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2025年11月24日 第28回 金沢ヤングチャンピオン(ジュンライトボル2歳サラ系2歳 定量 (金沢競馬) ツイート
金沢競馬 第10レース 不本意な前走から巻き返しを!グリーゼ
"競馬カナザワ 大井 明洋"
初距離云々や牡・牝馬の有利不利は少ない傾向の2歳王者決定戦。混戦の年に大荒れもあるが、近年で好走率が高いのは、過去10年7勝の道営出身馬、次いで昨年ワンツーを決めた地元デビュー牡馬。一昨年から高額賞金ネクストスターが新設されて様相が変わってきたが、昨年はその上位馬が揃い踏みでも3・4・5着馬がこのレースでは1~3着に、一昨年もネクストスターに出走していなかった馬が勝利。絶対的な存在でない限り1400mから距離が延びて違う展開になると難しいようだ。
さて、今年の主役は圧倒的な3連勝中(3)エムティジーク。追い切り内容や気配からも態勢には全く不安はない。先にも触れた「距離・展開の違いを克服できるか」だけと言えるが、他も簡単には逃がしてはくれないはず。その点でも逆転の可能性があるのは道営1勝馬。ネクストスターで完敗を喫した(5)グラシアレス、(6)グリーゼだが、距離適性に関してはエムティジークより上のはずで、今回の方が態勢も上げてきたのではと映るほど。特に真っ向勝負で敗れたグラシアレスと違ってグリーゼは内からの展開に嫌気がさしての4着。個人的な話だが前走も◎はグリーゼだった。力を出し切って負けたわけではないのだから、引き下がることはできない。レースの鍵を握るのは上記3頭と初対戦となる道営新馬勝ち・OP勝ちの実績一番(7)サノノサルバドール。ただ、前々走のモロさ、そして前走の勝ち方などを思うと気性・距離に不安を覚えるだけに△印に留めた。走力的には4頭での決着になりそう。あり得るとしたら、いずれかが崩れた時の(8)リュシエンヌ、(9)ムムターズショコラ、(1)イネスティマブル辺りの3着浮上。
◎は(6)グリーゼ。出負けから馬場的に不利なハイペース外3番手、流れは勝ち馬(次走の笠松も勝って重賞3連勝中)に向いた全国交流シンデレラカップ2着は中身濃く、他馬が同じ芸当ができたと言われると難しかったはず。案外だった前走ネクストスターは気性的に1枠からの展開が敗因と思われる。道営オープンで1700mを2度経験済(5着・3着)は大きな強味。違った枠順と展開、そして好追い切り消化なら、変わり身は十分あり得る。
○は(3)エムティジーク。心身の幼さが抜けて発馬改善が大きい3戦目からの3連勝。前々走・石川テレビ杯は破格時計だったし、2開催パスの日程で体重は大幅に増えていた前走ネクストスターも道営出身「刺客」のマークを振り切ってみせた。この強さは疑う余地なし。姉2頭はともかく、母の弟妹4頭は中央1800m以上で勝ち星と母系だけ見れば距離延長は心配ない。仕上げは万全、マークは更に厳しくなる立場になっての他馬の出方・自身の気性面に尽きる。
▲は(5)グラシアレス。道営認定アタックの大外を回した大味な勝ち方、芝重賞など2000m以上の好走馬多い母系、体つきを見ると、コントロールさえ利けば距離が延びた方がむしろいいはず。ポンと2番手で(3)エムティジークをマークする2番手は嬉しい誤算だった前走だが、馬場傾向やスピード勝負で負けた感も強い。その後の調整ぶりも問題なく、吉原騎手で2本の追い切り。逆転もあり得る舞台と態勢。
△は(7)サノノサルバドール。1000mではあるが道営で新馬・オープン2勝の実績は(6)グリーゼ、(5)グラシアレスより上。ネクストスターを狙って転入したものの前の開催が不成立になり出走不可・スライドとなる誤算があったとはいえ前々走2組での敗戦、3角から追いっぱなしだった前走勝ち方を見ると、気性とコーナー増1700mに不安を覚える。ブリンカー着用など対策を施して、どのくらい変わってくるか、違った戦法・走りができるかが焦点に。
注は(8)リュシエンヌ。スタートで外にヨレても今季一番時計の新馬勝ち。素質は世代屈指ながら2度の小休止後は伸び悩んでいるが、砂を被る経験を積んで前走はイン追走から直線詰める姿勢は見せて一歩前進。母系は距離OK、状態的にも上昇余地あり、大駆けがあるとすれば、この馬。
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