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2025年4月16日   東京スプリント (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   ガビーズシスターがスプリント路線の主役になる 
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

14-1_ooikeiba.jpg【中央所属馬の評価】

 ガビーズシスターの前走リヤドダートスプリントの勝ち馬は昨年ブリーダーズカップスプリントの覇者。相手が強力だったが、初の海外遠征と思えば3着でも上々だろう。カペラステークスの勝ちっぷりは鮮やかだったし、短距離路線で今後の飛躍が楽しみな馬。

 サンライズホークは昨春の黒船賞大敗後はリズムが狂った印象だったが、ここにきて軌道修正。特に前々走兵庫ゴールドトロフィーはハンデ差も考慮なら負けて強しの内容。久々の1200m戦でも流れにのれるかが焦点。

 ダノンスコーピオンはマーチSに続きダートに照準で距離短縮で進境みせられるかどうか。前走も着外というほどは負けていないし、NHKマイルカップを勝った後は連対もないが、GI馬の底力を示したい。

 エートラックスは唯一の大敗が昨秋の東京盃。流れにのれないまま精彩を欠いたが、昨春チカッパを完封して兵庫チャンピオンシップ快勝。当時の鞍上モレイラ騎手とのコンビ復活で、変わり身あるか。

 ラプタスは大井1200mのダートグレード競走は2戦いずれも掲示板。走れない条件ではなさそうだが、昨年は混戦に乗じてのサマーチャンピオン2着が目立つ程度で、戦力そのものは平行線。

【地方所属馬の評価】

 イグザルトはフジノウエーブ記念を7馬身差快勝。レコードに0.3秒差のタイムも圧巻だった。JRA時は3勝クラスで足踏みも地方ダートが合ったか本格化を思わす充実ぶり。今度はダートグレード競走でも軽くは扱えない。

 ティントレットは昨夏の優駿スプリントが文句なしの快勝で、続く北海度スプリントカップも出遅れを挽回して健闘。ダートグレード競走でも可能性を感じたし、それだけに前走フジノウェーブ記念は物足りないが、1200mに戻って見直したい。

 エンテレケイアは重賞連勝の勢いに乗って臨んだ昨秋の東京盃も逃げて見せ場。暮れのゴールドカップ以来と今年緒戦になるが、息できているようなら、すんなり前々をさばいて怖さある。

 マックスは見せ場なく終わった前走をどう評価するかだが、昨秋の東京盃はチカッパとシャマルに割って入る2着。調子落ちでなければ巻き返しあっても驚かない。

 ギャルダルは昨年のこのレース地方勢最先着。秋の東京盃も悲観する内容ではなかった。フジノウエーブ記念は3連覇ならず着外に終わったが、決定的な差までは感じない。

 デュアリストはいきなり準重賞勝ちの転入初戦が鮮やかだった。続く前走も逃げて十分な見せ場があった。地方転入でひと花ありそうだし、1200mに戻るのも歓迎。ダートグレード競走でも侮れない。

 ボイラーハウスはフジノウエーブ記念2着には驚かされたが、前走もこの馬なりに健闘。状態よさそうだが、さすがに相手のレベルが上がった。

 ギガースは前走凡退は距離と割り切れそう。ダートグレード競走入着の兵庫ゴールドトロフィーは及第点。南関限定とはいえ1200mは4戦4連対と適性が高いし、距離短縮で巻き返しに力が入る。

 グランデマーレは使うだけの情勢が続いているし、一変までの根拠に乏しい。見送りが妥当だろう。

 マザオはフジノウエーブ記念3着までだが、格下の身ながらも正攻法で見せ場十分だった。目下の充実には目を見張る。現状でどこまでやれるか。

【解説者の予想】

 ガビーズシスターはここまで通算【5-1-1-2】だが、着外2回はいずれも芝。ダートの1000~1200mでは【5-1-0-0】の戦績。特に前々走のカペラステークスは当時3歳、重賞初挑戦ながら難なく克服しての勝利。このレースは結果的にレースレベルも高かったようで、2着クロジシジョーは先日のドバイゴールデンシャヒーンで4着と健闘、自身も前走のサウジ・リヤドダートスプリントでは昨年のブリーダーズカップスプリント馬には離されたものの中団から脚を伸ばし、2着に半馬身差の3着と好走している。帰国緒戦で状態面は気になるが、続けて使えるなら影響はないだろう。ここはきっちりと結果を出してこの路線の主役を確定したい。

 顔ぶれから地方勢も上位の可能性は高そう。前走フジノウェーブ記念で道中3番手から一頭別次元の脚をみせて7馬身差圧勝のイグザルト。1400m1分24秒1の勝ち時計もレコードから0.3秒差と優秀なもの。その前走の勝ちっぷりからもベストは1400mで、本質的に1200mは1ハロン短い印象も、道中の流れにうまく対応なら勝機も十分。

 前4戦3・5・2・2着のサンライズホークは、特に59キロを背負いながらハナ差惜敗の前々走兵庫ゴールドトロフィーが秀逸。長らく続いた低迷からようやく脱した感もあるが、今回はオープンクラスでは結果の出ていない1200m戦への対応がカギに。

 ダノンスコーピオンはダート転向後2戦目で一気に距離短縮し、鞍上には笹川騎手を起用。これが起爆剤となれば。エートラックスは前2戦、差を付けられての3着、5着。距離短縮と昨年兵庫チャンピオンシップを制したときの鞍上・モレイラ騎手の手綱で、これが詰まるかどうか。ティントレットは昨年の優駿スプリントが文句なしの快勝で、北海道スプリントカップは出遅れを挽回しての3着。前走はひと息も1200mに短縮で見直し。マックスは大敗の前走をどう取るかだが、昨年の東京盃からも巻き返しがあって不思議はない。

◎(15)ガビーズシスター
○(1)イグザルト
▲(3)サンライズホーク
△(9)ダノンスコーピオン
△(11)エートラックス
△(6)ティントレット
△(8)マックス

おすすめ買い目

馬単 15→1 1→15 15→3 3→15 15→9 9→15 1→3 3→1 15→11 15→6

 

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