おすすめ注目レース

2025年3月17日   チューリップ特別A2サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第12レース   ベテラン健在 メガゴールド
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg 4日目、最終日のメインはA2組で行われるチューリップ特別。今開催も名古屋競馬は波乱のレースが続出、記者としては競馬エース購読者の皆さんにあまりお役に立てず、自らの力不足を痛感しているところだ。更には日曜のまとまった降雨の影響により、馬場状態も微妙に変わってきそうう。その辺りを読むのが困難だけに、やはり当日の前半レースの動向をチェックしてもらう必要はあるだろう。ただ、現時点でそんなことを言っても仕方がないので、ここはオーソドックスに各馬の能力比較を軸に予想することに。
 昨年11月に戦列復帰後は2戦目から3連勝と好調の波に乗るメガゴールド。550キロを優に超す巨漢とあって、捌きが大きくて器用さには乏しいが、外めを伸び伸びと走り、馬力勝負に持ち込めば簡単に崩れない特性がある。1700mあれば不足はないし、外めのいい枠を引いた。手替わりも今井騎手ならしっかりと追って存分に持ち味を発揮してくれるはず。この組み合わせなら力上位の見立てで主力視でいいだろう。ただし、伸び盛りの4歳馬リアルペガサスは強敵だ。転入後は(4310)の堅実派で、敗れた4戦のうち2つが超新星メイショウタイセツ。いずれも完敗の格好だが、正月の新春盃当時よりは前走の方が着差を詰めたし、この馬自身も力を付けているのは確か。馬場が軽くなって機動力、一瞬の切れ味の比較ならメガゴールドよりも上かもしれない。最も怖い1頭だろう。地力という面ではダンネワード。昨夏の充実ぶりは目を引くもので、A1b組で1着、昇竜戦で2着(重賞勝ち馬メルトとタイム差なし)はかなり優秀。問題なのは7カ月ぶりで若干長い1700mという点で、この馬が後続騎手のマークから外れることはないだけに、直線で甘くなりそうな予感が。力であっさりがある一方、圏外に去るまで両極端かも。これと対照的なのはタイクーンバゴで、近走の手堅いレースぶりから大きく崩れる心配はないだろう。目下の出来の良さならば大駆けがあってもと欲を張りたいところだが、決定力に秀でたものはないので、あくまで連対候補といった感じか。他ではララエフォールだが、中央2勝馬で、このぐらいの距離も向きそう。転入後のレースぶりから流れが合えば一発あっていいが、目下の体調でどこまで求めていいか。もう少しビビッときた時に大きく狙ってみたい。というわけで、3連単を買うのであれば(9)(3)を1着目に、(2)(10)を2着目に加えて、(1)を3着目の穴でというのはどうか。

◎(9)メガゴールド…2月13日に行われた姫路・白鷺賞で昨年4着のリベンジを狙ったが、選定から漏れて地元へ。適鞍なら負けられないとばかり早め先頭から押し切って3連勝を飾った。冬場が稼働期のタイプで引き続き好調を保っており、A7組→A5組→A4組、そして今回はA2組と徐々に条件は上がってきたが、降雨の影響で極端に時計の速い決着にでもならない限りは好勝負必至だ。主戦の宮下騎手は他馬を選択したが、代打・今井騎手というのは心強い。遺憾なく力を発揮してくれるだろう。

○(3)リアルペガサス…中央未勝利から転じて初戦こそ3着(0秒1差)ながら、2戦目以降は(4300)とパーフェクト連対。このうち2つは目下8連勝と飛ぶ鳥を落とす勢いのメイショウタイセツが相手だ。同馬は今週木曜の笠松・マーチカップでも有力視される逸材だけに、前走の0秒8差完敗は気にしなくていいか。4角で捕まえかけて直線で引き離されながらも2着はガッチリ死守した辺り、この馬も着実に地力を強化していると言えそう。この組み合わせなら引け目はなく、勝ち負けの期待。

▲(2)ダンネワード…昨年5月に約1年ぶりの勝利。勝ち味を覚えてからは上昇気流に乗って8戦で(5102)の大躍進。ついにはA1b組を勝って、続く昇竜戦でもメルト(当時は重賞2勝)とタイム差なしの2着と好走した。昨夏8月以来でこの馬には若干長い1700m。その辺りを考慮するとやはり息切れの不安はあるが、一方で、このクラスにしては徹底先行型が不在でマイペースで運べる公算は大きい。期待半分不安半分といった情勢だが、地力の高さを考えるとやはり警戒は怠れない。 

△(10)タイクーンバゴ…昨年9月に戦列復帰して、3戦目のB5組で3着と馬券に絡んでからは3走前まで(3320)と安定感抜群のレースぶりでA3組で2着するまでに飛躍を遂げた。ただ、ここ2走は4着、4着。前走は中央1勝クラスとの交流戦だけに仕方ない面はあるが、決定力の差が出始めたか。とはいえ、出来に関しては今がピークかと思えるほど。流れがかみ合えばここでも争覇圏内の1頭と言えそう。

×(1)ララエフォール…転入後で崩れたのはダートグレードに挑戦した佐賀記念7着だけ。地元の適鞍に戻って変わり身を期待された前走は4着止まりだが、発馬で後手を踏み、前後半が54秒4-49秒3という極端な上がり勝負を考えれば2着のリアルペガサスと0秒3差なら悪くない。攻め気配はもうひとつピリッとせず良化の余地を残す段階だが、それでいてこれだけの走りはできている。追い比べなら怖さがある。

おすすめ買い目

馬単 9→3 3→9 9→2 2→9 9→10 10→9 9→1 1→9

 

※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

 

地方競馬ならオッズパーク競馬