穫。小回り1600mは課題だが素質は相当なもの。
タマモフリージアは新馬戦からJBC2歳優駿と連勝。前走スタートひと息も早めに好位置キープできたのも大きかった。川崎の1600mにも対応できれば、ここも突破の可能性は十分ある。
フルールドールは芝1600mの新馬戦4着の後、ダート路線で1・2着。JBC2歳優駿も正攻法の競馬で惜敗だったし、一戦ごとの進境は確か。ここもすんなり前々で流れにのって逆転を狙いたい。
ライフオブラクーンはダート変わりで完勝の2戦目からも素質を感じるし、直線勝負に徹した前走も末脚は光るものがあった。小回り1600mでどう乗るかだが、もつれる展開で怖さはある。
イダテンシャチョウはスピードはいいものがありそうだが、1400mの前走が少しふがいない内容。さらに距離延長は微妙なところで、どこまで抵抗できるか。
【地方所属馬の評価】
北海道のベストグリーンは鎌倉記念も一頭別格の強さでデビューから4連勝。同厩アヤサンジョウタロのJBC2歳優駿3着を物差しにしても、JRA勢を相手に見劣ることはない。ここも難なく突破なら、さらなる飛躍が楽しみ。
アヤサンジョウタロは新馬戦に勝った後は未勝利だが、JBC2歳優駿は地方最先着の0.1秒差3着。相手なりのしぶとさ生かして、ここも見せ場つくりたい。
コスモギガンティアはJRA芝挑戦のアイビーSを除けば、南関では4戦4連対。地元期待の存在なのは間違いないが、ここは相手のレベル上がったしどうか。
バルカニクスは出遅れだとしても同舞台の前走で1分48秒台ではスピード負けの懸念大。ここもさらなる強敵相手に経験積む場か。
【解説者の予想】
アランバローズ以来5年ぶりの地方馬制覇の期待がかかるベストグリーン。4月の新馬戦で2着馬に2秒2差、レコードをマークしての圧巻の勝ちっぷり、その後栄冠賞からブリーダーズゴールドジュニアCと重賞連勝。ひと息いれて臨んだ前走の鎌倉記念では、初ものづくしの上にレース途中から出入りの激しい展開になったが、物ともせず好位から抜け出して2着ハンデンドレイクに4馬身差の圧勝。地方2歳牡馬No.1と言える。JRA勢との初対戦にはなるが、負かした相手が後のダートグレード競走戦で互角に立ち回っていることからも力量面は遜色なく、コースも経験ずみ。来春を見据えここは結果が欲しい。
JRA勢の中心はパイロマンサー。新馬戦、もちの木賞と連勝し2戦2勝。レースぶりも新馬は道中2番手から抜け出す正攻法での勝利、2戦目は道中6番手、砂をかぶる位置どりでも嫌気を出さずに我慢し、直線外めに持ち出し進路がクリアになるときっちり差し切り競馬センスの高さを示した。馬場差はあるが、もちの木賞の勝ち時計はアンモシエラ、デルマソトガケ、クラウンプライドら後の実力馬を大きく上回るものだった。血統的にも父がパイロだけに、今回地方のダートでさらに強さを見せ付ける可能性。
地方競馬を経験ずみの強さが生きればJBC2歳優駿1・2着の2頭も侮れない。タマモフリージアは馬場入り後に膠着とレース前は気難しさをみせ、レースでも発馬は遅れぎみで一角の入りもスムーズとはいかなかったが、4番手にポジションを確保し先行3頭を射程圏に追走、直線鞍上の叱咤にこたえフルールドールをクビ差だけ捕らえた。500キロ超の馬格、牝馬らしからぬ力強さを感じさせるもの。今回GI級でも楽しみは大きい。2着のフルールドールもハイペースの2番手追走、直線もしぶとく伸びてゴール寸前まで抵抗したあたり牝馬離れしたスケールの持ち主だし、ゴールデンサッシュ牝系に父エピファネイアと血統背景も奥が深い。争覇圏。
北海道のアヤサンジョウタロは栄冠賞5着の後、ブリーダーズゴールドジュニアC、サンライズC、JBC2歳優駿といずれも3着ながら確かな実績を積んできた。同厩ベストグリーンとともに上位争いの可能性は大きい。
◎(5)ベストグリーン
○(4)パイロマンサー
▲(1)タマモフリージア
△(2)フルールドール
△(3)アヤサンジョウタロ
おすすめ買い目
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