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2025年4月20日 第6回 ノトキリシマ賞3歳 牝馬サラ系3歳 定量 (金沢競馬) ツイート
金沢競馬 第10レース 本来の実力を出す時が来た!エムティパル
"競馬カナザワ 大井 明洋"
力量差が大きいメンバーになりがちで平穏な決着が多い重賞だったが、一昨年の第4回から「金沢デビュー馬」の縛りが外れて少し様相が変わってきた。一昨年こそ順当な決着も、昨年は3着に伏兵台頭。さて今年。脅威になるほどの新勢力は見当たらず、昨年からトップ戦線を賑わせた馬たちの争いになりそうだが、人気馬が順当勝ちだった過去5回と違い、これまで各馬の対戦は勝ったり負けたりで、上位拮抗ムード。レースの鍵は展開とデキの変化。今季、有力馬が多く対戦したのは開幕開催の3月16日・若駒賞で、快勝したのは(5)ビバロジータ。当然、1番人気に推されそうだが、ここに直行ローテになったのはギリギリの馬体だった点。昨年からのゲート駐立の悪さ、同厩の快足(7)モカチャンがいることでの展開の違いを考えると、配当妙味のある違う馬を狙う方が得策と判断。日によって違った先週の傾向、中間の砂補充を見ると、どの脚質が有利になるかは何とも言えないものの、割と速いペースでバラけるような隊列になると見て予想を組み立てた。
◎は(12)エムティパル。今季は若駒賞8着→JRA交流6着と案外。昨年のネクストスター5着時も見られたが、肝心なところで気の悪さを出しているかのレースぶり。前走時は追い切りでも内ラチ沿いまでササってしまっていた。この気性面・操縦性の改善が鍵も、世代屈指の能力は昨季の2勝・重賞2着・3着で実証済み。何より2月の積雪で本馬のような冬季在厩馬は仕上げの難しさがあった。使う毎に上昇が見込め、今度は中1週の連戦。バラける隊列なら大外枠でもロスは軽減しそうで、変わり身に期待。
○は(2)ショウガマッタナシ。ネクストスターの覇者。7着と崩れたヤングチャンピオンは重い斤量・1700m、そして頑張ってきた疲れも敗因。本馬も在厩での越冬。3月に順調さを欠いて始動が遅れて前回A2組も何とか出走態勢が整ったという段階だったが、ひと叩きして青写真通り上向いて迎える適距離の牝馬限定戦。前目に付けつつ自在に運べるのが最大の強味でもあり、本領発揮なら勝ち負けに。
▲は(7)モカチャン。デビュー連勝の好時計圧勝を見ても、金沢デビュー馬の中では一番の快足馬。昨年夏はケガで休養、距離も長かったヤングチャンピオン4着後は連続取消と順調さを欠いたが、立ち直ってマイペースなら開幕2組1400m圧勝は当然。前走の笠松遠征こそ相手と展開も厳しくて崩れたが、その後も追い切って連戦できるのは昨季と違い状態に不安がない証拠。ベストの1400mより少し長い距離を耐えられれば逃げ切りまで。
△は(5)ビバロジータ。転入初戦だった昨夏の石川テレビ杯は逃げて3馬身差完勝。ゲート駐立の悪さと1700mで2着・8着と足踏みも、12月は後手を踏んでも差し切ったし、前走を見ても普通に走れば走力一番。ただ、今春は体が細く映るし、中間も馬体維持に苦労しているように思える。しっかり追い切って臨んではきたが、当日の馬体重などを見て判断したい面はある。
注は(8)エムザックドリーム。ショウガマッタナシを撃破して9月のくろゆり賞を勝った後は厳しい競馬のダメージで馬体減・下降。立て直した効果+ベストの逃げなら若駒賞2着も驚けず、馬体減・ハナ切れずの前走JRA交流4着も悪くない。中1週での馬体維持と先行争いをクリアできれば上位争いに加われる。
穴は(9)オンリーモーガン。3着争いまでの開幕開催・若駒賞は冬季在厩ゆえ追い不足。本当に良くなるのはこれからのはず。転入当初の乗り難しさ・レース運びは改善中の道営1勝馬。前が厳しくなる展開になれば、昨年12月のビバロジータ、エムティパル相手の2着2回の走りも再現可能。
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